モキュメンタリー・ホラー『グレイヴ・エンカウンターズ』(2011)の監督であるスチュアート・オルティスが監督・脚本・製作・編集を手掛けた『ストレンジ・ハーベスト インランド・エンパイアの怪事件』(2026年7月17日公開 配給:スターキャットアルバトロス・フィルム)の監督コメントとアザービジュアル4種が公開となった。
『ストレンジ・ハーベスト インランド・エンパイアの怪事件』は、廃墟の精神病院内に潜入した撮影クルーが、そこで起こった超常現象に巻き込まれていく姿をおさえたモキュメンタリー・ホラー『グレイヴ・エンカウンターズ』(2011)の監督・スチュアート・オルティスが監督・脚本・製作・編集を手掛けた最新作。本作では、トゥルークライム・ドキュメンタリーの形式を採っていて、カリフォルニア州インランド・エンパイアで起こった18年間に渡る奇怪な連続殺人事件の犯人を追った映像と、関係者の証言を基に取材班が完成させた体になっている。
この度、アザービジュアル4種が公開となった。いずれも本編のワンシーンのカットを使用しているとのこと。行方不明を思わせる少年の写真や、おどろおどろしい男の顔、防犯カメラが捉えた謎の黒ずくめの姿、そして奇怪な三角形のシンボルなど、どれも網膜に焼き付くような禍々しさに満ちており、強烈な恐怖を誘う。
また、監督を務めたスチュアート・オルティスからコメントも到着している。
スチュアート・オルティス この形式にすることで、より深い没入感を生み出せると考えました。現代のトゥルークライム・ドキュメンタリーのフォーマットやスタイルを徹底的に模倣することで、観客はより自然に"疑いを保留"しやすくなると思ったのです。私は世界観構築に徹底的にこだわりました。細部やニュアンスをぎっしりと積み重ね、本物らしく感じられる状況を作り上げています。観客が理性的には「これはフィクションだ」と理解していたとしても、幻想が十分に説得力を持っていれば、感情的には物語に引き込まれるのです。
なぜ舞台をカリフォルニア州サンバーナーディーノ(インランド・エンパイア地域)に設定したのですか?
スチュアート・オルティス サンバーナーディーノは、恐ろしい連続殺人事件が起きていても、世間にはほとんど知られずに終わっていそうな場所に思えました。広大で無機質な印象があり、歴史的にも年間犯罪率が平均より高い地域です。また、デヴィッド・リンチが自身の映画『インランド・エンパイア』(2006)のタイトルにこの地名を用いています。あの一帯にはどこか奇妙な雰囲気があるのです。
本作から観客に何を受け取ってほしいですか?
スチュアート・オルティス 私たちが細部にまでこだわって作り上げた"幻影"や"呪い"のような感覚が、観客の心を掴んでくれればと思っています。たとえIMDbのトリビアページを読んだあとであっても、「これは本当に現実なのか?」と疑い続けてほしいのです。そして、あの捉えどころのないミスター・シャイニーが、観客の夢にまで現れる存在になってくれればと願っています。
■ストーリー
カリフォルニア州インランド・エンパイアの一角、サンバーナーディーノ。2010年7月9日、911に通報が入った。それは、数日間連絡の取れない友人の安否を確認してほしいという内容だった。保安官が邸宅に足を踏み入れると、幼い娘を含む一家3人が血を抜かれて殺されており、天井には謎のシンボルが描かれていた。殺人課刑事ジョセフ・カービーは、1993年から95年に発生し迷宮入りした連続殺人事件を思い出す。儀式的な手口、際立った残忍性――その符合は偶然とは思えなかった。そして当時、犯人が「ミスター・シャイニー」と名乗り警察に送りつけた手紙にも、同じシンボルが記されていた。 15年前の悪夢は、まだ終わっていなかったのか――?
■出演者
ピーター・ジッゾ
テリー・アップル
■スタッフ
監督・脚本・製作・編集:スチュアート・オルティス
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