蛇口トラブルの際に連絡すべきなのは水まわり修理業者
吐水口からのポタポタ水漏れや、レバー下からの水漏れ…。
蛇口トラブルに遭った際は、誰に連絡すればいいのか迷いますよね。
今回は、蛇口トラブルの際に連絡すべき4つの業者を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
連絡できる業者の特徴①水まわり修理業者
私道や宅地内の水道トラブルの相談には、水まわり修理業者に依頼します。水まわり修理業者は、水道トラブルの原因追求や問題解決のプロ。
資格のない一般の方では、なぜ水漏れをしているのか原因がわからない場合でも、水まわり修理業者が確認することで簡単に解決するケースも多くあります。
また、プロが確認・修理を行うことで、二次的トラブルの可能性を減らすことも可能です。加えて、業務用の薬剤や機材を使用できるのも、水まわり修理業者のみです。家庭用のアイテムでは解消できないトラブルにも対処することができるため、安心して依頼することができます。
さらに、トラブル解消後の使い方についてアドバイスを受けられることも特徴的です。家庭内で発生する水道トラブルは、普段の使い方やお手入れ不足が原因となっているケースが多く見られます。
トラブルの解消はもちろん、今後どのように水道を浸かっていけばいいのかをアドバイスしてくれるため、再び水道トラブルが起きる可能性が低くなります。
連絡できる業者の特徴②蛇口メーカー
蛇口を購入したメーカーに依頼することも一つの手でしょう。なぜなら、保証期間であれば無料で交換に応じてくれる可能性があるためです。
また、交換作業まで込みの保証だけでなく、故障した部品を無料で供給してくれる場合もあります。しかし、水まわり修理業者と異なり、対応が早くないケースもあるので注意が必要です。
連絡できる業者の特徴③ホームセンター
ホームセンターは、店員さんに相談しながら、実際に商品を見ることができるため、そのまま工事の依頼をしやすいことが特徴です。とはいえ、特に修理費用が安いということはありません。
できるだけ費用を抑えたい場合は、水まわり修理業者と相見積もりを取って判断することをおすすめします。
連絡できる業者の特徴④水道事業者(各公共機関)
公共の場所の水道トラブルに応じてくれるのが各公共機関の水道事業者です。水道事業者の仕事は、老朽化や地震などにより壊れた水道管を修繕したり、機械を使って漏水調査をすること。
公共の場所の水道を修理・交換する場合が多いですが、時に個人宅地内の水道を修理・交換する場合もあります。水道事業者に依頼したい場合は、住んでいる地域の水道事業者を検索し、連絡してみましょう。
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蛇口トラブルの際にやっておくべき応急処置方法
急な水漏れなど蛇口トラブルの際は、業者に依頼するとしてもまずは応急処置をしておきましょう。今回は、蛇口トラブルが起こったとき、真っ先にしておくべき応急処置方法をご紹介します。
止水栓を締める
蛇口を締めても水が止まらなくなったときや水漏れする場合、まずは応急処置として止水栓を閉めましょう。止水栓はキッチンであればシンクの下、洗面所であれば洗面台の下にあります。止水栓はハンドルがついたタイプとマイナスネジがついたものがあります。
ハンドルタイプは手で回して閉め、マイナスネジタイプはマイナスドライバーを使って閉めてください。基本的に閉める時は左回りに回します。止水栓を閉めたら水が出なくなるのはその蛇口だけで、他の蛇口は使えます。
元栓を締めてもよい
止水栓の代わりに元栓を閉めても水は止まります。元栓の場合は蛇口から出る水を個別に止めるのではなく、家中の蛇口を止めることになるため、他の蛇口からも水が出なくなります。元栓は水道メーターの横についていて、ハンドルなどを回すと閉まります。
止水栓はマイナスドライバーが必要なタイプもありますので、ドライバーを常備していない場合や、固くて回せない場合は元栓を閉めるとよいでしょう。
ナットを締める
ナットの緩みが原因で水漏れすることもあります。蛇口を長く使っていると水の振動によってナットやビスに緩みが出て蛇口本体がぐらついてしまい、水がしっかり止まらないことがあります。
ナットが緩んでいる場合はモンキーレンチを使って締めましょう。モンキーレンチはアゴ幅を調節できるので、ナットの大きさに合わせて締められます。ネジが緩んでいる場合は、サイズが合うドライバーで締めておきましょう。
水漏れする場所にバケツや新聞紙などを置く
止水栓を閉めたとしても、給水管に入った水は流れ出てきます。室内が濡れてしまわないようにバケツや新聞紙などを用意して部屋を守りましょう。
とくに集合住宅の場合は、階下に水が漏れると大変なので、部屋が水浸しにならないための応急処置をしておくべきです。
賃貸の場合は大家さんに連絡
応急処置が済んだら業者から見積もりをとって修理依頼という流れになりますが、賃貸住宅にお住まいの方は、まず大家さんに連絡しましょう。大家さんに連絡せずに自分で水道業者に連絡するとトラブルの原因になることがあります。
水漏れの原因が入居者の過失であれば、費用は入居者の負担になりますが、経年劣化が原因の場合は大家さんや管理会社の負担になります。原因がはっきりとわからない場合は、話し合いによって決まります。