アットアロマ、東京大学生産技術研究所、コクヨ・RDIセンターは12月1日、共同で実施したオフィス空間で天然アロマを活用した温熱環境の快適性と省エネルギー化を両立させる実証実験の結果を発表した。

実験で用いられたアロマ噴霧機器

同実証実験では、アロマ噴霧機器を用いて体感温度に影響を及ぼすとされる天然成分を含んだアロマオイル「ECO air ~CoolFeel Aroma ~」をオフィス空間で噴霧して、POE測定(空間の快適性評価測定)を行い、測定した物理データとアンケートによる心理データから、アロマの省エネルギー効果を考察した。

今回、8月17日にはアロマを噴射せず、8月27日にアロマを噴射して比較した。8月27日の室温は8月17日と比べて1.3℃高く、PPD(予想不快者率)は約2倍(22%)と考えられるが、アンケートによる熱環境の不快者率は4%と、予想よりも大幅に下回った。このことから、オフィス空間での熱環境の快適性維持に、アロマが効果的に作用したと考えられるという。

実験の効果測定結果

また、電力とCO2の削減に関する実験は、コクヨの実験オフィス「エコライブオフィス品川」で行われた。同オフィスは、企業におけるCO2排出量の削減をするとともに、環境を意識しながら創造性・生産性を高めることを目指している。

コクヨのエコライブオフィス品川

その結果、快適性を向上するアロマの効果によって夏期空調条件を1.3度緩和した場合、「電力削減効果が3万5,895 kWh/年」、「冷房削減費用効果が57万円/年(m2当たり395円/m2年)」、「CO2排出量削減効果が12.17t-CO2/年(m2当たり11.38kg-CO2/m2年)」であることがわかった。

今後、冬期空調条件でも同様の実験が予定されている。