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Opera Software |
Opera's site patchingにおいてHallvord R. M. Steen氏がOperaのサイトパッチ機能について言及している。Webサイトは標準規約にしたがって作成されるべきだが、実際はそうではない。このため代表的なWebブラウザはおかしな表記を是正したり表示モードを変換する方法を提供している。Hallvord R. M. Steen氏が紹介する各Webブラウザのサイトパッチ機能は次のとおり。
- IE8: IE7モードでレンダリングする必要があるサイトのリストを保持し、リストにしたがってレンダリングモードがIE7互換モードに切り替わるようにしている
- Google Chrome: Hotmailに対してエージェントを詐称している
- Safari: 明かにされていないがサイトに特化した処理がある模様
- Firefox: User Agent Switcherエクステンションでエージェントの詐称が可能
- Opera: ユーザエージェント詐称機能とBrowser.jsによるサイトパッチ機能を提供
Webサイトのデータが標準規約にしたがっていない場合や、JavaScriptのコードにバグがあって意図したとおりに動いていないとしても、それは作成側の責任であってWebブラウザの責任ではない。しかしそうも言ってられないのが現実であり、優れたユーザエクスペリエンスを提供するには可能な限りブラウザ側でも対応するというのがOperaのスタンスだという。OperaはOpera 8.01からサイトパッチ機能を提供しており、種々の調整を随時おこなっている。修正されるサイトはBrowser JavaScript Explainedに説明されており、日本のサイトもいくつかエントリされている。
こうしたOperaのサイトパッチ機能はあまり知られていないそうだが、PCに限らずモバイルデバイスについても適用されているという。たとえば任天堂のWiiやDSi、Windows MobileのOperaやSymbian、BREWなどのプラットフォームに対しても提供しているという。
サイトパッチ機能の最大の問題は、問題があるサイトを分析して対処方法を検討し実装するということにかかる時間の長さだという。世界中のサイトに対して適用することになるうえに、パッチを開発している間にそのサイト自身が変更されていくため、いたちごっこというわけだ。IE8で導入されたサイトリストの作成も似たような取り組みで、Hallvord R. M. Steen氏はこれまで取り組んできたサイトの名前も多くデジャブを覚えると述べている。
Hallvord R. M. Steen氏はOperaコアチームにおいて互換性などに関するQAの活動をおこなっている。Operaサイトパッチ機能のメンテナでもある。Hallvord R. M. Steen氏の修正作業は今後も収束することなく続くことになるようだ。
