『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のプロデューサー、ロイ・リーが放つ、"死者との再会"が喪失を抱えた者を破滅へ導く心理ホラー『HOLE/ホール 呼び戻したら、戻れない』(2026年12月4日公開 配給:ポニーキャニオン)の新場面写真8点が公開となった。

  • 心理ホラー『HOLE/ホール 呼び戻したら、戻れない』の新場面写真8点が公開

『HOLE/ホール 呼び戻したら、戻れない』は、「死者と二分間だけ会話できる」という設定のもと、"死者との再会"が喪失を抱えた者を破滅へ導く心理ホラー。

もし死者を呼び戻せるとしたら――その誘惑に抗えるだろうか。『リング』(2002)『THE JUON/呪怨』(2003)『IT/イット』を世界へ送り出してきたロイ・リーが新たに選んだのは、"二分間だけ死者と会話できる"という禁忌の設定だった。短い再会は慰めの仮面をかぶりながら、怒りや後悔、言えなかった言葉を呼び覚まし、喪失に囚われた者を静かに破滅へ導く。

監督は、シッチェス映画祭最優秀短編映画賞、パリ国際ファンタスティック映画祭グランプリ、サン・セバスティアン・ホラー&ファンタジー映画祭観客賞などを受賞した同名短編を手がけたアルベルト・コレドール。彼は"心理的恐怖"と"クリーチャーの実在感"を緻密に融合させ、喪失・未練・依存といった普遍的な感情の闇を掘り下げる。恐怖という枠組みを用いながら、人が抱える"取り返しのつかない想い"に迫るその語り口は、ヨーロッパ特有の静けさと余白をまとい、怪異の存在感をより濃密に浮かび上がらせる。

ロイ・リーは本作に惹かれた理由として、「まず"死者と話せる"という設定に心を掴まれた」と語り、喪失・後悔・未練といった"人が最も弱くなる部分"に物語が触れている点を普遍性として評価している。短編版を観た際には「心理的恐怖とクリーチャーの実体感が同時に成立していた」と述べ、「このバランスなら長編として広げられる」と確信したという。Bagheadという存在についても「ただの怪物ではない。人間の未練に付け込み、それを糧にする"概念"だ」と捉え、恐怖の核は怪物ではなく"人間の弱さ"にあると繰り返し強調した。さらに、作品全体に漂うヨーロッパ特有の静けさと余白については「国際市場での差別化になる」と述べ、心理ホラーの深みと怪異の実体性が共存するアルベルト・コレドールの演出を高く評価。「彼は怪物そのものではなく、人間の心の闇を見つめようとする」と語り、主人公アイリスの喪失の物語と、Bagheadが"死の媒介者"として果たす役割が重なり合う構造を「ホラーを超えたドラマ性」と位置づけた。本作を「ヨーロッパ発ホラーの新しい潮流を象徴する作品」と捉え、恐怖の本質は怪物ではなく、人が抱える未練や依存にこそ宿るのだと結論づけている。

この度、新場面写真8点が公開となった。新場面写真では、主人公アイリス(フレイヤ・アーラン)が友人ケイティ(ルビー・バーカー)、そして亡き妻との再会を願うニール(ジェレミー・アーヴァイン)とともに、地下室へと続く暗い階段を降り、"女"が潜む禁忌の領域へ足を踏み入れていく姿が捉えられている。さらに、麻布を被った"女"の異様なシルエットや、炎に包まれた人物の凄惨な姿も映し出され、死者を呼び戻す行為がもたらす代償と、そこに待ち受ける底知れぬ恐怖がより鮮烈に浮かび上がる。

■ストーリー
父の死後、異国ベルリンで古いパブ〈Queen's Head〉を相続したアイリス(フレイヤ・アーラン)。疎遠だった父がなぜ自分を捨てたのか──その答えを求めて店を訪れた彼女は、地下に潜む"女"と、歴代のオーナーを呪縛してきた恐るべき秘密を知る。その"女"は、訪れた者の望む死者の姿へと変わり、二分間だけ会話を許す存在。父の死の真相、受け継がれた呪い、そして再会への禁断の誘惑。過去と向き合うために開いたその扉は、もう閉じることができない。暗闇は、彼女を、そして観客をも逃がさない。

■出演者
アイリス:フレイヤ・アーラン
ニール:ジェレミー・アーヴァイン
ケイティ:ルビー・バーカー
オーエン:ピーター・マラン
"女":アンネ・ミュラー

■スタッフ
製作総指揮:ロイ・リー
監督:アルベルト・コレドール

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