イクシスと凸版印刷は、「社会・産業インフラ向け三次元形状計測・生成・解析プラットフォーム」の共同開発で協業すると発表した。2020年度中の提供開始を目指す。

イクシスが提供するインフラ点検ロボット及びAIを活用した取得データ解析サービスと、凸版印刷が提供するデジタルカメラで撮影した画像から三次元形状モデルを自動生成できるエンジンを連携し、橋梁・道路・電力・鉄鋼・プラント等といった社会・産業インフラの施工から点検・維持管理までの生産性向上を目的として、ワンストップでの支援と国産プラットフォームの構築を目指す。

  • イクシスの点検ロボット(Rope Stroller)

  • 凸版印刷の三次元形状モデル生成の例

ワンストップでの支援では、ロボット等によるインフラデータ取得から、モデリング、損傷画像等の一元管理、レポーティング向けリッチデータ化、画像計測技術を用いた三次元成果品納品等のデータ作成、ビューア機能までをワンストップで有したプラットフォーム構築を目指す。これにより、各工程データのデジタル上での一元管理、点検・診断画像や三次元形状の高品質な蓄積データによる損傷等の経年変化の把握を可能にする。

国産プラットフォームの構築では、橋梁・道路・電力・鉄鋼・プラント等といった国内の重要なインフラデータを取り扱うことを想定し、日本の社会・産業インフラの施工から点検・維持管理に必要な機能を有した国産プラットフォームの提供を目指す。