今回のテーマは「発炎筒」と「車検」の関係性についてです。
発炎筒を使うことって滅多にありませんよね?願わくば使う必要のないカーライフを送れることが一番ですよね。
では車検の際に発炎筒は関係してくるのでしょうか?
また、よく間違われる発炎筒と発煙筒の違いをご存知でしょうか?
本記事では、「発炎筒が原因で車検に通らない事はあるのか?」「発炎筒と発煙筒は何が違うの?」という疑問について徹底的に解説していきます!
発炎筒を装備しないと車検は通らないのか?
結論から言うと発炎筒が装備されないと車検を通過することは出来ません。
発炎筒は道路運送車両法の保安基準において「非常信号用具」と位置づけられており、法律で車への設置は以下の基準で義務づけられています。
基準は以下の通りです。
- 性能についても自然発光式であること
- 夜間に200m離れた距離からでも確認できる赤色光を発するもの
- 使用に便利な場所に装備され容易に取り外しができること
- JISの「自動車用緊急保安炎筒」の規格と同等程度の性能があること
加えて、上記にすべて当てはまっていても、次のようなものは基準に適合していないことになります。
- 損傷や湿気などにより性能が著しく低下している
- JIS D5711「自動車用緊急保安炎筒」の規格またはこれと同程度以上の性能がない
参照:国土交通省
何らかの理由で発炎筒を持っていない場合は、すぐに購入しておきましょう。
発炎筒と発煙筒の違いとは?
車に装備しておく義務がある「ハツエントウ」のよくある間違いを解説します。
車に乗せておく必要があるのは「発炎筒」であり、「発煙筒」ではありません。まずはこの2つの違いを確認していきましょう。
発炎筒
炎の光で危険を知らせる器具
発煙筒
大量の煙を発生させて道路上での使用は危険を招く器具
どちらも非常事態を周囲に知らせるアイテムですが、用途が全く違うアイテムになります。似ている二つのアイテムですが用途が全く違ってきます。
文字通り炎を発生させる「発炎筒」と、煙を発生させる「発煙筒」。車に載せておくべき発炎筒は、自動車用緊急保安炎筒という正式名称で、JIS(日本産業規格)によって規格が定められています。もう一方の発煙筒はモクモクと勢いよく煙が噴出します。このため道路上で発煙筒を使用すると、煙により周囲の視界が遮られ、2次被害を引き起こす可能性があります。山岳や海上での遭難の際などに、遠方からの被視認性を高めるために用いられます。
発炎筒は昼間でも600m、夜間は2km以上離れたところから視認できるのが特徴です。一般道や高速道路上でパンクや故障などのトラブルによって停止しなければならなくなったときに使用し、周囲の車に煙ではなく、赤い光で非常事態を伝えることで事故を防止します。
この記事では、車に装備しておく義務のある「発炎筒」について解説します。
発煙筒を装備しないと罰則はあるの?
発炎筒を装備していなくても罰金や減点などの罰則はありません。
道路運送車両の保安基準(道路運送車両法に基づく国土交通省令)によって、自動車(二輪自動車を除く)には非常信号用具、ここで言う発炎筒の装備が義務化され、JIS D5711によって有効期限が4年と定められています。
しかし、特別な調査が行われることもあり、その場合には整備不良だとされて、15日以内に発炎筒を用意する必要があります。
通常は車を購入したらわざわざ発炎筒を取り外すことはありませんが、新車ならどこにあるのか、中古車や譲り受けた車ならその所在を確認しておくことが重要です。
発炎筒には期限があるの?
発炎筒には有効期限が記載されているので、車検前によく疑問になるのが「有効期限切れの状態では車検に落ちてしまうの?」ということです。
車に装備しておかなければならない発炎筒ですが、実は有効期限に関する保安基準はありません。そのため、少なくとも基準に沿ったものを装備してさえいれば、たとえ有効期限の過ぎたものであっても車検に通らないということではない可能性が高いです。
ただし、車検に通るからといって、有効期限の切れたものをそのままにしておくことは安全上お勧め出来ませんし、有効期間切れであることを車検の際に指摘され車検自体の進行を遅らせてしまうことがあるので自分でカーショップやインターネットで購入して検査前に装備しておくことをお勧めします。
発炎筒を新しく買うなら期限がないLED式が便利
実は、発炎筒は従来のものだけでなく、LEDの非常信号灯を代わりに使用することが認められています。保安基準に適合していれば車検にも問題なく通ります。
従来の発炎筒と比較したLED非常信号灯のメリットを見てみましょう。
- 消費期限がない(従来の発炎筒の有効期限は4年)
- 数時間の連続使用ができる(従来の発炎筒の燃焼時間は約5分)
- 使用方法がわかりやすい
- 火傷や火災の心配がない
従来の発炎筒の有効期限は4年であるのに対し、LED非常信号灯には消費期限がありません。一度購入すれば有効期限を気にする必要がないという点は大きなメリットです。
また、従来の発炎筒は5分しか燃焼時間が持続しないため、事故などで長時間車を停車させておくことになる場合は途中で切れてしまうことになります。
LED非常信号灯なら電池を使用して数時間から数十時間点灯し続けるので、いざというときに燃焼時間を気にする心配がありません。
これから購入をするなら従来の発炎筒よりも扱いやすいLED非常信号灯を検討してみてください。
結論
車検を合格する為には、発煙筒ではなく、発炎筒の装備が義務付けられている。
発炎筒には期限がある為、車検前に期限のチェックが必要。新規購入する場合は便利なLED式がおすすめ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、「発炎筒が原因で車検に通らない事はあるのか?」「発炎筒と発煙筒は何が違うの?」という疑問について解説させていただきました。
車検に向けての準備はもちろん、安全で快適なカーライフを送るために参考にして頂けたらと思います!
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