年頭所感

アールエスコンポーネンツ 代表取締役社長 兵頭克邦

新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり一言ご挨拶申し上げます。

2010年上半期はエコポイント等景気浮揚政策の実行による内需拡大や比較的好調に推移した輸出に支えられ景気回復が進みましたが、夏場以降は急激に進んだ円高や景気浮揚策の打ち切りに伴い景気の先行き不透明感がでてまいりました。私どもの主要マーケットであるエレクトロニクス業界もスマートフォン・薄型テレビ・ハイブリッド自動車等が牽引車となり大きな回復を遂げましたが、世界同時不況前のピーク時の水準に戻ったとは言えず、先行きの停滞感もでてまいりました。

このように2010年は変化の多い年でしたが、私どもRSグループはお客様中心主義を徹底し、様々な新しい提案を続けた結果、日本を含むアジア太平洋地域で二桁の成長を遂げることができました。

具体的には、まずお客様のニーズに合致したより多くの新製品・サービスを投入いたしました。とくに半導体や電気電子部品は、新商品をお求め安い価格で大幅に拡充した結果、取り扱い製品は30万点(2010年12月現在)となりました。

次にエンジニアの皆様の生産性向上に貢献すべく、「RS iPhoneアプリ」、「3DCADデータ」の提供や、「Component(コンポーネント)Chooser(チューザー)」、「Design(デザイン)Spark(スパーク)」、「Design(デザイン)Spark(スパーク)PCB」等テクニカルツールの提供を開始いたしました。

本年は、「価格を超える満足を、エンジニアへ」の旗印のもとに、エンジニアの皆様の更なる利便性向上や柔軟な価格対応とスピーディな納期によるトータルコストの削減など、弊社ならではの価値・サービスをお届けしてまいります。

  • 日本企業の海外拠点サポート: 世界27ヶ国に拠点を持つグローバル企業である強みを生かし、日本の製造業の海外拠点における電子部品の調達にも、日本同様の高品質なサービスを提供。
  • グローバル在庫の活用: 欧州、アジア、アメリカなど世界中のRSグループの倉庫に在庫している売れ筋商品30万点を販売。在庫情報、リードタイムのリアルタイム表示、納期の短縮を行い、確実な配送を実現。
  • サプライヤー様との協業強化: 国内外の戦略サプライヤー様(主要40社)との関係を強化し、顧客エンジニアの皆様のご要望に応えるとともに、サプライヤー様の生産性向上やトータルコスト削減での競争力強化をサポート。

2011年も弊社はお客様の声に真摯に耳を傾け、お客様の満足度を上げることに徹底的にこだわって活動を行い、持続的な成長を実現する所存でおります。皆様の期待にそえるよう社員一丸となって頑張ってまいりますので引き続きご支援頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。