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屋外の蛇口は自分で交換できる?交換手順や業者依頼が必要なケースを解説

2024.12.24
2022.03.16
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蛇口の寿命は、10年程度といわれています。しかし、屋外に設置されている蛇口は雨風や日光などの外部の影響を受けてしまうため、実際は10年が経過する前に劣化してしまうケースもあります。

屋外の蛇口は立水栓であれば、DIY初心者でも簡単に交換できます。この機会にDIYにチャレンジしてみませんか?
本記事では、立水栓や散水栓の交換方法を詳しく説明します。

業者依頼が必要になるケースについても説明していきますので、ぜひ参考にしてください。
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寺田 有志
監修者

水道設備業者 水道水栓設備主任

寺田 有志 (株式会社プログレス)

株式会社プログレス 入社平成23年5月 暮らしの中で必要なレスキューサービスを提供する株式会社プログレスにて水道水栓設備主任を担当。水回り業務に7年従事し、累計2000件以上の水道水栓関連のトラブルを解決。多くのお客様に信頼される「水道水栓」のスペシャリスト。

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屋外の蛇口は自分で交換できる?

屋外に設置されている蛇口の多くは「単水栓」と呼ばれる、シンプルな仕組みで作られている蛇口です。単水栓の着脱は簡単にできるので、DIY初心者でもスムーズに交換できるでしょう。

そして自分で蛇口交換をするときには、次のようなメリットがあります。

メリット
  • 費用を抑えられる
  • 自分の好きなタイミングで交換できる
  • 自分の好きな蛇口に交換できる

自分で蛇口交換を行う最大のメリットは、費用が抑えられることです。新しい蛇口の購入費用のみで交換できるので、業者依頼と比べて低予算で済みます。加えて、交換を自分の好きなタイミングで行えることや、好きな蛇口を選べることもメリットと言えるでしょう。

DIYが得意な方や、費用をできるだけ抑えたいと考えている方には、自分で蛇口交換をするメリットは大きいと言えます。

屋外に設置する蛇口の種類

屋外に設置できる蛇口は「立水栓」と「散水栓」の2種類です。
それぞれの蛇口の見分け方と特徴を見てみましょう。

立水栓

蛇口が柱や壁に取り付けられているのなら、既存の蛇口は「立水栓」です。立水栓は柱を設置するスペースが必要になるため、庭のスペースに余裕がある住宅に取り付けられます。

一昔前までは実用性重視で作られたコンクリート素材のシンプルなものばかりでしたが、最近ではエクステリアデザインの一部として、さまざまな種類やデザインの立水栓が増えてきました。たとえば、金属製のシンプルなポールタイプや手洗いボウルが付いているカントリー調、ウッドフェンスと蛇口が一体化したものまで、多岐にわたります。

せっかく新しい蛇口へ交換するのなら、庭のイメージに合うものや使い勝手のいいものを選ぶといいですね。

散水栓

「散水栓」は、地面に埋められたボックスの中に設置されています。蛇口を使用しないときにはボックスのふたが閉まっているので、見た目がすっきりとして見え、設置スペースも取りません。

散水栓の蛇口を交換する場合、同じタイプへの交換はもちろん、「立水栓」のような柱タイプの蛇口に交換することもできます。「立水栓に変えたいけれど、DIYできるか不安」という方には、柱タイプの散水栓がおすすめです。

立水栓の交換手順

ここでは、柱に蛇口が取り付けられている「立水栓」の蛇口交換手順を説明します。

立水栓の交換に必要な道具

屋外の蛇口交換をするときに必要な道具は、次の6つです。

立水栓の交換に必要な道具
  1. 新しい蛇口
  2. シールテープ
  3. スパナやモンキーレンチ
  4. タオル
  5. 歯ブラシ
  6. バケツ(水を入れておく)

これらの道具は、ホームセンターやネット通販で揃えることができます。作業をスムーズに行うためにも、手元に道具を用意してから作業に取り掛かりましょう。

立水栓を交換する流れ

まずは立水栓の蛇口を交換するときの作業の流れを確認してみましょう。

立水栓を交換する流れ
  1. 元栓を閉める
  2. 蛇口に付いているホースや付属品をすべて取り外す
  3. 蛇口を正面から見て反時計回りに回して取り外す
  4. 取り付け穴内の古いシールテープや汚れをきれいに掃除する
  5. 新しい蛇口のネジ山にシールテープを6回〜10回ほど巻く
  6. 取り付け穴に新しい蛇口をはめ込む
  7. しっかり取り付けができているか確認する
  8. 元栓を開く
  9. 動作確認をする

作業自体はシンプルなのですが、作業の工程でいくつか注意点がありますので詳しく説明します。

1. 元栓を閉める

作業に取り掛かる前に、必ず元栓を閉めておきましょう。元栓は屋外の地面のボックスに設置されているので、時計回りに回して閉めてください。元栓が開いたまま作業をすると、水が吹き出してしまいます。

2. 蛇口を正面から見て反時計回りに回して取り外す

蛇口が固くなっていてうまく回らない場合には、スパナを蛇口に引っ掛けた状態で、スパナを反時計回りに回してみてください。

既存の蛇口を取り外すときや取り付け穴を掃除するとき、取り付け穴内の雌ねじ(めねじ)を傷つけないように気を付けてください。
雌ねじが傷つくと水漏れの原因になり、裂けてしまった場合には水栓柱や配管ごとの交換が必要になります。
既存の蛇口を取り外すときには、雌ねじが傷つかないように注意しながらゆっくり取り外しましょう。

3. 取り付け穴内の古いシールテープや汚れをきれいに掃除する

蛇口の取り付け穴内には古いシールテープや汚れが付着しているので、手や歯ブラシを使ってきれいに掃除しておきましょう。ある程度汚れが落ちたら、最後にバケツに汲んでおいた水で洗い流します。

4. 新しい蛇口のネジ山にシールテープを6回〜10回ほど巻く

シールテープは正しい巻き方で巻いておかないと水漏れを起こすので、次の注意点に気を付けながら巻きましょう。また、テープを巻く回数は6回〜10回程度ですが、雄ねじ(おねじ)や雌ねじの大きさによって巻く回数は前後します。

正しい巻き方
  • テープがたるまないように、やや引っぱりながら巻く
  • ネジ山の先端から2つ目のネジを巻き始めにする
  • 時計回りに巻く
  • テープを巻き終わった後には指の腹を使ってテープをなじませる

5. 取り付け穴に新しい蛇口をはめ込む

シールテープを巻き終わったら、取り付け穴に蛇口をゆっくりとねじ込みます。回す方向は時計回りで、両手でしっかりと蛇口を握ってゆっくりとねじ込んでください。蛇口が回らないくらい固くなるまで回し、正面から見たときにまっすぐになるように取り付けてください。

このとき、中途半端な位置で蛇口が回らなくなってしまったら、蛇口が傷つかないようにタオルを巻いてからスパナを使って位置調節をしましょう。
それでも中途半端な位置で止まる場合には、一度蛇口を取り外し、シールテープを巻く工程からやり直してください。
「6回巻いて回らなかったのなら今回は8回巻く」というように、巻き回数を調節してみましょう。蛇口をしっかりと取り付けられるまで、何度もこの工程を繰り返すことになります。

6. しっかり取り付けができているか確認する

蛇口を差し込んだら、しっかりと取り付けができているか、正面を向いているかなどの最終確認をしておきましょう。
グラグラしていたり、ピッタリとくっついていなかったりしたら、作業後に水漏れを起こす恐れがあります。ここでしっかりと確認しておいてください。

7. 元栓を開く

蛇口の取り付けが完了したら、元栓を反時計回りに回して開きます。

8. 動作確認をする

元栓を開いたら、最後に水を出して空気抜きと動作確認をします。水が流れたあと、3分ほど経っても水漏れをしていなければ作業完了です。

散水栓を立水栓へ交換する方法

最近では、散水栓を使い勝手のいい立水栓へ交換する方も増えてきています。しかし、散水栓から立水栓への交換は配管をつなげる作業が必要になるため、しっかりと接続できていない場合には水漏れを起こすリスクがあることも、頭に入れておかなければなりません。

したがって、ここでは交換の詳しい手順ではなく、プロが行う作業の流れを紹介します。

散水栓を立水栓へ交換する方法
  1. 水道の元栓を閉め、散水栓が設置されているボックスを地面から掘り起こす
  2. 水道管と立水栓を接続する
  3. 水栓柱と蛇口を取り付ける
  4. 水の受け皿を設置する

ボックス周辺の地面がコンクリートの場合には、コンクリートの除去作業をしなければなりません。また、散水栓が設置されていた場所とは違う場所に立水栓を設置したいときには、撤去作業に加えて配管工事も必要になります。配管工事は「給水装置工事主任技術者」の資格保持者でないと行えないため、必ず業者依頼をしてください。

一見シンプルな作業工程に見えますが、立水栓同士の交換よりも専門知識や技術を要する工程が多くなっています。

蛇口交換を業者依頼したほうがいいケース

蛇口の状態によっては業者に依頼したほうがいいケースもあります。たとえば次のようなケースです。

蛇口交換を業者依頼したほうがいいケース
  • 手順を確認してみて難しいと感じた
  • 蛇口が大きく破損してしまっている
  • 排水管や給水管でトラブルが起こっている

手順を確認してみて難しいと感じた

蛇口交換の作業手順に目を通してみて、少しでも「難しい」と感じたのなら業者依頼を検討しましょう。

蛇口交換の作業工程はそれほど多くありませんが、シールテープの巻き方や蛇口の取り付けなど、少し複雑な作業があります。

とくにシールテープがうまく巻けていなかったり、設置がしっかりとできていなかったりすると、作業後に水漏れを起こすことも。水漏れしてしまった場合、自分で対処できなければ結局業者依頼が必要になり、余計な手間と費用がかかってしまいます。

もしも手順を確認してみて難しいと感じたのなら、交換はプロに任せましょう。

散水栓が大きく破損してしまっている

散水栓は地面に埋められたボックスに設置されているため、外部からの衝撃を受けやすく、破損してしまうことがあります。

破損する原因には「地震・凍結・車で踏んだ」などが挙げられ、とくに車で踏んでしまったときには蛇口本体の破損は免れないでしょう。

蛇口が大きく破損してしまった場合、本体ごとの取り替えが必要になります。
前述したように、散水栓の交換や新設には専門的な知識が必要になる場合もあるので、まずは業者に相談してみましょう。

水道管でトラブルが起こっている

水道管で水漏れなどの何かしらのトラブルが起こっている場合には、業者依頼が必要です。

水道工事をするためには「給水装置工事主任技術者」「下水道排水設備工事責任技術者」「管工事施工管理技士」「水道技術管理者」などの、専門資格が必要になるからです。

水道管の水漏れに気付き、地面の陥没によって水漏れ箇所が断定できる場合には、補修用のテープを使って応急処置をしておきましょう。

水漏れ箇所が断定できない場合には、元栓を閉めておくと水漏れを一時的に止めることができます。ただし、元栓を閉めると家中の水が出なくなってしまうので、注意してください。

屋外の蛇口交換を業者依頼するときの費用相場

業者依頼を検討したとき、費用について心配になりますよね。屋外の蛇口交換を業者依頼するときの費用相場は「30,000円〜60,000円」です。

工事費用は「散水栓から立水栓へ」「立水栓から立水栓へ」など、作業によって異なります。また、散水栓から立水栓へ交換するときには、設置場所を移動させると配管工事が必要になり、別途費用がかかることがほとんどです。

業者依頼をする際にかかる工事費用は業者によって大きく異なるため、一概にいくらだとは言い切れません。正確な費用相場を把握するためにも、必ず3社以上の業者から見積もりを取りましょう。

まとめ

屋外に設置されている蛇口は、柱に蛇口が取り付けられている「立水栓」と地中のボックスに蛇口が取り付けられている「散水栓」の2種類に分かれます。

立水栓に取り付けられている蛇口は「単水栓」というシンプルな仕組みの蛇口なので、DIY初心者でも簡単に交換できるでしょう。
一方で、散水栓から立水栓へ交換するときには、専門的な知識や資格が必要に場合もあるため業者依頼をおすすめします。

また、蛇口に次のような症状があるときにも、業者依頼を検討したほうがいいでしょう。

  • 蛇口が大きく破損してしまっている
  • 排水管や給水管でトラブルが起こっている

これらの症状が起こっていなかったとしても、本記事で交換手順を確認してみて「難しい」と感じたのなら、初めから業者依頼することをおすすめします。

蛇口交換は自分でも行えますが、失敗してしまうリスクがあることも忘れてはいけません。
この記事を判断材料として、DIYと業者依頼のどちらにするか検討してみてくださいね。

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