悪質な業者による被害
「マグネットやチラシの電話番号をみて頼んだら高額費用を請求された」「急いで工事を依頼したけど、後から必要ない工事だと分かった」など、悪徳業者の被害に遭う方が後を絶ちません。
水道トラブルはできるだけ早く解決したいものであるため、安易に業者を選択してしまうのも無理ありません。
しかし、修理を依頼する際は、優良な業者か悪徳業者かを見分けをつける必要があります。
今回は、過去にどんな被害があったのか、そして被害にあわないためのポイントを紹介します。
実際にあった被害
①見積もりを出さない
見積もりを出してもらえずに修理工事に入り、終わってから高額な料金を請求された事案が多数発生しています。
②大きな工事をしたがる
「水栓を交換しなければならない」「給湯器ごと交換しないと大変なことになる」「お風呂のリフォームが必要だ」など、不要なうえ、大きな工事を勧めてくる手口です。
③水道局職員を名乗る
「水道局から来ました。メーターの確認をさせてください」といって安心させ、水道管が破損しているなどと言葉巧みに修理へ誘導させる手口です。
>参考:倉敷市水道局(https://www.city.kurashiki.okayama.jp/5097.htm)
被害にあわないためのポイント
①見積もりを提示してくれるか
優良な業者であれば、きちんとした見積書を提示した上で作業に入ります。正確な見積もりも提示せず、広告表示の料金を示すのみの業者は注意が必要です。
②水道局職員は突然訪問しない
水道局職員が事前の連絡もなしにいきなり訪問することはありません。もし、水道局職員が訪問する際には、必ず事前に文書などが送られたり、依頼者からの要請があったりします。水道局職員を名乗ってきたら、職員証明書の提示を求めるようにしましょう。
③料金が相場の範囲か
安すぎたり、高すぎたりした場合には注意が必要です。「トイレ工事」「キッチン工事」「お風呂工事」など、工事内容別にそれぞれの相場を確認し、その料金に適しているのかを確認することが大切です。
④実績はあるか
実績は、ホームページで確認できます。創業が古く、多くの工事を手掛けてきた実績がある業者ほど、高い技術を期待できると言えるでしょう。
また、地元に密着して事業を展開してる業者も信頼が出来ると言えます。近所の方の口コミなどを参考にするのもよいでしょう。
⑤接客態度に問題がないか
電話での説明の仕方が丁寧か、横柄な態度になっていないか、訪問時の服装、あいさつに問題がないかをチェックしておきましょう。
接客態度が良いと、トラブルの原因や工事の内容について詳しく説明してくれると言えます。
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蛇口の種類・特徴
蛇口のトラブルで耐用年数を考慮して新しいものに交換しようと思っている方もいらっしゃると思います。そこで今回は、蛇口の種類分けから設置する場所ごとにおすすめの種類について紹介していきます。キッチン、洗面所、浴室、庭でおすすめの種類を紹介するので、交換を検討している方は参考にしてください。
蛇口の基本的な種類分けと特徴
蛇口の種類は基本的に次の3つの観点で大別することができます。
1つ目は、水とお湯の切り替え可能かどうかです。
切り替えができず、どちらかしか出ないものを単水栓、切り替え可能なものを混合水栓といいます。
2つ目は、水量・水温調整手段がハンドルかレバーかです。
単水栓はハンドルレバーいずれも1つのみです。混合水栓もレバーなら1つだけですが、ハンドルの場合は、水用のハンドルとお湯用のハンドルの2つが付いています。
3つ目は、設置箇所が壁付か台付かです。
また、設置面の給水用の穴の数にも違いがあり、一つのものをワンホール、2つのものをツーホールといいます。設置箇所や設置面の穴の数については、現在使用しているものに合わせるようにしましょう。
キッチンにおすすめの蛇口
キッチンは油汚れの付いたお皿や手を洗うことが多いため、水とお湯の切り替えが可能な混合水栓がよいでしょう。また、レバー式の水栓にしておけば、調理中などに手に油が付いてしまっても腕や肘でお湯を出すことができるので蛇口を清潔に保つことができます。さらに、水にこだわりがある方でしたら、浄水機能のオプションを付けるなどのアレンジも可能です。
洗面所におすすめの蛇口
洗面所では汚れた手を洗う用途がメインになると思うので、レバー式の水栓で汚れが付着しないようにした方がよいでしょう。また、手を洗うだけの使い方であれば単水栓が、洗髪したり、化粧を落としたりといった使い方も考えているのであれば混合水栓がおすすめです。洗髪もする可能性がある場合は、シャワー切り替え機能や、先端が伸び縮みするワイヤー式の水栓が便利です。
浴室におすすめの蛇口
浴室はもちろん混合水栓がおすすめで、吐水温度を調節できるサーモスタット式の水栓がおすすめです。サーモスタット式は基本の種類分けに登場しなかった特別な水栓で、吐水温度を一定の温度に保つことができます。水温調整を自動で行ってくれるので、適温への調整に無駄な水を使用することがなくなります。
庭におすすめの蛇口
庭の蛇口は紫外線や気温、天気の影響を大きく受けるので、壊れやすくなってしまいます。なので、修理の費用を抑えるべく、シンプルな構造をしたハンドル式の単水栓がよいでしょう。ホースを使う予定のある方は、先端が少し細くなっている商品を選ぶと使い勝手がよくなります。
蛇口の基本的な種類分けから、設置する場所ごとにおすすめの種類について紹介してきました。紹介にもあったようにそれぞれ、オプションとしてさまざまな機能を付けることができます。利用シーンを想像して便利だと思った機能はぜひ付けてみてください。