Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Net Applicationsの報告によれば、2010年6月現在における画面解像度の割合は1024x768が24.27%と4分の1ほどを占め、それに1280x800の17.98%、1280x1024の10.83%、1440x900の8.15%、1366x768の6.29%が続いている。シェアの上ではまだ2.22%しかないフルHD(1920 x 1080)だが、廉価になってきていることから今後その割合はさらに増えることになるとみられる。

解像度 割合
1024 x 768 24.27%
1280 x 800 17.98%
1280 x 1024 10.83%
1440 x 900 8.15%
1366 x 768 6.29%
1680 x 1050 5.50%
800 x 600 2.44%
1920 x 1080 2.22%
1920 x 1200 2.17%
1152 x 864 2.13%
1280 x 768 1.68%
1600 x 900 1.68%
320 x 396 1.31%
1024 x 600 1.29%
1280 x 720 1.01%

ディスプレイはここ数年、ワイド化の傾向を見せている。ノートPCやネットブックにもそうした傾向がみられる。このように横長のディスプレイを使う場合、アプリケーションのUIもワイドディスプレイを前提にしたものの方が都合がいいことがある。ブラウザのタブの表示位置などは、そうしたディスプレイ縦横方向の影響を受けやすい部分。横長のディスプレイであれば、タブは上ではなく横にあったほうが都合がいいことがある。

通常UIのChrome 6開発版

サイドタブで起動したChrome 6開発版

起動オプションに「--enable-vertical-tabs」を追加

タブの上で右クリック、ポップアップメニューから「Use side tabs」を選択

Firefoxであればエクステンションをインストールすることでサイドタブを実現できる。この機能はChrome 6開発版にも用意されている。Chrome 6開発版の起動時に「--enable-vertical-tabs」オプションを追加しておくと、タブの上で右クリックして表示されるポップアップメニューに「Use side tabs」という項目が表示されるようになる。これを選択するとサイドタブUIが表示される。

サイドタブでは、同時に開くタブの数が増えてもタイトルが隠れないといった利点がある。また、タブのグループ化や階層化も表現しやすくなる。フルHDなどのワイドサイズのディスプレイもそうだが、こうしたサイドタブUIはネットブックのように縦方向が短いディスプレイを有効に活用する場合にも効果が見込める。