NTTドコモとKDDIから、iPhoneでデュアルSIMを利用する際に緊急通報（110／118／119）の発信ができないことがあるという注意喚起が出されている。Android端末では同様の問題は発生していないという。
| 【ご注意】本現象は110番／118番／119番の緊急通報に関わるものになります。個人で状況を確認しようとしたり、問題の再現を試みたりすることはお控えください。 |
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iPhoneの緊急通報画面
両社の注意喚起の内容はほぼ同じで、デュアルSIM機能を利用して複数のSIMカード・eSIMで回線を併用している環境において、音声通話ができないデータ通信専用のSIM回線を「モバイルデータ通信」用の回線として設定すると、緊急機関への発信ができない場合があるというもの。
回避方法として、「モバイルデータ通信」用の回線として、音声通話が可能なSIM回線を設定することで緊急機関への発信ができるとしている。
現時点でこの減少が生じることが確認されているのは、以下の11機種。
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone SE（第2世代）
- iPhone 12 mini
- iPhone 12
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
【2021年9月10日19時10分追記】インターネットイニシアティブが本件について公式ブログで情報を公開しています。詳しくは別記事をご覧ください。
【2021年9月10日19時20分追記】UQ mobileのWebサイトにも、本件についての注意書きが掲載されています。
【2021年9月12日11時30分追記】ソフトバンクおよび楽天モバイルからも本件についての告知がされています。これを踏まえ、初出時の記事タイトル「iPhoneのeSIM利用時の緊急通報についてNTTドコモとKDDIが注意喚起」を「iPhoneのeSIM利用時の緊急通報について通信各社が注意喚起」と変更いたしました。
