Microsoftは9月23日(米国時間)、「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 20221|Windows Insider Blog」において、Windows 10 Insider Preview Build 20221の公開を伝えた。Microsoftは2020年初め、Skypeに「Meet Now」という会議機能を導入した。これは2回のクリックで誰でも無料でビデオ会議を開始できる機能で、最大24時間使用できる。Microsoftはこの機能をビルド20221でWindows 10に内蔵した。

Windows 10のタスクバーに「Meet Now」のアイコンが追加されており、クリックすることで簡単にビデオ会議を開始できる。サインアップやダウンロードなどの操作は不要とされている。

  • システムトレイにMeet Nowのアイコンが追加されている - 資料: Microsoft提供

    システムトレイにMeet Nowのアイコンが追加されている 資料: Microsoft

  • クリックで簡単にビデオ会議を開始できる - 資料: Microsoft提供

    クリックで簡単にビデオ会議を開始できる 資料: Microsoft

新型コロナウイルスの影響でさまざまな業界でテレワークが浸透し、これに合わせてWeb会議の需要が急増した。ロックダウンや外出自粛要請が解除された状況でもテレワークを継続する企業や、事業の一部をテレワークへ移行させたハイブリッドワークも出てきている。Microsoftの主要なWeb会議サービスはMicrosoft Teamsであり、同社はMicrosoft Teamsの拡充に努めている。それ以外のベンダーのWeb会議としては、Cisco Webex、Google Meet、Zoomなどが人気だ。

どのサービスも導入の障壁を下げたり、価格を下げたり、1回の会議の時間を延長したりとさまざまな方法でユーザーの獲得に取り組んでいる。今回MicrosoftがWindows 10に導入するのはSkypeベースの機能だが、この機能がWindows 10にデフォルトで取り込まれることは興味深い。デフォルトで使用できるようになることでユーザーが増加する可能性があり、今後の動向が注目される。