Microsoftは12月3日(米国時間)、「.NET Core 2.1, 3.1, and .NET 5.0 updates are coming to Microsoft Update」において、Windowsに対する.NET Core 2.1、3.1および.NET 5.0の更新プログラムを、2020年12月よりMicrosoft Updateで配信すると伝えた。

MicrosoftはこれまでMicrosoft Updateを介した.NET Coreの更新プログラムの自動配信は行ってこなかったため、ユーザーは自分で更新プログラムをインストールする必要があった。今後は.NET Frameworkと同様に自動での更新プログラムのダウンロードおよびインストールが可能になる。

  • .NET Core 2.1、3.1、and .NET 5.0 updates are coming to Microsoft Update

    .NET Core 2.1, 3.1, and .NET 5.0 updates are coming to Microsoft Update

現在サポートされている.NET Coreのバージョンには、.NET Core 2.1、.NET Core 3.1、そして.NET 5.0がある。これらのバージョンに対して、セキュリティアップデートと非セキュリティアップデートの両方を含む更新プログラムが、Microsoft Updateで利用できるようになるという。この更新プログラムの対象には、.NET Core SDK、.NET Coreランタイム、ASP.NET Coreランタイム、および別のアプリケーションの一部として追加された.NET Coreデスクトップランタイムが含まれる。

現在の.NET Coreアプリケーションは、デフォルトで最新の.NET Coreを利用するようになっている。そのため、マシンにインストールされた.NET Coreがアップデートされると、.NET Coreアプリケーションでは自動的にでアップデートされた.NET Coreが利用されるようになる。したがって、Microsoft Updateによる.NET Coreの自動更新が有効になった場合、ユーザーにとっては常に最新のランタイムによって.NET Coreアプリケーションを実行できるというメリットがある。

Microsoft Updateによる.NET Coreの自動更新を有効にするには、[設定]→[更新とセキュリティ]→[Windows Update]→[詳細オプション]のメニューで、「Windows の更新時に他の Microsoft 製品の更新プログラムを受け取る」の項目を有効にしておく必要がある。これは.NET Core以外のMicrosoft製品の自動更新と同様だ。

  • Microsoft Updateによる自動更新の有効化

    Microsoft Updateによる自動更新の有効化

なお、.NET Coreの自動更新をブロックしたくない場合は、その要件に応じたいくつかのオプションが提示されている。