Windows Reportは7月17日(現地時間)、「GPT-5.6 Codex Bug Can Wipe Your Entire Home Folder」において、OpenAIのコーディングエージェント「Codex」を利用するとホームディレクトリを削除される可能性があると報じた。
これはGPT-5.6に存在するファイル削除の不具合が原因とされ、開発者がサンドボックス保護のない無制限アクセス権をCodexに付与すると、ホームディレクトリをすべて削除される可能性があるという。
不具合の発生条件
OpenAIのCodexおよびChatGPTを担当する@thsottiaux氏によると、この不具合は次の条件をすべて満たした場合に発生する可能性があるという(参考:@thsottiaux氏のXへの投稿)。
- フルアクセスモードが有効で、サンドボックス保護なし(自動レビューの有効化を含む)でCodexを実行している
- モデルが一時ディレクトリを定義するために、環境変数「$HOME」を上書きしようとする
- モデルが単純なミスにより、誤って$HOMEを削除する
この条件を端的に説明すると、作業環境のファイル削除が許可されている状況下において、AIが「環境変数の変更」を「環境変数が参照しているディレクトリの削除」と誤って解釈する不具合となる。
同氏は「このような事態が発生することは滅多にない」と述べ、影響は限定的との見解を示した。また、フルモードアクセスやサンドボックスの設定にかかわらず期待した動作ではないと述べ、Codexの問題だと認めたが、解決に向けた取り組みについては明言を避けている。
OpenAI、サンドボックス利用を推奨
今後OpenAIは追加の安全対策やリスクの軽減策を講じる方針だ。ユーザーに対しては安全な権限モードやサンドボックスの利用を推奨している。
AIエージェントはファイル操作など実環境へのアクセスを伴うため、権限設定やサンドボックスによる保護が重要になる。OpenAIも安全な権限モードやサンドボックスの利用を推奨している。
