米Facebookは10月20日(米国時間)、モバイル向けコンテンツ・ホスティングサービス「Instant Articles」を通じて提供される記事やニュースに、全てのiPhone版Facebookアプリのユーザーがアクセスできるようになったことを発表した。同社はまた、今週中にAndroid版のパブリックベータを開始することも明かした。Android版は年内の正式公開を目指す。

Instant Articlesは、ニュースフィード上で共有されている記事やニュースをユーザーが快適に読めるようにする試みだ。今年5月に発表し、一部のiPhone版Facebookアプリのユーザーを対象にしたテスト提供を続けてきた。

Facebookによると、モバイルデバイスにおいて外部にリンクされたコンテンツを読み込む場合、最も重い種類のコンテンツはロードに平均8秒ほどかかる。Facebookとモバイル端末に最適化されたInstant Articlesから記事を提供することで1/10程度にまでロード時間を短縮できる。現時点でNew York Times、BuzzFeed、NBC News、The Atlantic、Slate、Cosmopolitan、Washington Postなどが媒体パートナーとなっており、今後数週間中にBillboard、Bleacher Report、CBS、Fox Sports、USA Today、The Vergeなど、これまで以上に多くの媒体が参加する予定。Instant Articlesに対応する記事やニュースには稲妻マークが表示される。