ユニクロが国際的に展開しているWebプロモーション「UNIQLOCK」がカンヌ国際広告祭のチタニウム部門とサイバー部門でグランプリを受賞した。カンヌ国際広告祭は全9部門からなる世界最大級の国際広告賞。受賞者に授与されるトロフィーがライオンを象ったものであるため通称「カンヌ・ライオン」とも呼ばれる。この受賞により同社のUNIQLOCKは、米国の広告賞であるCLIO AWARDS、One Showのインタラクティブ部門でのグランプリ受賞とあわせ世界三大広告賞の受賞を達成した。

ユニクロのキャンペーンサイトUNIQLOCKの最新版でキャンペーン第三弾となる「20 COLOR T-SHIRTS」編

UNIQLOCK第一弾「ドライ」編(左)、第二弾「カシミヤ」編(右)

カンヌ国際広告祭のチタニウム部門は総合キャンペーン部門として既存メディアの枠にとらわれない広告アイディアを競う部門。部門が設立された2006年には、日本の「デザインバーコード」が受賞している。サイバー部門は1998年に設立されたインターネット上のマーケティングやキャンペーンの独創性を評価する部門だ。

UNIQLOCKは2007年6月から始まった同社のプロモーションキャンペーンサイト。ユニクロの服を着た女性たちがダンスをする映像が時刻と共に変化するというもので、ブログパーツとしても配布されている。プランナー/クリエイティブディレクターはProjector代表の田中耕一郎氏。映像に使用されている音楽はFantastic Plastic Machine(田中知之)によるもの。使用曲は今回の受賞を記念して23日より着うたとして同社の携帯電話サイトで無料配布されている。