MMD研究所が2月27日に発表した、「2020年2月 スマートフォン決済に関する実態調査」の結果によると、スマートフォン決済(スマホ決済)を普段の支払い手段として利用している人は、2019年8月の16.4%から2020年1月の時点で28.6%へと増加しており、利用する場所ではスーパーが16.1ポイント増加している。

  • 普段の支払方法の比較

同調査は同社が1月27日から30日までの期間において、18歳から69歳までの男女3万5000人を対象としてインターネットにより実施したもの。

普段の支払方法を複数回答で尋ねると、現金が89.0%と最多だったが、2019年8月と比べて1.5ポイント減少した。 スマートフォン決済は28.6%で、同12.2ポイント増加している。

スマートフォン決済サービスを利用可能な人に各サービス用アプリのインストール後の利用状況を尋ねると、いずれのアプリも2019年8月と比べて利用割合が増加している。 最も大きく伸びたのは、モバイルSuicaの35.7ポイントだった。

  • 決済アプリインストール後の利用状況の比較

普段スマートフォン決済を利用している人にその場所を複数回答で聞いたところ、コンビニエンスストアが79.4%と最多であり、ドラッグストア(53.7%)、スーパー(44.7%)がこれに続く。中でもスーパーでの利用は、2018年8月の調査と比べて16.1ポイントと大きく増加している。

  • 利用場所の比較