蛇口交換にかかる費用の相場
自宅の蛇口の故障や、経年劣化で交換を依頼する場面があると思います。その際、費用を抑えるために自分で蛇口の交換をしようと検討している方もいらっしゃると思います。
業者に依頼した場合の蛇口交換の相場をご紹介します。併せて、業者に蛇口交換を依頼するメリットとデメリットも説明するので参考にしてください。
蛇口交換の相場
まずは蛇口交換の相場を以下に紹介します。この料金は作業料金の相場ですので、これに加えて本体代がかかることにご注意ください。
内容 | 費用相場 |
---|---|
水栓まわり部品交換 | 8,000円~11,000円 |
単水栓(壁付)交換 | 8,000円~12,000円 |
単水栓(デッキ式)交換 | 8,000円~12,000円 |
分岐水栓取付(食洗機・浄水器等) | 8,000円~12,000円 |
混合水栓(壁付) | 10,000円~14,000円 |
混合水栓(デッキ式) | 10,000円~14,000円 |
混合水栓(ワンホール) | 10,000円~14,000円 |
業者依頼のメリット
蛇口交換を業者に依頼するメリットは2点あります。
1点目は、安心を得られる点です。水道業者は、さまざまな水回りのトラブルに対応しているため、知識・経験が蓄積されています。
自分では蛇口の交換で改善すると思っていても、本当は別の箇所に問題があったということも少なくありません。
豊富な知識・経験により、確実にトラブルを対処してくれますし、本質的な修繕を施してくれるので安心して作業を任せられます。
また、業者によっては工事・商品に保証が付いているので、施工後も安心できます。
2点目は、時間がかからない点です。業者に依頼するので、自分が作業を行う必要はありません。
自分で交換となると業者以上に時間がかかるうえ、交換以外の作業はできなくなります。業者に依頼すると早く交換してくれますし、交換中も自分の作業等ができるので、時間を有効活用できます。
業者依頼のデメリット
蛇口交換を業者に依頼するとメリットをたくさん享受できますが、デメリットが1点あります。
それは、費用が高額になる可能性があることです。あくまでも可能性があるに過ぎないので、防ぐことができます。
高額請求を防ぐために何より重要なのは、最初にご紹介した相場を把握しておくことです。相場よりもかなり安い金額でサービスを提供している業者もありますが、追加作業により結果的に高額請求になることが多いです。
もちろん、相場よりも高い金額を提示している業者に依頼する必要はありません。
水回りの知識があり、蛇口交換に慣れている人であれば、自分での交換が一番コストパフォーマンスが高いでしょう。そうでない方は、安心と時間を考えて業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼する際は、蛇口交換にかかる相場を抑えて、悪徳業者に依頼することのないよう気を付けましょう。
参考記事:蛇口交換はどこに依頼すべき?信頼できる業者の選び方もご紹介
悪質な業者による被害
水回りの修理について、悪徳業者による高額請求の事例が後を絶ちません。実際に高額請求の被害に遭った場合でも、クーリング・オフが適用され、代金が返還される可能性があるので諦めないでください。今回はクーリング・オフについて解説し、実際の被害事例から対策すべきことをご紹介していきます。
クーリング・オフについて
クーリング・オフとは、契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度のことです。
次に紹介する事例のように、安価な修理代金を見て訪問修理を依頼したにもかかわらず、実際には高額な修理工事の勧誘を受けて契約した場合もクーリング・オフが認められます。契約書面を受け取った日から8日間と期限がありますが、内容によっては8日以降も適用される可能性があります。困ったときはすぐに消費者ホットライン(電話番号:188)にご相談ください。
被害事例紹介
トイレの給水ホースから水が漏れているのに気づき、インターネットで修理業者を探した。 「950円~」と広告していた事業者に電話し状況を伝え、修理代が高額にならないか確認したと ころ「3万円を超えることはない」と言われたので、自宅に来てもらうことにした。電話に対応 した事業者とは別業者の作業員が2人で来訪し、状況をみてもらったところ「給水管にひどい錆 びがついている。このままにすると数百万円の修理が必要になり大変なことになる。修理代は錆 び落としに10万円、部品交換に5万円」と言われた。高額だと思ったが不安になったのでその場 で契約した。作業時間は10分程度で、作業料15万円はクレジットカードで支払った。 作業員が帰った後、状況を確認すると床が水浸しになっていて、水漏れは直っていなかった。
引用元:独立行政法人国民生活センター(https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20211007_2.pdf)
相見積もりを取ろう
先ほど紹介した事例のような被害に遭わないためにも、相見積もりを取るようにしましょう。
相見積もりを取る際は、見積もりまでは無料で実施してくれる業者を選びましょう。また、トラブルに対する修理費用の相場を調べて、相場に近い料金での作業を広告している業者であれば高額請求のリスクをかなり下げることができます。
水回りの修理を依頼して高額請求された場合に使える制度や、悪徳業者を避けるためのポイントを紹介してきました。悪徳業者を未然に防ぐことは大切ですが、被害に遭ってしまった後の行動もとても大切です。修理の内容や金額がおかしいのではないかと思ったらすぐに相談するようにしましょう。
被害にあわないために飛び込みの業者は利用しない
被害にあった人の多くが、ポストに入っていたチラシに入っていた業者に依頼したり、飛び込みでやってきた業者に依頼しています。いきなり家に来て修理をしますと言ってくるような業者は悪質な業者の可能性が高いです。部品が余っているから相場よりも安く作業ができるというのも信用してはいけません。高い費用が掛かる場合、業者側から事前に持つ森を出してくれます。また追加で出張費用や深夜料金が加算される場合も、まずは業者から説明があります。何の説明もなしに高い費用を請求されることはないです。
業者を選ぶ際は、見積もりを取りましょう。見積もりだけで数千円も請求してくるところはやめておいた方が良いです。大半のところが見積もりは無料でしてくれます。