第98回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされたカウテール・ベン監督作『ヒンド・ラジャブの声』(2026年9月4日公開 提供:ニューセレクト 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム)を観たアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥのインタビュー動画が公開となった。

  • 『ヒンド・ラジャブの声』を観たA・G・イニャリトゥのインタビュー動画が公開

    『ヒンド・ラジャブの声』を観たA・G・イニャリトゥのインタビュー動画が公開

『ヒンド・ラジャブの声』は、緊急通報を受けた人道支援組織・パレスチナ赤新月社のボランティアチームと助けを求める6歳の少女、ヒンド・ラジャブの救出劇を描く。

監督・脚本を務めるのは、フィクションとドキュメンタリーの境界を探求し続けてきたチュニジアの気鋭カウテール・ベン・ハニア。数々の映画賞でノミネート・受賞を果たし、確かなキャリアを積み重ねてきた彼女が新たに手掛けたのは、ガザの痛みを伴う真実の物語。当時ニュースやSNSで世界中に拡散されていた「ヒンドの声」を聞いたことをきっかけに映画化を決意。赤新月社に保管されていたヒンド・ラジャブの音声記録や現地の映像を使用し、極限までリアリティーを追求した物語を構築した。ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラ、アルフォンソ・キュアロン、ジョナサン・グレイザー、マイケル・ムーア、スパイク・リーといった錚々たる面々がハニア監督の思いに賛同し、本作のプロデューサーとして名乗りを挙げている。

この度、本作を鑑賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥのインタビュー動画が公開となった。トム・クルーズを主演に迎えた監督最新作『DIGGER/ディガー』の公開を控えるイニャリトゥは「この強烈な作品についてどう語ればいいのか。君は何かを成し遂げた」と、言葉に迷いながらもベン・ハニア監督を称える言葉から紡ぎ始める。「この作品は問いそのものだ。映画という枠を超えてる。物語を構成し一つの真実を描き出している。私たちの理解を超えた現実へとアクセスするための作品になってる。到底、想像もできない巨大な現実だ」と語る。その理由を「到底、想像もできない巨大な現実だ。その場に身を置かない限りそこで起きていることはこの先も知り得ない。そのような複雑な状況を、物語として見事に昇華させたからこそ心に深く残るんだ」と語り続ける。

さらに映画のタイトルについても言及。「ヒンドという少女の、声に焦点を当ててるからだ。映画やフィクションの世界において、声というのはただ単に言葉を意味するだけではない」などという持論に続けて、「ウソはつけない」という声の力について、イニャリトゥは本作が描くガザの痛みを伴う真実にも繋がっていく驚愕のエピソードを語り始める。ぜひ最後まで彼の声に耳を傾けてほしい。

さらに、公式サイトでは、映画監督の山田洋次、社会学者の上野千鶴子ら各界著名人26人の応援コメントが新たに公開となっている。

■ストーリー
2024年1月29日。人道支援組織「赤新月社」のボランティアスタッフたちは1本の緊急電話を受ける。パレスチナ・ガザ地区から、6歳の少女が助けを求めていたのだ。少女の名前はヒンド・ラジャブ。赤新月社のボランティアチームは電話をつないだまま、救出するためにあらゆる手段を尽くすが、彼女を救出したいという思いとは裏腹に状況は刻一刻と悪化し、次第にいらだちや激しい動揺に襲われていく……。

■出演者(役名:俳優名)
ラナー:サジャ・キラニ
ニスリン:クララ・クーリー
オマル:モタズ・マルヒース
メヒディ:アメル・フレヘル

■スタッフ
監督・脚本:カウテール・ベン・ハニア
製作総指揮:ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラー、ジョナサン・グレイザー、アルフォンソ・キュアロン

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