Yahoo! Japan Tech Blogにおいてエンジニアにもわかる「ユーザーインタフェース設計」のタイトルのもとUI設計に関する話題がまとめられている。UI設計に関する詳細がまとめられているのではなく、UI設計がどういったものでエンジニアはどうとらえるべきかという入門的な話題がまとめられている。
ある程度のサイズのプロジェクトでは、UIデザインはラフスケッチや機能要件を定義したあとはデザイナに任せることが多い。デベロッパはデザイナのあげてくる画面イメージとすり合わせをおこないながら実装を進めていく。Webページとビジネスロジック、データを分離するためのフレームワークやテクニックも多く存在するし、こういったやりとりをカバーするためのアプリケーションとしてAdobe Catalystの開発も進められている。なおごく少数のチームや単独で開発している場合にはデベロッパがUI設計も担当することも多い。
開発そのものに対してはすでに多くの開発方法論が研究され整理されている。組織の構造や運用方法といった広い範囲から、デザインパターンやフレームワークといった細かいところまで、共通の表記方法としてUMLを採用し、開発ツールには◯◯を採用するといったように各分野ですでに経験と実績がつまれノウハウとしてまとめられている。
しかしこれがUIデザインということになると学術性が減り、デザイナに丸投げというケースが多い。Smashing MagazineやSitePointのようなWebデザインのトレンド分析とまとめを掲載するサイトも数多く存在するが、デザインテクニックをまとめるといった領域がメインで、UI設計という話には深くは踏み込まない。
エンジニアにもわかる「ユーザーインタフェース設計」ではUI設計の走りが紹介されているが、これから効率のいいRIA開発を実施していくとなると、UI設計がこれまでよりもますます重要になってくる。RIAが浸透しUIが複雑になってくればくるほど必要性が高くなる。そういった意味でエンジニアにもわかる「ユーザーインタフェース設計」の内容は開発者がUI設計がどういったものであるかをイメージとしてとらえるうえでわかりやすい。