ソフトバンクは、米Automation Anywhereが提供するRPAソリューション「Automation Anywhere Enterprise(オートメーション・エニウェア・エンタープライズ)」の販売を、10月から法人向けに開始したことを発表した。

  • レコーディング機能を使ったロボット開発のイメージ

    レコーディング機能を使ったロボット開発のイメージ

Automation Anywhere Enterpriseは、90カ国・地域以上、3,100社以上で導入され、合計150万以上のロボットが稼働しているRPAソリューション。

AIやアナリティクス機能を搭載することで、定型化されていないデータを認識・整理してRPAで扱うことが可能となり、幅広い業務を自動化できる。人が実施していた作業やプロセスをRPAに代行させることで、大幅な効率化や業務改革が期待できるという。

また、管理サーバーライセンス「Control Room」を標準搭載し、あらかじめ設定した時刻に自動でロボットを起動させる「スケジュール起動」機能や、ユーザー権限の管理、ログの記録など、網羅的な管理機能を搭載する。

アプリケーションの挙動やマウス操作を録画して操作を記憶する「レコーディング機能」や、操作に必要なコマンドを選択して詳細を設定する「コマンド作成機能」を備え、プログラミング知識がなくても容易にロボット開発が可能だという。

さらに、NIST SP800シリーズに準拠し、Veracode Level 5を取得するなど、堅牢なセキュリティーを兼ね備え、企業のIT部門が主導する全社的なRPA導入に適しているということだ。

なお、同ソリューションは、RPAのロボットの管理、開発、実行をそれぞれ行う3つのライセンスにより構成され、ニーズに合わせて「エントリーパック」と「エンタープライズ パック」の2種類のパッケージプランが用意される。

また、開発スキルトレーニングや初期設定サービス、開発支援サービス、プレミアムサポートといったオプションサービスも用意される。