洗面所の蛇口の汚れが溜まりやすい場所
まずは、洗面所の蛇口において汚れが溜まりやすい場所について確認しておきましょう。
汚れが溜まりやすい場所は主に以下の4箇所です。
- シャワーヘッド
- 蛇口の根元
- 蛇口の裏側(吐水部)
- ヘッドの接続部分(つなぎ目)
シャワーヘッド
蛇口のシャワーヘッドは水や石鹸の跳ね返りだけではなく、シャワーヘッドを動かすときに手が触れる部分でもあります。
そのため、水垢だけではなく手垢の汚れが付着しやすい箇所です。
視覚的に汚れが目につきやすい箇所なので、気づいたときに綺麗に掃除するようなクセをつけましょう。
蛇口の根元
蛇口の根元は洗面台との境目でもあるので、水が溜まりやすい場所のひとつです。
蛇口の根元には細かい溝などがあるため、濡れた手で蛇口を開閉するときに垂れる水や、跳ね返りの水などが溜まります。
水道水が蒸発すると「水垢」として白い結晶のようになるほか、長期間汚れているとカビが生えることもあるのでこまめな手入れを心がけましょう。
蛇口の裏側(吐水部)
視覚的には確認しづらい蛇口の裏側、つまり水が出てくる部分にも汚れが溜まります。
水が流れる部分なので汚れも一緒に流されると思うかもしれませんが、長期間使用していれば水垢が溜まります。
とくに洗浄タイプのシャワーヘッドなど、水が出る穴が細かいものを使っていると汚れがつまっている可能性があります。
水垢だけではなく、水垢を栄養として発生する黒カビにも注意が必要です。
ヘッドの接続部分(つなぎ目)
ヘッドと蛇口の接続部分にも細かい溝があるため、水が溜まりやすく水垢やぬめりが発生します。
接続部分の汚れも視覚的には確認しにくいため、分解すると想像以上に汚れが付着している可能性もあるでしょう。
蛇口を掃除するときに一緒にチェックしておいた方が良い部分です。
洗面所の蛇口が汚れる原因
洗面台の蛇口の汚れには、複数の原因があります。
汚れの原因によって掃除の方法も異なりますので、確認しておきましょう。
水垢
蛇口についた白くザラザラとした汚れは水垢です。
水道水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。
水道水で蛇口や洗面台が濡れたとき、水分は自然に蒸発しますが、ミネラル成分は結晶となって残ります。
これが水垢が発生する仕組みです。
水に濡れたり乾いたりを繰り返すと、水垢が蓄積されていきます。
たとえ掃除をしても、水分が残っていると蒸発するときに水垢ができてしまいます。
ミネラル成分が堆積すると、ザラザラと石のように石灰化していくため、擦っても簡単には落ちません。
また、水垢に石鹸カスなどが結合して、さらに頑固な汚れになることもあります。
カビ
蛇口の汚れの中でも気になるのがカビです。蛇口を使った後、水気を毎回きれいに拭き取るのはなかなか難しいことです。
蛇口は濡れている時間が長いため、湿度や温度によっては、カビが繁殖しやすくなります。
蛇口に発生するカビには赤カビと黒カビがあります。
赤カビの原因はロドトルラという酵母菌で、空気中に存在しています。赤カビに毒性はありませんが、繁殖力が高いことが特徴です。
水気を含んでいて、お風呂からの湯気が届きやすい洗面台は、高温多湿な環境を好む赤カビが発生しやすいのです。
ハンドソープの液だれなどは赤カビのエサになるため、洗面台を掃除をしていないとすぐに発生してしまいますが、スポンジなどで拭けば簡単に取り除けます。気がついたら早めに掃除しておきましょう。
赤カビを放置していると黒カビの原因になるので注意が必要です。
黒カビは赤カビやホコリなどが水垢や石鹸カスと混ざることで発生します。
黒カビは赤カビのように繁殖力は高くありませんが、毒性があるのでアレルギー症状などを起こす可能性があります。
また、赤カビのように軽く拭くだけで簡単に落とすことができません。
黒カビも見つけしだい早めに対処して、今後発生しないように予防することが大切です。
手垢
蛇口は1日に何度も手で触ります。
汚れた手で蛇口のレバーやハンドルを触ると、どうしても手垢がついてしまいます。
手垢自体は落としにくい汚れではありませんが、カビの栄養分になるため、放置せずこまめに掃除することが大切です。
【汚れの原因別】洗面所の蛇口掃除の方法
日常的な汚れには酸性汚れ、アルカリ性汚れといった種類があります。
汚れは反対の性質を持つ洗剤を使うことで中和され、落ちやすくなります。
蛇口の軽い汚れであればお風呂の中性洗剤でも落ちますが、落ちにくい場合は汚れの種類に合わせた洗剤を使うと効果的です。
ここからは、汚れの原因別に蛇口掃除の方法をご紹介します。
効率よく汚れを落とすためにも、まずは汚れの原因をつきとめて、汚れに合わせた掃除方法で蛇口を清潔に保ちましょう。
水垢汚れにはクエン酸
水垢はアルカリ性の性質を持っているため、酸性の成分を使うと中和して落としやすくなります。
そこでおすすめなのがクエン酸です。
クエン酸は酸性の性質を持っているため、水垢汚れの掃除に効果的です。クエン酸を使って掃除するときは、クエン酸水スプレーを作ると便利です。
クエン酸スプレーを作って水垢汚れを落とす方法
- 空のスプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1を入れてよく振って混ぜましょう。
- 水垢汚れが気になる部分にクエン酸をスプレーし、10分程度放置します。
- それからスポンジで擦って水垢汚れを落としましょう。
クエン酸水の分量は目安なので、汚れがひどいときはクエン酸の濃度を濃いめにしても大丈夫です。ただし、日持ちは1~2週間程度なので、早めに使い切ってください。
クエン酸は100均でも手に入ります。家中のアルカリ性の掃除に使えるので、常備しておくとかなり役に立つでしょう。
クエン酸がないときはお酢で代用
ご自宅にない場合はお酢でも代用できます。
お酢を使うときはホワイトビネガーや穀物酢を使いましょう。果実酢やすし酢は砂糖が使われているので掃除用に向いていません。
酢のニオイが気になる場合は、クエン酸を使った方がよいでしょう。
カビには重曹+クエン酸
カビを取り除くには塩素系の漂白剤が効果的ですが、蛇口に使うと中に洗剤が残ってしまわないか心配な方もいらっしゃるでしょう。また、素材を傷めてしまう可能性もあります。
カビの掃除には重曹とクエン酸を一緒に使う方法が効果的です。
塩素系漂白剤ほどの効果はありませんが、ナチュラルな洗剤で掃除したい方におすすめです。
重曹は炭酸水素ナトリウムのことで、アルカリ性の性質を持つため、酸性汚れを中和して落とすのが得意です。
重曹には静菌効果があり、菌の増殖を抑える効果があります。そのためカビ予防はできますが、単独でカビを除去するほどの力は期待できません。
しかし、アルカリ性の性質を持つクエン酸と混ぜることで、カビへの効果を発揮します。蛇口のカビも重曹とクエン酸を一緒に使って落としましょう。
- まず空のスプレーボトルに水100ml、クエン酸小さじ1を混ぜ合わせてクエン酸スプレーを作り、カビの部分に吹きかけます。
- 次にいらなくなった歯ブラシに重曹をつけて、カビの部分を擦ります。
- 重曹とクエン酸を混ぜると炭酸ガスが発生するため、黒カビが浮かび上がって落としやすくなります。
- カビが落ちたら十分に洗い流してください。
手垢には重曹
手垢は汗や皮脂などと同じ酸性汚れです。
また、洗面台でスキンケアやメイクをしたり、髪のスタイリングをする方は多いでしょうが、化粧品や整髪料がついた手で蛇口を触ると手垢と同じ酸性の汚れが付着します。
蛇口の手垢汚れや化粧品などの汚れには、アルカリ性の性質を持つ重曹が効果的です。
重曹で掃除するときは、直接ふりかけたり、ペースト状にしたりする方法がありますが、重曹水を作れば手軽に掃除できます。
- 重曹水は、スプレーボトルの中に水100ml、重曹小さじ1を溶かして作ります。
- 手垢汚れなどが気になる場所に重曹水を吹きかけたら、スポンジで擦って落としましょう。
- 汚れが落ちたら水で洗い流し、タオルで水気を拭き取ってください。
洗面所のシャワーヘッドの掃除方法
洗面所のシャワーヘッドの蛇口は手洗いや歯磨き、洗顔だけでなく、洗髪や衣類の手洗いなどもできて便利です。
シャワーヘッドの吐水口は普段下を向いているのであまり目にすることがないかもしれませんが、掃除を怠るとカビや汚れが発生します。
また、目づまりすると水の出が悪くなったり、水が変な方向に飛ぶことがあります。
シャワーヘッドを快適に使うためには定期的に掃除をして、年に数回は念入りな掃除をすることをおすすめします。
ここからは、洗面台のシャワーヘッドの掃除方法をご紹介します。
必要な道具
洗面所のシャワーヘッドを掃除するときに必要な道具は「クエン酸」「スポンジ」「ゴム手袋」「いらなくなった歯ブラシ」「マイクロファイバークロス」の5つです。
洗面所の蛇口周りの汚れは、水垢のようなアルカリ性の汚れと手垢などの酸性汚れが入り混じっているため、軽い汚れであればお風呂用の中性洗剤で落とせます。
ただし、頑固な水垢汚れには、酸性のクエン酸を使った掃除がおすすめです。
日常的に掃除をしていれば蓄積を防げますが、落ちにくい頑固な汚れになってしまった場合は、クエン酸パックをおこなって念入りな掃除をした方がよいでしょう。
その場合はラップや輪ゴムも使用しますので、用意しておいてください。
- クエン酸
- スポンジ
- ゴム手袋
- いらなくなった歯ブラシ
- マイクロファイバークロス
- ラップ※
- 輪ゴム※
※クエン酸パックをおこなう場合
基本的な掃除方法
蛇口に汚れが蓄積すると落としにくくなるため、定期的に掃除して汚れをためないようにしておきましょう。
シャワーヘッドの基本的な掃除方法の手順をご紹介します。手荒れが気になる方は、ゴム手袋をしてから掃除することをおすすめします。
- 洗面台の排水口の蓋を閉じ、水を張ってすすぎ用の水を用意しておきます。
- 蛇口にクエン酸をスプレーして2~3分放置します。
- 汚れが浮いてきたら、スポンジで擦って汚れを落とします。ヘッド部分や蛇口の根元など、細かい部分はいらなくなった歯ブラシを使って擦り落としましょう。シャワーヘッドだけでなく、ホースやつなぎ目にも汚れがたまるので、一緒に洗っておきましょう。
- 洗面台にためた水でシャワーヘッドやホースなどをすすぎます。
- 洗い流した後は、マイクロファイバークロスで水気を拭き取っておきましょう。
頑固な汚れにはつけ置きやクエン酸パックが効果的
水垢などの蓄積した頑固な汚れは簡単に落ちないため、つけ置きやクエン酸パックがおすすめです。
つけ置き洗いの手順
つけ置き洗いの手順をご紹介します。
- シャワーヘッドの分解ができる場合は、フィルターやパッキンを取り外しておきます。
- 洗面台に水をためた中にクエン酸大さじ1を入れて溶かしておきます。
- シャワーヘッドを伸ばし、クエン酸水に1時間ほどつけ置きします。
- 汚れが浮いてきたらスポンジや歯ブラシを使って擦り落とします。
- シャワーヘッドを水洗いしてよくすすいでおきます。
クエン酸パックの手順
つけ置きしてもあまりきれいにならないほど汚れが蓄積されている場合は、クエン酸パックがおすすめです。
洗面台の蛇口をクエン酸パックする方法をご紹介します。
- スプレーボトルに水100ml、クエン酸小さじ1を混ぜてクエン酸水を作り、シャワーヘッドにスプレーします。
- クエン酸水をスプレーした部分をキッチンペーパーで包んで密着させます。
- さらにその上からラップをかぶせて、外れないように輪ゴムでとめておきます。
- 1時間ほど放置したらラップとキッチンペーパーを外し、いらなくなった歯ブラシなどで汚れを擦り落とします。
頑固な汚れ掃除のポイント
石のように固くなった頑固な水垢は、クエン酸パックをしても1度できれいに落ちないかもしれません。
しかし、何度かクエン酸パックを繰り返すうちに汚れが柔らかくなっていきます。1度試して落ちなかった場合でも、繰り返しクエン酸パックをして掃除してみてください。
つけ置きする場合もクエン酸パックする場合も、洗い流した後はマイクロファイバークロスやタオルで水気を拭き取っておきましょう。
半年に1度は分解して内部まで念入りに掃除
汚れはシャワーヘッドの内部にもたまります。シャワーヘッドの穴に水垢がたまると、水の出が悪くなることがありますので、内部の汚れを取り除いてシャワーヘッドの目づまりも防ぎましょう。
半年に1回程度は分解して内部まで念入りに掃除することをおすすめします。
シャワーヘッドを分解して掃除するときは、戻し方がわからなくなると困るので、スマホで写真を撮りながら分解していくとよいでしょう。
- シャワーヘッドの先端を反時計回りに回して外します。
- パッキンや吐水口を分解して、水洗いします。
- シャワーヘッドを引き出し、半時計周りに回すとホースからシャワーヘッドを取り外せます。
- 歯ブラシなどで接続部分の汚れを落としましょう。
- シャワーヘッドからフィルターを取り外して歯ブラシなどで汚れを落とします。
- 分解した部分をすべて元に戻します。
洗面所の蛇口の根元の掃除方法
洗面所の蛇口の根元の汚れが気になっている方も多いのではないでしょうか。
蛇口の根元汚れの原因も水道に含まれるミネラルなどが固まってできた水垢です。汚れを放置していると見た目が悪くなり、清潔感を損ないます。
また、汚れが蓄積するとスポンジで擦っても簡単には落ちなくなってしまいます。
蛇口の根元の掃除方法をご紹介しますので、頑固な汚れを取り去って清潔にしておきましょう。
必要な道具
- クエン酸
- いらなくなった歯ブラシ
- キッチンペーパー※
- ラップ※
- タオル※
※クエン酸パックをおこなう場合
蛇口の根元が汚れる原因は水垢なので、掃除に必要な道具は「クエン酸」「いらなくなった歯ブラシ」です。
頑固な汚れにはクエン酸パックしますので、「キッチンペーパー」「ラップ」「タオル」も用意してください。
掃除方法
蛇口の根元汚れの掃除は、クエン酸をスプレーして歯ブラシで擦ってください。
汚れが落ちたら水で洗い流しましょう。しかし、蓄積した汚れの場合、この方法では簡単に落ちない可能性があります。そのときは、蛇口の根元にクエン酸パックをして落とします。手順をご紹介しますので、試してみてください。
- 蛇口の根元に折り畳んだキッチンペーパーを巻きつけます。
- クエン酸スプレーをティッシュに拭きかけて、汚れに密着させます。
- クエン酸が乾かないように上からラップをし、1時間程度放置します。
- ティッシュを外してから歯ブラシなどで汚れの部分を擦ります。
- 汚れが落ちたら水で洗い流します。
- 最後にタオルやマイクロファイバークロスで水気を拭き取ります。
歯ブラシで汚れを擦るときは、強く擦りすぎると傷をつけてしまう恐れがあるため、注意してください。
また、メラミンスポンジは研磨作用があるため汚れを落としやすいですが、コーティングされた洗面台に使うとコーティングを削って傷をつけてしまいます。
柔らかいスポンジなどを使って掃除した方がよいでしょう。
洗面所の蛇口の汚れを防ぐには
洗面台の蛇口は常に清潔にしておきたいものですね。蛇口にカビや水垢が発生すると、汚れに触れた水で手洗いや洗顔、歯磨きすることになってしまいます。
黒カビは健康への影響も心配なので、汚れを発生させないようにしておきましょう。
蛇口の汚れを防ぐ方法を2つご紹介します。
どちらも簡単にできることなので、毎日の習慣にしましょう。
クエン酸スプレーを吹きかける
蛇口に水垢がたまらないように毎日クエン酸スプレーを吹きかけておきましょう。
水垢汚れは蓄積すると頑固な汚れになって落ちにくいものですが、毎日お手入れしておけば、汚れをためずにすみます。
毎晩寝る前にクエン酸スプレーを吹きかけてスポンジで拭く習慣をつけてはいかがでしょうか。毎日のちょっとしたひと手間で、頑固な水垢の蓄積を防げます。
洗面台の近くにクエン酸水スプレーを置いておけば、毎日の掃除も面倒ではないでしょう。
ただし、クエン酸水スプレーは使用期限が1~2週間程度なので、1度に大量に作ると余らせてしまいます。作るときは短期間で使い切れる量にしておきましょう。
水滴を拭き取る
洗面所は家族が使うため、どうしても濡れている時間が多いものです。
水垢を防ぐには、濡れたままにしておかないことがポイントです。水滴はできるだけ拭き取っておきましょう。
とはいえ、忙しい朝などに水滴を拭き取るのは手間もかかります。そこで手の届きやすい場所にマイクロファイバークロスなど吸水性が高い布巾を置いておいてはいかがでしょうか。
手を洗ったり、歯を磨いたりするついでに水滴を拭き取る習慣をつけることで、水垢やカビの発生を防ぎ、蛇口を清潔に保てます。
洗面所の蛇口掃除をする際の注意点
蛇口を掃除する際には使用する洗剤や道具に注意しましょう。
洗剤の種類や道具によっては水栓の変色や傷の原因となるほか、樹脂製部品が破損してしまうおそれがあります。
例えば、TOTOでは蛇口周りの掃除にあたり、下記ものは水栓を破損させるおそれがあるとして、使用を控えるように推奨しています。
非推奨の洗剤や道具 | 理由 |
---|---|
酸性洗剤、塩素系漂白剤、TOTO蛇口まわりのクリーナー以外のアルカリ性洗剤 | 水栓の表面が変色したり、樹脂製部品が破損するおそれがあるため |
シンナー、ベンジンなどの溶剤 | ゴムや樹脂製部品が破損するおそれがあるため |
クレンザー、磨き粉など、粗い粒子を含んだ洗剤、ナイロンたわし、たわし、ブラシなど | 水栓の表面が傷つくため |
破損すると買い替えが必要になるほか、傷がついた場合にはその部分に汚れが付着しやすくなるといったデメリットがあるので、蛇口にあった洗剤や道具を使いましょう。
洗面所の蛇口掃除と併せてやっておきたいこと
蛇口の掃除といっしょに、蛇口の部品や洗面台との接続部分に緩みがないか確認しておくことをおすすめします。
接続部分が緩んだまま使用していると、蛇口のガタつきから配管に負荷がかかり、水漏れの原因になる可能性があります。
また、部品の破損やめっき部品の表面が割れて怪我につながる場合もあるかもしれません。
蛇口を安全かつ長期的に使うためには、掃除するタイミングで固定している箇所や接続部分のネジを締め直しておきましょう。
TOTOでは1年に2回以上、緩みがないかチェックすることを推奨しています。
もしガタつきが改善しない場合は部品が破損している可能性や、別の原因があるかもしれないので、メーカーや修理業者への点検を依頼してください。
水栓本体がゆるい・ぐらつく場合の直し方はこちらの記事をご参照ください。
水漏れが発生してしまっている場合の正しい対処法は、こちらの記事でまとめていますので、併せてご確認ください。洗面所の蛇口掃除をプロに依頼する場合
汚れが蓄積しすぎて自分で蛇口掃除をしてもきれいにならない場合や、自分でシャワーヘッドの分解をするのが不安な方、じっくり掃除する時間がない方は、蛇口掃除をお掃除のプロに依頼する方法もあります。
費用はかかりますが、プロの手にかかれば頑固な汚れもすっきり落ちて、洗面所が明るくなります。蛇口が清潔でピカピカになれば、洗面台を毎日気持ちよく使えるでしょう。
洗面所全体を掃除してもらえる
洗面所の蛇口掃除をプロに頼みたい場合は、ハウスクリーニング業者に依頼しましょう。
その場合、蛇口のみの掃除というコースはほとんどありません。
洗面所の蛇口掃除を依頼したい場合、洗面所全体を掃除してもらうコースを選ぶことになります。蛇口だけでなく、洗面ボウルや鏡、棚、排水口など、洗面所全体を掃除してもらえます。
頑固な水垢やカビが落ちない場合、ハウスクリーニング業者に依頼すれば、汚れに合わせた洗剤を使って蓄積汚れもきれいに取り去り、ピカピカに磨き上げてくれます。
家族みんなが朝も夜も使う洗面台が清潔だと気持ちがいいですね。
自力で掃除しても汚れが落ちないときは、ハウスクリーニングに頼ってみてはいかがでしょうか。
蛇口掃除の料金相場
ハウスクリーニングに蛇口を含む洗面所の掃除を依頼した場合、料金の相場は7,000円~10,000円程度です。
掃除の範囲は会社によって異なりますので、必要のない掃除まで含まれていないか確認して選ぶとよいでしょう。
また、オプションで洗面ボウルのコーティングや、換気扇の掃除をお願いできるハウスクリーニングもあります。
浴室など洗面所以外の水回りも一緒に依頼する場合、料金が割安になることがあります。
頑固な汚れに困ったときは、ハウスクリーニングに依頼してカビや水垢を取り除いてもらうのもいいかもしれません。
一度プロの手で水垢やカビをきれいに取り除いてもらえば、次からはできるだけこまめに掃除することによって、汚れをためずにすみます。
蛇口がピカピカになれば、毎日気持ちよく洗面所を使えるでしょう。
まとめ
洗面所の蛇口は清潔にしているつもりでも水垢やカビが発生しやすいので、汚れをためないことが大切です。
蛇口の汚れを防ぐための小さなひと手間が汚れの蓄積を防ぎますので、目立つ汚れがなくてもクエン酸スプレーを吹きかけたり、水滴を拭き取る習慣をつけ、こまめにお掃除しましょう。また、シャワーヘッドの内側にも汚れがたまりますが、普段は内部まで掃除しにくいものです。
しかし、半年に1回程度はシャワーヘッドを分解して掃除することで、内側まできれいに保て、目づまりも防げます。洗面所を気持ちよく使うためにも蛇口の掃除を欠かさないようにして、清潔に保ちましょう。
まずは無料相談!全国対応&水道局指定のおすすめ業者
※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※記事内で紹介した水道業者様は編集部が独自にリサーチを行い、料金や口コミ等、様々な情報を基に
順位付けをしております。