日本サムスン DMAチーム チーム長および部長 宮田隆氏

オリンパスビジネスクリエイツと日本サムスンは12月15日、デジタルサイネージシステムによるASP型レンタル絵画配信サービス「SignageMuesum」を12月24日より開始すると発表した。

日本サムスン DMAチーム チーム長および部長の宮田隆氏は、「デジタルサイネージ市場は成長を遂げており、それに伴い当社の売上も伸びている。ハードウェアベンダーがハードウェアだけを売る時代は終わった。これからはハードウェアの使い方を提供していかなければならない」として、今回の協業が同社のソリューション提供に対する積極策であることをアピールした。

オリンパスビジネスクリエイツ 事業推進本部事業戦略統括部 シニアマネージャーの原田健太郎氏も、デジタルサイネージ機器のパートナーとして日本サムスンを選んだ理由について、「新たな市場やサービスを開拓していこうという姿勢、企業風土を感じたため」と説明した。

オリンパスビジネスクリエイツ 事業推進本部事業戦略統括部 シニアマネージャー 原田健太郎氏

同サービスはオリンパスビジネスクリエイツのデジタルサイネージ・ソフトウェア「SignageCreator」の機能を、絵画配信用に特化したうえでサムスン電子製ディスプレイに対応させたもの。

サービスに加入することで、ユーザーは1セレクション当たり20作品の西洋・日本美術の名画の配信を受けることができる。作品は月単位で変更可能。サービス開始時点で利用可能なセレクションは、横型の配信が「印象派名作選」「ルーヴル美術館名作選」「オルセー美術館名作選」「オランジュリー美術館名作選」、縦型の配信が「ルノワール名作選」「ナショナルギャラリー・ロンドン名作選」「モネ名作選」となっている。

2011年3月までには、9セレクションが追加され、計16セレクションが提供される予定。

利用する絵画やBGMの選択などは、PCから専用ポータルサイトにログインして行う。

原田氏は同サービスについて、「場の価値を向上することができるサービス。"半歩先を行く"デジタルサイネージを提供していきたい」と語った。

SignageMuesumの仕組み

SignageMuesumで提供される絵画コレクション

一方、同サービスで用いられる日本サムスンのLEDバックライト搭載の液晶ディスプレイは40型の「400EXn」、46型の「460EXn」、55型の「550EXn」と3モデルだ。これらの特徴は「Windows Embedded Standard 2009を内蔵コントローラに搭載していること」と、宮田氏は説明した。

コントローラを内蔵していることもあり、3製品は従来製品に比べて60%から70%の薄型化が実現されているほか、電源コードとネットワークケーブルさえあれば設置が可能だ。

加えて、3製品は設置形式として縦と横のいずれにも対応しており、「これはテレビではできないこと」と同氏。

さらに、従来製品に比べて33%から45%の低消費電力化が行われており、低発熱となっている。

絵画コレクションを映し出した日本サムスンのディスプレイ

同氏は「現在、縁が薄くなったこともあり、マルチディスプレイが好調。当社のマルチディスプレイは変形させて使うこともできるが、これらを複数組み合わせて日本絵画を配信した"屏風型"のディスプレイなど、新たなことにも挑戦していきたい」と、今後の展開についても言及した。

同サービスの利用料金は、1年契約で1ヵ月当たり2万5,00円となっている。加えて、オプションとして、「企業紹介カスタムコンテンツ」がある。同コンテンツは1分程度のカスタマイズできるコンテンツで、企業情報、社長メッセージなどの利用に適している。同オプションの料金は初期制作費用が1コンテンツ当たり15万円、月額費用が1万5,000円。