Microsoftは10月29日(米国時間)、「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 19013|Windows Experience Blog」において、Windows 10 Insider Preview Build 19013の新機能や変更点を伝えた。この開発版に取り込まれる機能は2020年5月または6月に公開が予定されているWindows 10フィーチャーアップデートに取り込まれる見通し。

Microsoftは先に公開されたWindows 10 version 1903 (2019年第1フィーチャーアップデート版)において、顔文字と特殊文字を入力するための機能を追加した。Win+.またはWin+;で絵文字入力ダイアログを表示することができ、ここから顔文字や特種文字も選択できるようになっている。

  • Windows 10における顔文字の入力 - 資料: Microsoft提供

    Windows 10における顔文字の入力 - 資料: Microsoft

MicrosoftはWindows 10 Insider Preview Build 19013において、さらに次のような顔文字を追加したとしている。顔文字は既存の文字を組み合わせて顔のように見せた文字列のことで、最近、Microsoftが採用を後押ししている。

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これ以外にも、Windows 10 Insider Preview Build 19013は、WSL 2 (Windows Subsystem for Linux version 2)において、仮想マシンが不要になったメモリをシステムに返還するようになった点も注目される。WSL 2は仮想マシンを使って動作するため、これまでは一度確保されたメモリは開放されることがなかった。今回の変更でメモリが開放されるようになり、WSL 2の利用がより軽量になった。

Microsoftが顔文字の充実を図っているのは興味深い。Unicode Consortiumはこのところ絵文字の追加に労力を割いている。策定されるUnicodeの絵文字に対応する形で、WindowsやmacOS、AndroidやiOSでは利用できる絵文字が増加している。しかし、Microsoftはこうした絵文字に加えて顔文字のデータ追加も続けている。