千葉県 幕張メッセにて開催された映像・放送業界向けの展示会「Inter BEE 2010」。この出展アイテムのなかから、クリエイター注目の動画撮影関連アイテムを紹介。今回は、一眼レフカメラをビデオカメラのようにしてしまうカメラサポートシステム「Zacuto」を紹介する。

一眼レフカメラをビデオカメラのように扱う「Zacuto」

完成度の高さから人気のカメラサポートシステム「Zacuto」。一眼レフカメラがまるでビデオカメラのようなカタチに変身する

一眼レフカメラにさまざまなアクセサリーを取り付け、まるでビデオカメラのようにしてしまうサポートシステム「Zacuto」。最近各社から発売されているが、米国のZacutoは老舗。正規輸入販売店 ノビテックのブースではZacutoでカスタムされた一眼レフカメラ「EOS 5D Mark2」が展示されていた。一見すると以前の商品と変化はないが、細かい部分でバージョンアップがされている。例えばカメラ背面の液晶モニターに取り付ける「Zファインダー」は、従来は粘着テープで台座をカメラに貼り付ける必要があった。しかし、最新のZファインダーは三脚固定用のネジで装着できるため、カメラ本体を痛めなくて済む。さらにZacutoとカメラ本体を取り付ける部分も、いままではドライバーとネジで固定していたが、今回の商品ではクイックシューとなり、指だけで簡単に取り外せるようになっていた。

右側が従来のZファインダーで、左が新型のZファインダー。新型には下部にプレートがついており、ここにカメラ本体を乗せるのでネジだけで固定可能

カメラ下部の赤いツマミがクイックシュー。手で簡単に操作できるので、カメラの着脱がラクになった

こちらはiPhone用の新商品。ロッドを延長すれば高い位置からの撮影も可能

Zファインダーの応用例として、iPhoneでも使えるとのこと。炎天下の撮影時には効果的