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水洗トイレの蛇口から水が止まらない!原因や自分でできる修理方法を解説
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水洗トイレの蛇口から水が止まらない!原因や自分でできる修理方法を解説

2024.11.21
2022.08.18
水洗トイレの蛇口から水が止まらない!原因や自分でできる修理方法を解説
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水洗トイレのタンクには蛇口(手洗い管)がついていて、レバーを引くと便器に水が流れると同時に蛇口からも一定時間水が流れます。

通常、タンク内に水が溜まれば自動的に蛇口の水は止まりますが、水が止まらなくなるというトラブルが起こることもあります。

いつまでも水が流れ続けると水道代が高くなりそうで心配ですよね。

この記事では、水洗トイレの蛇口から水が止まらなくなる原因や、自分で修理する際に必要な道具、修理の手順についてご紹介します。

自分で修理したい方は、ぜひ参考にしてください。
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寺田 有志
監修者

水道設備業者 水道水栓設備主任

寺田 有志 (株式会社プログレス)

株式会社プログレス 入社平成23年5月 暮らしの中で必要なレスキューサービスを提供する株式会社プログレスにて水道水栓設備主任を担当。水回り業務に7年従事し、累計2000件以上の水道水栓関連のトラブルを解決。多くのお客様に信頼される「水道水栓」のスペシャリスト。

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水洗トイレが流れる仕組み

まずは水洗トイレがどのような仕組みで水が流れるのかご説明します。

水洗トイレはタンクの横のレバーを引くと便器に水が流れます。レバーはタンクの中のフロートバルブという排水口の弁に鎖で連結しています。

レバーを引くことによってフロートバルブが上がり、タンクの水が便器内に排出される仕組みです。

また、タンクの中にはボールタップという給水弁があります。タンクの水が便器に排出されてタンク内の水位が下がると浮き球が下がってボールタップが開き、タンク内に給水されます。

一方、タンク内の水位が上がると浮き球も上がっていき、一定の水位まで上がるとボールタップからの給水が止まる仕組みです。

タンク内に給水される適切な水の量はボールタップがコントロールしています。しかし、ボールタップに不具合が発生すると、給水が適切な量で止まりません。

そのようなとき、水があふれることを防ぐためにオーバーフロー管があります。

一定の水位以上になれば、オーバーフロー管から水が便器に流れる仕組みになっています。

水が止まらない原因を調べる前にすべきこと

水洗トイレの蛇口から水が止まらないときは、原因を調べるためにタンクの中の状態を確認する必要があります。まずは次のことをおこなっておきましょう。

止水栓を閉める

水が止まらなくなったときは止水栓を閉めて、水の流れを止めましょう。

トイレには壁や床から伸びてタンクに繋がっている給水管があります。

給水管にはマイナスドライバーで回せる止水栓か手で回せるバルブの止水栓がついていますので閉めておきましょう。

止水栓は時計回りに閉めると水が止まります。閉めるときに回した回数を覚えておくと、修理後に元の水量に調節しやすいです。

止水栓の場所がどこかわからないときは、元栓を閉めておきましょう。

電源コードを抜く

温水便座やウォシュレットの場合は、作業中の感電や漏電を防ぐために電源を切って電源コードを抜いておきましょう。作業中に水がかかる恐れがあるので、ビニール袋などをかぶせて水濡れを予防しておくと安心です。

タンクのふたを開ける

蛇口がついていないタイプのタンクのふたは、持ち上げるだけで外せます。しかし、蛇口がついたタンクはそのまま持ち上げて外せるタイプと外せないタイプがあります。

まずはふたを持ち上げて、そのまま外せるか試してみましょう。持ち上げてもふたが外せないタイプは、タンク内の管によって外し方が異なります。

蛇腹ホースの場合はふた側にナットで固定されているので、レンチでナットを回して外してください。ゴムホースの場合はバンドで固定されているので、引っ掛けてある部分を外してからふたを開けましょう。

水洗トイレの蛇口から水が止まらない原因

水洗トイレの蛇口から水が止まらない症状には複数の原因が考えられます。まずは蛇口のナットの緩みがないか確認してみましょう。ナットを締め直すだけで問題が解消する場合もあります。

ナットを締め直しても水が止まらないときは、部品に問題が生じている可能性があります。

蛇口のパッキンの劣化

止水栓を閉めて水が止まったときは、パッキンの劣化が原因かもしれません。

蛇口の接続部分を固定するナットの中にはパッキンが入っていて、水漏れを防いでいます。

しかしパッキンは消耗品なので、使っているうちに摩耗したりヒビが入ったりすることがあります。

パッキンが劣化すると隙間が発生するため、水をせき止めておけなくなり、水が止まらないトラブルが発生するのです。

水位がオーバーフロー管の先端より上の場合

タンクの水位が標準より高く、オーバーフロー管の先端より上まできている場合はボールタップか浮き球の不具合が原因と考えられます。

ボールタップと浮き球は連動して止水弁を開閉し、タンクへ水を給水する働きがあります。

蛇口から水が止まらないのはどちらに原因があるのか、次の方法で確認しましょう。

ボールタップの不具合

浮き球を持ち上げてみても水が止まらない場合、ボールタップが原因と考えられます。通常であれば、トイレタンクの水位が上がり、浮き球が上がるとボールタップの止水弁は閉まります。

浮き球が上がっても水が止まらなければ、水が止まらないのは浮き球に関係ないということになるため、ボールタップに不具合があると考えられます。

浮き球の不具合

浮き球を持ち上げたときに給水が止まれば、ボールタップの動きは正常と考えられるため、浮き球に不具合があると判断できます。浮き球に不具合が発生すると、水位が上がっても浮き球が上がらなくなってしまいます。

浮き球の不具合の原因には、次のようなことが考えられます。

浮き球の不具合の原因
  • 浮き球の破損
  • 浮き球に水が入っている
  • 浮き球が引っかかっている

浮き球が破損している場合、新しい浮き球に交換することで水が止まらないトラブルを解決できます。また、浮き球が引っ掛かっている場合は、正常な位置に戻すと水が止まります。

節水のため、トイレのタンクにペットボトルを入れている家庭もあるでしょうが、浮き球が外れる原因になりますので入れないようにしておきましょう。

水位がオーバーフロー管の先端より下の場合

水位がオーバーフロー管の先端より下の場合はフロートバルブやチェーンが原因と考えられます。

フロートバルブの不具合・劣化

フロートバルブとは、トイレのレバーとチェーンでつながっているゴム製やプラスチック製の栓のことです。水洗トイレのレバーを引くとチェーンが上がることでフロートバルブも上がり、タンクから便器へ水が流れます。

しかし、フロートバルブは長年使っているうちに劣化しますので、不具合が生じて水が止まらなくなることがあります。

フロートバルブの不具合が疑われるときは、フロートバルブと排水口に異物が挟まっていないか確認しましょう。

たとえばトイレのタンクに直接入れる洗浄剤を使っている場合、溶け切らずに固形のまま挟まってしまったり、フロートバルブにこびりついたりすることで、排水弁の機能を損なうことがあります。

異物によってフロートバルブの機能が低下している場合は、異物を取り除くことで蛇口から水が止まらない症状を改善できます。

また、フロートバルブが目で見て明らかに摩耗している場合や、触ったときにゴムの黒い色が手につくときは、劣化していると判断できます。劣化したフロートバルブからは水が漏れるため、新しいものと交換しましょう。

フロートバルブはメーカーによって形状や取り付け方法が異なるため、今使っているメーカーと品番を確認して同じものを購入しましょう。

チェーンのからまり

チェーンが他の部品にからまってしまうと長さが足りなくなるため、フロートバルブがしっかり閉まらずに蛇口からの水が止まらなくなることがあります。この場合はチェーンのからまりを解消することで、水が止まらない症状を解消することができます。

【原因別】水洗トイレの蛇口の水が止まらないときの修理方法

ここからは、原因別に水洗トイレの蛇口の水が止まらないときの修理方法をご説明します。

蛇口のパッキンを交換する方法

蛇口の水が止まらない原因がパッキンの劣化の場合は、新しいパッキンと交換しましょう。

トイレの型番を調べて、今使っているパッキンと同じものを用意してください。

必要な道具

蛇口のパッキン交換に用意する道具は以下の2つです。

蛇口のパッキン交換に用意する道具
  • 新しいパッキン
  • モンキーレンチ

交換手順

蛇口のパッキンを交換する手順は以下の通りです。

蛇口のパッキンを交換する手順
  1. 止水栓を閉めます
  2. トイレタンクのふたを外します
  3. 蛇口とボールタップをつないでいるナットを外します
  4. ナットの中のパッキンを外して新しいものと交換します
  5. トイレのふたを閉めます
  6. 止水栓を開いて水が止まるか確認してください

ボールタップ・浮き球を交換する方法

ボールタップと浮き球の不具合で水が止まらなくなっている場合の修理方法をご紹介します。

ボールタップや浮き球は新しいものと交換することになりますので、型番を調べてホームセンターなどで購入しておきましょう。

必要な道具

ボールタップ・浮き玉の交換に用意する道具は以下の4つです。

ボールタップ・浮き玉の交換に用意する道具
  • 新しいボールタップ
  • マイナスドライバー
  • モンキーレンチ
  • ゴム手袋

交換手順

ボールタップ・浮き球の交換手順は以下の通りです。

ボールタップ・浮き球の交換手順
  1. 止水栓を閉めます
  2. トイレタンクのふたを外します
  3. レバーを引いて水を抜きます
  4. 給水管と接続しているナットをモンキーレンチで外します
  5. ボールタップを引き抜きます
  6. 新しいボールタップを取り付け、ナットを閉めます。
  7. 止水栓を開いて水が止まるか確認します
  8. トイレのふたを閉めます

フロートバルブを交換する方法

フロートバルブに異物が挟まったりこびりついたりしている場合、異物を取り除くことで水が止まらない症状を解消できます。

しかし、フロートバルブ自体が劣化している場合は新しいものと取り替えが必要です。

必要な道具

フロートバルブを交換するときに用意する道具は以下の3つです。

フロートバルブを交換するときに用意する道具
  • 新しいフロートバルブ
  • マイナスドライバー
  • ゴム手袋

交換手順

フロートバルブの交換手順は以下の通りです。

フロートバルブの交換手順
  1. 止水栓を閉めます
  2. トイレタンクのふたを外します
  3. レバーを引いて水を抜きます
  4. レバーについているチェーンを外します
  5. フロートバルブを取り外します
  6. 新しいフロートバルブを取り付けます
  7. 新しいチェーンを取り付けて長さを調節します
  8. 止水栓を開いて水が止まるか確認します
  9. トイレのふたを閉めます

チェーンを交換する方法

チェーンが周囲の部品などに絡まっている場合は、絡まりをとるだけで問題が解消します。

チェーンが錆びるなど劣化している場合は、次の手順で新しいものと交換しましょう。

用意するもの

チェーンの交換に工具は必要ありません。新しいチェーンを用意しましょう。

交換手順

チェーンの交換手順は以下の通りです。

チェーンの交換手順
  1. 止水栓を閉めます
  2. トイレタンクのふたを外します
  3. レバーを引いてタンク内の水を流します
  4. レバーのフックからチェーンを外します
  5. フロートバルブの上部からチェーンを外します
  6. 新しいチェーンを取り付けます
  7. レバーのフック部分でチェーンの長さを調節します(リング状は2輪分、玉鎖は4玉分のたるみが目安)
  8. 止水栓を開きます
  9. 水を流してフロートバルブの動きを確認します
  10. トイレタンクのふたを閉めます

チェーンには、適度なたるみが必要です。短すぎるとレバーを引いたときにフロートバルブが大きく開き、水量が増えてしまいます。また、フロートバルブが浮く原因にもなります。

一方、長すぎるとレバーを引いてもゴムフロートの開きが小さいため水量が少なくなります。

リング状は2輪分、玉鎖は4玉分を目安にたるみをもたせておきましょう。

業者に頼んだ場合の費用相場

自分で修理すれば、費用は部品代だけですみます。しかし、同じ部品が見つからない場合や、自分で修理するのは難しいと判断した場合は業者に頼むのが安心です。

業者に依頼した際の費用相場をご紹介します。

修理箇所 費用相場
パッキン交換 6,000円~10,000円
ボールタップ・浮き球 8,000円~11,000円
フロートバブル 8,000円~11,000円
チェーン 8,000円~11,000円

まとめ

水洗トイレの蛇口から水が止まらなくなる原因と修理方法をご紹介しました。

たとえポタポタと少量の水であっても、出続けていると水道代が高くなってしまいます。

蛇口から水が止まらないトラブルが起こったときは、放置せず早めに原因を突き止めて対処しましょう。

トイレの蛇口のパッキンやタンク内の部品はホームセンターやネット通販で手に入りますが、同じ部品が見つからないときや、自分で修理するのが難しいと判断した場合は業者への依頼をおすすめします。

その場合は相見積もりをとって、信頼できる業者に依頼しましょう。

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