米Googleと中国インターネットポータル大手の新浪は11日、戦略的提携を結んだことを発表した。新浪はGoogleの検索エンジンを自社ポータルに組み込み、広告技術を利用する。今後はニュースなどのコンテンツでもGoogleの技術を利用する計画だ。

この提携の下、新浪は自社ポータルにGoogleの検索エンジンを組み込む。また、新浪サイト上の広告でGoogleのオンライン広告システムを採用、広告主は新浪のブランドとGoogleの技術を利用して高い広告効果を引き出せるとしている。2社はまた、ニュースなどのコンテンツ検索分野でも提携を拡大する予定という。

これにより、Googleは中国におけるブランド、製品、サービスの認知を高める。新浪は中国ユーザーへの影響を高める狙いだ。

巨大市場である中国進出を目指し、Googleはすでに、新浪のライバルであるBaidu(百度)への出資などを行っている。今年5月の中国オンライン広告市場調査によると、第1四半期(1~3月期)、広告売上高トップだったのはBaidu(シェア20.6%)、新浪は2位(18.6%)だった。