信頼できる業者の選び方
パイプの先端からのポタポタ水漏れや、ハンドル付近からの水漏れなどの水道トラブル。水道は毎日使用するものですよね。そのため、徐々に部品などが劣化し、トラブルが発生してしまうのです。
そんな時、安易にマグネットやチラシに書いている水道業者に依頼してはいませんか?実はそれ、危ない行為なのです。
マグネットやチラシの水道業者の中には、悪徳業者も存在します。では、どうすれば信頼できる業者を選ぶことができるのでしょうか。今回は、信頼できる業者を選ぶためのチェックポイントを解説します。
①施工実績
業者のホームページを訪問すれば、ほとんどの業者が施工実績を掲載しています。施工実績を掲載していない業者には注意が必要です。施工に問題があるか、それほど実績がない場合があります。
施工実績を確認する際は、工事内容や料金を確認しましょう。自分が依頼する際の目安ともなります。
②保証やアフターサービス
ほとんどの水道業者は、保証やアフターサービスを提供しています。万が一施工に不良があった場合、保証がなければ再度修理を依頼しなければなりません。保証がなければ、再度業者に依頼することにより、料金が増してしまいます。
保証があるかどうかはしっかり確認しておきましょう。また、施工後に不安な点が見つかった場合や問題が繰り返した場合にサポートしてくれるアフターサービスがあれば安心です。
③対応時間・駆け付け時間
修理対応時間は業者によって異なります。24時間365日対応している業者が多いですが、業者によっては、土日祝日が休みであったり、早朝・深夜に営業していない場合があります。
また、駆け付け時間がどの程度であるのを確認することも大切となります。早ければ20~30分程度で駆け付けてくれる業者が多いです。
④スタッフの対応
電話をした時、訪問した時、スタッフの対応は丁寧ですか?横柄ではありませんか?スタッフの対応は、業者の信頼度に直結すると言っても過言ではありません。スタッフの対応が悪いと感じた場合は、別の業者に依頼することをおすすめします。
⑤資格の有無
業者を選ぶときは水道局指定工事店であるかどうか・有資格者がいるかどうかを必ず確認するようにしましょう。ホームページに記載がなければ、電話で確認することをおすすめします。
もちろん、すべての水道局指定工事店が優良業者であるとは限りません。しかし、無資格の悪徳業者でないことは確かだと言えます。
⑥金額
低価格過ぎる場合や高価格過ぎる場合には注意が必要です。依頼する前に、費用相場を確認し、依頼する業者が適正価格であるのかを確認しましょう。水まわりのレスキューガイドでは、費用相場を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、相見積もりを取ることも大切です。最低3社の業者から見積もりを取るようにしましょう。
⑦口コミ・評判
ネットで口コミや評判を検索しましょう。また、近所の方に評判を聞いてみるのもよいでしょう。
口コミや評判が悪い場合は、依頼をやめるべきだと言えます。
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蛇口トラブルでよくある症状
急な蛇口のトラブルにもある程度対応できるように、よくある症状や解決法を知りたいとお思いの方がいらっしゃると思います。そこで今回は、蛇口の中でもレバー式水栓に着目して、よくあるトラブルについて、原因と解決策を紹介していきます。
レバー式水栓の水量調整の仕組み
レバー式水栓のレバーを上下すると、レバーの動きに連動して内部のカートリッジという部品が動きます。このカートリッジという部品に水をせき止める役割があります。
カートリッジが上に動くことでせき止めていた水が流れるようになり、水が流れ出し、どのくらい上げるかで水量を調整しています。
レバー式水栓によくあるトラブル
レバー式水栓のよくあるトラブルとして、以下のものが挙げられます。
- 水が止まらない
- レバーが固い
- 水の出が少なくなった
- スパウト部から水漏れがする
- 本体のがたつき
それぞれの原因、解決策について次節以降で解説していくのでご覧ください。
原因と解決策(水が止まらない)
水が止まらないトラブルについては先に紹介した、カートリッジが原因である場合がほとんどです。カートリッジの交換で解決しますが、交換しても解決しない場合は本体側の問題なので、買い替えが必要になります。
原因と解決策(スパウト部からの水漏れ)
スパウトとは蛇口の水が出てくる部分のことです。このスパウトの付け根から水漏れがすることがあります。原因は劣化によるパッキン不良か、スパウトの故障が考えられます。
パッキンの不良はゴミが噛んでいるだけのこともあり、清掃だけで直ることもあります。清掃で直らなければ、パッキンを交換しましょう。これで直らなければスパウトの内部を確認して傷の有無を確認してください。
傷がなければ掃除で直る可能性もありますが、傷があればスパウトの交換になりますが、交換するくらいなら、新品の蛇口にした方がお得になります。
原因と解決策(水の出が悪い)
水の出が少なくなったというトラブルについて、住み始めから感じる場合は、止水栓での水量調整ができていない可能性が高いので確認してみてください。
住んでいる途中からの場合は、吐水口のフィルターのつまりが原因である可能性が高く、歯ブラシなどで掃除すると解決します。フィルター掃除でも改善しない場合、個人での修理は難しくなるので修理業者に依頼しましょう。
原因と解決策(レバーが固い)
レバー操作が固くなる原因も、カートリッジの故障である可能性が高いです。セラミックの摩耗や汚れが考えられますが、内部まで分解することができないので、カートリッジの交換をするしかありません。
原因と解決策(本体のがたつき)
本体のがたつきは、本体固定部のナットやネジの緩みが原因です。蛇口本体の横から固定するネジの緩みか、取付台座のネジの緩みが考えられます。
前者のネジはなく、後者のネジだけのタイプもあります。上面施工タイプの取付台座である場合は蛇口の接続を外す必要があるので、業者依頼の方がよいですが、それ以外のネジの緩みなら分解することなく閉めることができるので自分で対応できます。
レバー式水栓のよくあるトラブルについて、原因と解決策を紹介してきました。部品代を考慮しても自分で修理する方が安く済みますし、いざという時に対応できる技術が身に付きます。本記事を参考に挑戦してみてください。