Hacker Noonは6月22日(米国時間)、「Learn basics of Version Control & Git Commands in less than 10 minutes.」において、バージョン管理システムとGitコマンドに関する簡単な解説を伝えた。バージョン管理システムはソフトウェアの開発などで使われる機能の1つ。現在はGitHub.comが使われることが多く、ローカルではGitコマンドが使われることが多い。

公開された記事はバージョン管理システムを使うのに必要になる言葉や概念を簡単に説明するとともに、Gitコマンドの基本的な使い方などをまとめている。記事で紹介されている主な内容は次のとおり。

用語 意味
リポジトリ すべてのファイルが保存されている場所
トランク マスターブランチとも呼ばれる。ほとんどの古いコードがここに配置されている
ステージ 変更を追跡するためマークファイル
コミット ファイルに行われた変更に関するスナップショットを作成
ブランチ ある時点におけるマスターブランチのコピー
チェックアウト 変更のために行われるファイルマークおよびファイルアンロック
マージ ブランチを当蔵してマスターブランチをアップデート
マージコンフリクト ほかの変更を妨げる変更
項目 内容
人気のあるバージョン管理システム Git、Mercurial、CVS、SVN/Subversion
バージョン管理を使う理由 バックアップとソースコードの集約、より簡単な共同開発、ファイルの変更内容のチェック、アクセス制御、コンフリクトの解消
ベストプラクティス ソース管理システムを使用、常に最新版へ更新、必要なものだけチェックアウト、1日1回はコードを開発ブランチへマージ、常にコードのどうsあ確認とほかのコードを壊していないかの確認、マージ時には正式なレビュープロセスに従う
コマンド 内容
git init ローカルGitリポジトリを初期化
git clone リポジトリを新しいディレクトリへクローン
git add 特定のファイルをインデックスに追加
git add . 複数のファイルをインデックスに追加
git push リモートリポジトリへプッシュ
git pull リモートリポジトリからプル
git status ワーキングツリーのステータスをチェック
git commit -m 'コメント' ファイルに変更内容をコミット
  • GitHub.com

    GitHub.com

ソフトウェア開発者のプラットフォームとしては、GitHub.comが人気を博している。Github.comを使う場合、ローカル側ではGitコマンドなどを使ってソースコードの取得やコミットを実施するため、Gitコマンドの基本的な使い方をある程度覚えておく必要がある状況になっている。