米Appleは9月9日(現地時間)、iPhone Proの新モデル「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」を発表した。Apple IntelligenceとSiri AIを活用し、個人の文脈に基づいてユーザーを支援する「インテリジェントなパーソナルハブ」として位置づけており、以下のような特徴を備える。
- 2nmプロセスの「A20 Pro」を搭載
- 冷却機構を刷新し、持続性能を最大40%向上
- バッテリー駆動時間を延長、iPhone 18 Pro Maxはビデオ再生最大45時間
- 48MPメインカメラにiPhone初の可変絞りを搭載
- 撮影設定を細かく調整できる「Pro controls」
iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxは主要なハードウェアと機能を共通化しており、主な違いは画面と本体のサイズ、重量、価格、バッテリー駆動時間である。
ディスプレイにはSuper Retina XDRを採用する。画面サイズと解像度は前世代と同じで、iPhone 18 Proは6.3インチ(2622×1206、460ppi)、iPhone 18 Pro Maxは6.9インチ(2868×1320、460ppi)。Dynamic Islandは小型化し、最大3つのライブアクティビティを同時に表示できるようになった。
ストレージ容量は256GB、512GB、1TB、2TBの4種類で、カラーはブラック、シルバー、グレイシャー、バーガンディの4色を用意する。価格はiPhone 18 Proが219,800円から、iPhone 18 Pro Maxが239,800円から。9月12日午後9時に予約注文を開始し、9月18日に発売する。
A20 Proとともに冷却機構を刷新
A20 Proは2nmプロセスで製造され、6コアCPU(スーパーコア×2、効率コア×4)、7コアGPU、合計32コアのDual 16-core Neural Engineを備える。A19 Proと比較してメモリー帯域幅は50%増加。GPU性能は最大40%向上し、AI処理能力は2倍になったとしている。
冷却機構も見直した。チップとメモリーを横並びに配置する新しいパッケージングにより、A20 Proを次世代ベイパーチャンバーに直接接続する。ベイパーチャンバーの表面積はiPhone 17 Proの3倍となり、持続性能は前世代比で最大40%向上するという。
通信機能には、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Threadに対応する「N1」と、新しいセルラーモデム「C2」を搭載する。C2はC1Xと比較してアップロード速度を向上させながら、消費エネルギーを15%削減した。
バッテリー駆動時間を延長、日本はeSIM専用
日本で発売されるモデルは、物理SIMスロットを備えないeSIMのみのモデルとなる。iOS 27では、対応する通信事業者のユーザーが同じ電話番号で2台のiPhone間を簡単に切り替えられる「iPhone Handoff」も導入される。
eSIMのみのモデルはより大きなバッテリーを搭載しており、ビデオ再生時間はiPhone 18 Proが最大36時間、Pro Maxが最大45時間である。両モデルとも、対応する電源アダプタを使用した場合、約15分の有線充電で最大50%まで充電できる。MagSafeによるワイヤレス充電では約30分で最大50%まで充電可能だ。
可変絞りで撮影時の表現を拡大
カメラの主な進化は、新しい48MP Fusionメインカメラに採用した可変絞りである。6枚の絞り羽根を備え、撮影シーンの明るさや被写界深度に応じて絞りを自動調整する。暗所では最大ƒ/1.48まで開いて光を取り込み、集合写真などではƒ/4まで絞ることで被写界深度を深くし、より広い範囲にピントを合わせられる。
「カメラ」アプリでは4段階の絞りを手動で選択できる。新しい「Pro controls」では、絞りに加えてシャッタースピードやホワイトバランスを調整でき、ヒストグラムによる露出確認にも対応する。
画像処理パイプラインの更新により、フォトグラフスタイルにテクスチャーと粒状感の調整が追加された。動画では最大60fpsで撮影した映像に、撮影後にシネマティック効果を適用できるほか、4K・Dolby Vision HDRのタイムラプス撮影に対応する。
撮影した写真の真正性を示す新機能として、「Apple Reference Image」がメインカメラに導入された。Referenceモードで撮影すると、カメラは署名付きセンサーデータを取得し、Private Cloud Computeで変更不可能な参照画像を生成する。参照画像は「写真」アプリで通常の画像と並べて表示でき、両者を比較することで、撮影後に編集が加えられたかを視覚的に確認できる。
Siri AIは10月に日本語対応予定
9月14日配信予定の「iOS 27」とともに、Apple Intelligenceを活用した新しい音声アシスタント「Siri AI」がベータ版として提供される。Siri AIは個人の文脈を理解し、メッセージ、メール、写真などを横断して、その時に必要な情報を見つけるのを支援する。また、画面上のコンテンツを認識して質問に答えたり、内容に関連する操作を実行できる。
Siri AIはまず英語で提供を開始し、10月に日本語、フランス語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語への対応を予定している。








