蛇口の水漏れが発生する原因とは?
水道の蛇口から水漏れする原因は、蛇口の種類や設置場所によってさまざまです。
蛇口の水漏れを発見したら、まずは原因を明らかにすることが必要になります。
蛇口の水漏れの原因と調べ方について解説します。
庭の蛇口のホースからの水漏れする原因
庭や屋外に設置されている水道は、水漏れに気づきにくいです。
散水栓は地面に埋まっているので、蛇口ホースから水漏れしていてもすぐに気づかない場合があります。
散水栓の水漏れの原因は、大きく分けて2種類です。
1.パッキンの不良
蛇口本体とハンドルの接合部や、蛇口本体と吐水パイプの接合部などでパッキンが劣化している可能性が考えられます。
- ハンドルの根元からの水漏れ→三角パッキンが劣化している
- 吐水パイプの根元からの水漏れ→Uパッキンが劣化している
- 吐水パイプの先端から水漏れ→コマパッキンが劣化している
2.散水栓本体が破損している
パッキンを交換しても水漏れがおさまらない場合は、散水栓本体が破損している可能性があります。
蛇口の根元から水漏れする原因
蛇口の根元から水漏れしている場合は、カートリッジの劣化またはパッキンの劣化の可能性があります。
カートリッジとパッキンは、蛇口の内部にあり水漏れの原因になることが多い部品です。
カートリッジの劣化
多くの家庭で使用されているシングルレバー混合栓の中には、カートリッジという部品が内蔵されています。
カートリッジは水量と水温を調整する部品です。
蛇口のレバーを動かす度に、カートリッジに圧力や負荷がかかります。パーツ自体が時間と共に消耗していき、正常に機能しなくなることがあります。
カートリッジに使われている素材はプラスチックなので、お湯の熱に長年さらされると経年劣化が進み破損して水漏れが発生します。
一般的に10年前後でカートリッジの寿命がきて、水漏れするパターンが多いです。
パッキンの劣化
パッキンは、混合栓と単水栓の蛇口に必ず使われている部品です。
パッキンはゴム製で弾力と伸縮力があり、水圧に合わせて蛇口内部の水路の広がりを制限する役割があります。
伸縮する幅はコンマ数ミリですが、この伸縮によって水漏れしない構造になっているのです。
パッキンのゴムが時間と共に劣化し、固くなると十分に伸縮しなくなり、水漏れが発生する原因になります。
キッチンの蛇口から水漏れする原因
キッチンの蛇口は、長年使っていると水漏れを起こしやすくなります。
キッチンの蛇口から水漏れする基本的な原因は、接続部分の緩みやパッキンなど構成する部品の劣化や老朽化が考えられます。
具体的な水漏れの原因は下記の通りです。
- パッキンの劣化
- カートリッジの故障
- ケレップ、コマ、スピンドルなど内部パーツの劣化
- 接続部分の緩み
- バルブカートリッジの故障
- スパウト経年劣化、老朽化
- 取り付けジョイントの故障
- 水量が適切ではない
蛇口のレバーやハンドルを閉めているのに吐水口からポタポタ止まらない場合、内部のパッキンが劣化している可能性があります。
レバーやハンドルを固く締めすぎると壊れる恐れがあるので、 注意してください。
レバーやハンドルの付け根から水が滲み出ている場合、内部部品が劣化している可能性があります。
水を出す時のみ漏れている場合は、接続部分の緩みが原因かもしれません。
接続部分の緩みがないかチェックして異常がなければ、パッキンやバルブカートリッジの交換が必要です。
キッチンのシングルレバー混合栓の胴体部分は、スパウトと呼ばれます。
スパウトの回転部分からの水漏れしている場合、スパウト自体の老朽化やパッキンの劣化など部品の交換が必要です。
接続部分でもあるので、単純にレバー内のナットの緩みが原因の可能性もあります。
蛇口や水栓自体の根本部分に水が溜まっている場合、取り付けジョイントの故障やゴムパッキンの劣化などが考えられます。
使用時でも根本付近から水が滲み出ているときは、水漏れしているので部品交換が必要です。
風呂の蛇口から水漏れする原因
お風呂の蛇口は、長年使っていると水漏れを起こしやすくなります。
お風呂の蛇口から水漏れする基本的な原因は、部品の劣化や老朽化が考えられます。
具体的な水漏れの原因は下記の通りです。
- コマパッキン(ケレップ)の劣化
- ハンドル内部の切り替え弁(ユニット)の故障
- 吐水口の根本(スパウト)パッキンの劣化
- クランク管のクランクパッキンの劣化
蛇口を閉めても吐水口から水が出ている場合、水漏れの原因は蛇口の種類によって異なります。
蛇口が2ハンドル混合水栓の場合は、コマパッキン(ケレップ)という部品の劣化が原因です。
サーモスタット混合水栓を使っている場合は、ハンドル内部の切り替え弁の故障が原因の可能性があります。
吐水口の根本(スパウト)から水漏れしている場合、スパウトに入っているパッキンの劣化が考えられます。
お風呂蛇口の中央にある切り替えレバーから水漏れしている場合、内部の切り替え弁(ユニット)が故障している可能性があります。
切り替えレバーは、お風呂の蛇口の中でも動かす機会が多い部品です。パッキンと同じように劣化が早まりやすいので注意が必要です。
壁付蛇口本体と壁の隙間から水漏れしている場合、クランク管が原因になっている可能性があります。
クランク管は、パッキンやシールテープで接続部分の隙間をふさいでいます。
パッキンやシールテープなどの防水用の部品が劣化することで、水漏れが発生するのです。
クランク管からの水漏れは、パッキンを交換したりシールテープを巻き直すなどの修理方法があります。
水道の蛇口の水漏れが発生した場合の修理方法
蛇口から水漏れが発生した場合、冷静に応急処置を行うことが重要です。
各蛇口の手前にある止水栓を閉めて、まずは目の前の漏水を止めてください。
お風呂、洗面所、キッチンなど水漏れしている場所の止水栓をピンポイントで閉めることで、他の蛇口は影響なく利用することが可能です。
止水栓はハンドルを回す(ハンドル式)かマイナスドライバーを使って閉めることができます。ハンドル型以外の止水栓は、マイナスドライバーを使って閉めてください。
止水栓が見つからなかったりする場合や漏水がひどい場合は、家の大元の止水栓(元栓)を閉めます。
元栓は屋外に蓋つきのものがある場合や、屋内の洗面所下などにあります。(水道メーターの前後に設置されている)
元栓は通常手で閉開できますが、固い場合はスパナ等の工具を使用してください。
元栓を閉める注意点として家全体の水の供給を一時的に止めることになるので、他の場所でも水が使えなくなってしまいます。
また、元栓を止めても元栓から下流にある配管の中にある水がなくなるまでは、水が漏れつづけるので注意が必要です。(水道メーターの針が回っていない状態になれば、配管内の水がなくなり止まります)
パイプの先から水漏れする場合の修理方法
- 新品のコマパッキン(ケレップ)を準備する
- モンキーレンチ、ピンセットを準備する
- ケレップのゴムパッキンを付け替える(節水ケレップに付け替えると節水効果が見込める)
ハンドルの根元から水漏れする場合の修理方法
- 新品のハンドルの三角パッキンを準備する
- モンキーレンチ、ピンセットを準備する
- ハンドルの裏にある三角パッキンを取替える(一緒にワッシャーも交換する)
パイプの根元から水漏れする場合の修理方法
- 新品のパイプのUパッキンとリングを準備する
- モンキーレンチ、ピンセットを準備する
- パイプ接合部のUパッキンとリングを取替える
蛇口と取付口の間から水漏れする場合の修理方法
- シールテープを準備する
- 水栓レンチを準備する
- 蛇口本体を取り外してシールテープを巻き直す
シングルレバー混合水栓のパイプの先から水漏れする場合の修理方法
- 新品のカートリッジ(バルブカートリッジ)を準備する
- 精密ドライバーを準備する
- シングルレバー混合水栓のカートリッジ(バルブカートリッジ)を交換する
水漏れ修理に便利な工具
・モンキーレンチ
モンキーレンチは、ナットやボルトを締めたり緩めたりするのに必須の工具です。
スパナでも代用できますが、頭のサイズを調整できるモンキーレンチでないとボルトやナットにダメージを与えてしまうケースがあるため、モンキーレンチのご使用をおすすめします。
・精密ドライバー
ネジを回す作業で、精密ドライバーは必須の工具です。
ハンドルの形状やネジの大きさによって使用する種類にそれぞれ違いがあるので、プラス・マイナス1本ずつ準備してください。
・ピンセット
蛇口の内部にあるパッキンやナットなどの小さなパーツを拾い上げるときに、ピンセットが必要です。
・水栓レンチ
水栓レンチは、蛇口自体を取り外す時に使う専用の工具です。
蛇口と壁の間から漏水している場合などに必要になります。専用の工具ですが、ホームセンターや通販などでも購入できます。
蛇口からの水漏れを予防するためのポイント
蛇口からの水漏れは、普段の生活の中で意識すれば予防だけでなく蛇口の寿命を伸ばすことにも繋がります。
水漏れ時に早く気づくためにも、日々のメンテナンスを欠かさないことが大切です。
蛇口のレバーやハンドルを無理に締めすぎると、パッキンが摩耗して水漏れの原因になります。
蛇口のレバーやハンドルは、水が垂れてこないところまで締め込んだら、それ以上締める必要はありません。
また、トイレのロータンクの中や、家の見えない部分の配管のつなぎ部分なども経年劣化による水漏れが発生しやすい箇所です。
ポタポタの水漏れであっても24時間漏れていると、水道料金は目に見えて変わってきます。
水道代が上がったなと感じたら、各蛇口やその止水栓、便器の水たまりに少量の水が流れつづけていないか確認をしてください。
水道メーターがゆっくり回っている場合は、漏水の可能性があります。
水道の蛇口の水漏れ修理の費用相場
蛇口の水漏れを修理するときに、どれくらいの費用が発生するのか気になるのではないでしょうか。
修理費用の相場を知ることで、業者に依頼するか自分で修理するかの判断ができます。
蛇口の部品交換と本体交換の、修理にかかる費用相場を紹介します。
部品交換
業者に依頼する場合
業者に依頼する場合のパッキンなどの部品交換は、5,000〜15,000円が相場です。
交換に手間がかかるタイプの蛇口ほど費用は上がりますが、15,000円程度あれば直してもらえます。
自分で修理する場合
水道に使われているパッキンは、コマパッキンと三角パッキンの2種類であることが多いです。
自分で交換する場合、コマパッキンと三角パッキンとも約150円で購入できます。
本体交換
業者に依頼する場合
水栓・蛇口の種類 | 費用相場(部品代除く) |
---|---|
単水栓(壁付き/台付き)交換 | 10,000~15,000円 |
混合水栓(壁付き/台付き)交換 | 10,000~15,000円 |
混合水栓(ワンホール)交換 | 10,000~15,000円 |
混合水栓(ツーホール)交換 | 10,000~15,000円 |
分岐水栓の取り付け | 10,000~14,000円 |
上記の金額は、蛇口の交換にかかる作業料金や基本料金のみです。
この金額に蛇口本体の部品代や出張料、夜間料金などが加わるため実際の料金はもっと高くなります。
自分で修理する場合
蛇口は取り付ける場所やタイプにもよりますが、5,000円程で購入できます。
主な価格相場は10,000〜20,000円。キッチンや洗面台用のホースを引き出すシャワーが付いたものや、高機能なセンサー付きの機種では50,000円近くするものもあります。
蛇口の設置場所別の水漏れ修理の費用相場
水漏れ修理の費用は、蛇口の設置場所によって変わります。
各場所の水漏れを修理するのにかかる費用相場を解説します。
屋外水栓のホースからの水漏れ
屋外水栓の水漏れ修理にかかる費用の内訳は、以下の通りです。
- 基本料金
- 部品代
- 出張費用
- 調査費用
- 廃材処分費用
故障の原因によって、発生する費用は異なるので注意してください。
屋外水栓の水漏れの原因がパッキンの劣化であった場合、作業はパッキンの交換のみです。出張費や部品代すべてを合わせても10,000円程度で済みます。
蛇口本体が故障していた場合は、ハンドルやパッキンなどの交換で約20,000円が発生します。
また配管トラブルの場合は、配管の修理や諸々の消耗材費用がかかるため、約40,000円が相場です。
洗濯機の排水ホースからの水漏れ
洗濯機の排水ホースの亀裂を修理した場合は、作業料金4,000円〜8,000円、出張費3,000円〜5,000円、部材代(蛇腹ホース用のテープ)3,000円程になります。
メーカーによって排水ホースの交換ができない場合は、応急処置で修理することが可能です。
排水ホースを交換した場合は、作業料金5,000円〜7,000円、出張費3,000円〜5,000円、ホース部品代2,000円〜4,000円程になります。
お風呂のシャワーヘッドとホースの間からポタポタ水漏れ
お風呂のシャワーヘッドとホースの間からの水漏れがある場合、バルブやシャワーヘッド本体を交換することによって修理が可能です。
交換にかかる費用は、シャワーヘッド、バルブ本体価格の相場が3,000円〜8,000円、修理費用が4,000円、出張費用が発生する場合は3,000円〜5,000円が相場となります。
洗面台の伸びるホース(ジャバラホース)からの水漏れ
洗面台のジャバラホースの交換を行う場合、特殊なホースでなければ3,000〜9,000円程度で購入できます。
一般的な洗面台はワンタッチジョイントタイプを採用しているケースが多いです。
水道業者へ依頼する場合は、8,000〜10,000円程度になります。
賃貸住宅で蛇口から水漏れした場合の修理方法と費用負担
賃貸住宅で蛇口の水漏れが起きたら、迅速に対応することが大切です。
水漏れを放置しておくと悪化してひどくなる恐れがあるため、まずは管理会社や大家さんへ連絡しましょう。
費用負担を管理会社か入居者どちらがするのかという話し合いも進めるためです。
費用の負担者は契約内容や水漏れが発生した原因によって異なるため、まずは契約書を確認してみましょう。
契約書に水漏れの修繕代をどちらが負担するのかが記載されているはずです。
はっきりしない場合は、管理会社や大家さんに確認してみてください。
賃貸住宅は水道も含め、家全体が大家さんの持ち物です。蛇口の部品の劣化により水漏れが発生した場合は、大家さんが修繕料金を負担してくれるのが一般的です。
ただし賃貸物件の契約内容によっては、「小修繕は自己負担」となっていることもあります。水道内部のパッキンは、この小修繕に含まれることがあるのです。
パッキンの寿命は約10年なので、長期間住んでいる賃貸物件なら、寿命を迎えてもおかしくありません。
また、蛇口のホースが外れていることが原因で水漏れを起こしてしまったなどの場合も、自分で修理費用を負担しなければなりません。
自分で修理する自信がない場合は、水道業者に依頼するのがおすすめです。
もし夜中に水漏れが起き、管理会社や大家さんと連絡がとれない場合は、すぐに水道業者へ連絡をしてください。
修理後に水道業者から、領収書や水漏れの原因が記載された診断書をもらうようにしましょう。(費用の話し合いで使用する場合があります)
水道業者が到着するまでに被害が広がりそうな場合は、自分で応急処置をしてください。
応急処置の具体的な方法は、水漏れしている部分にタオルをしっかり巻いて結び、垂れてくる水滴をバケツなどで受けるように準備します。(バケツの下にはビニールシートを敷いておく)
壁や床に浸水してしまうと、さらに修繕が必要になる恐れもあるので注意してください。
もし水漏れに気付くのが遅れて下の階の住人にまで被害が及んでしまうと、賠償責任が発生してしまいます。
被害を拡大させないように、応急処置をきちんと行いましょう。
水道業者に依頼するときに注意すべき3つのポイント
水道業者は探せばいくらでも見つかりますが、適当な業者に修理依頼するのはやめておきましょう。
水道業者を装った悪徳業者による被害が増えています。
悪徳業者による被害にあわないために、水道業者を依頼するときに注意すべきポイントについて解説します。
指定水道工事店であることを確認する
水道の蛇口の修理は、水道局が認定する「指定水道工事店」を選びましょう。
一般の家庭や企業が使用する上下水道を管轄するのは、各自治体の水道局です。
水道修理業者として各区域で営業するには、管轄水道局の指定を受けなければなりません。
指定要件は全国共通で「専属の水道設備責任技術者が在籍していること」「水道修理を行うための必要な機材がそろっていること」などです。
一定の条件を満たす業者しか、当該区域で修理工事をすることができません。
水道の蛇口の修理は、内容によっては専門性が高く、高度な技術が必要です。
安心して工事を任せるために。指定を受けた水道業者を選びましょう。指定水道工事店は各自治体のホームページで確認できます。
価格の安さだけで安易に依頼しない
水道業者のホームページなどで「格安」と表示されていることが多くなっています。
安いからという理由だけで依頼すると、表示の値段と違う可能性があります。
なぜなら、ホームページに載っている表示料金が「最低料金」になっているからです。
細かい見積もりでなくても、問い合わせで費用相場を教えてくれるところは安心できます。
一般的な水道業者の費用相場は、3,000円〜30,000円程度が多く、それ以下の場合は注意してください。
また、料金として表示されているものは基本料金のみの場合が多いです。出張費や作業費などその他の経費がかかるので、事前に見積もりを取りましょう。
最低3社以上から相見積もりを取る
見積もりを1社で済ませるのではなく、最低でも3社以上の業者から相見積もりを取りましょう。
なぜなら、あなたの住んでいる地域の水道業者の相場を調べ、どの会社が信頼できるかを比較することができるからです。
それぞれの業者の基本費用、出張代、作業代を算出し、比較することで業者の選択がしやすくなります。
複数の業者から相見積もりを取るのは面倒かもしれませんが、よりお得に安全に水道業者に依頼するには必要なことです。
業者によって価格の変動があるので、相見積もりはしっかり取りましょう。
まとめ
水道の蛇口から水漏れした場合の修理費用の相場、水漏れの原因と修理方法について詳しく解説しました。
また、水道業者に依頼するときに注意すべきポイントについても解説しています。
業者に依頼したときの、費用相場を知ることが大切だということがわかったのではないでしょうか。
特殊な蛇口の交換や、配管トラブルの場合は、迷わず水道業者に依頼することをおすすめします。
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※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※記事内で紹介した水道業者様は編集部が独自にリサーチを行い、料金や口コミ等、様々な情報を基に
順位付けをしております。