Windows Centralは7月17日(現地時間)、「This new Windows 11 clipboard utility is genuinely great, but I think the name is holding it back|Windows Central」において、Windows 11向けの新しいクリップボード管理アプリ「Edge Drop」を紹介した。
本稿執筆時点においてパブリックベータ段階にあるものの、標準機能にはない利便性を備えた有望なソフトとして評価されている。なお、同アプリはサードパーティ製品であり、Microsoftが廃止を予定している「EdgeのDrop機能」とは関係がない。
Edge Dropとは? クリップボードとファイルをまとめて管理
Edge Dropは、クリップボード管理に加え、簡単なファイル管理も行える補助アプリだ。画面左端に待機し、マウスカーソルを左端へ移動させるか、またはショートカットキー「Alt+C」で表示できる。
アプリはテキスト、画像、複数のファイル形式を扱える。コピーしたアイテムは標準設定でEdge Dropへ登録されるほか、ファイルや画像をドラッグ&ドロップで直接追加することも可能だ。登録したアイテムはドラッグ&ドロップで別の場所へ移せるため、複数のファイルを一時的に集約して別フォルダーへ移す用途にも適している。
特徴の1つが「スタック」機能だ。1スタックあたり最大10件まで項目をまとめて整理できるため、制作作業などで素材を管理しやすい。Windows Centralの記者は、テキストと画像など異なる種類のデータも同じスタックへ登録したいと述べ、機能の拡張を希望する意見を伝えている。
クリップボード履歴とEdge Dropの違い
Windows 11には同様の標準機能としてクリップボード履歴がある。ショートカットキー「Win+V」で呼び出すことが可能で、複数アイテムの貼り付けや複数端末間の同期に対応している。記者は長年この機能を利用しており、Edge Dropの導入後も置き換える考えはないとしている。
理由は両者の役割が異なるためで、クリップボード履歴はキーボード操作を中心とした設計であるのに対し、Edge Dropはマウス操作を重視した設計がなされている。Edge Dropはクリップボード履歴を代替する製品ではなく、マウス主体の作業を支える補助ツールと結論付けている。記者は優劣を付けて一方を諦めるのではなく、場面に応じた両者の活用を提案している。
Edge Dropは公式サイト「Edge Drop - Clipboard, leveled up | Free Windows Clipboard Manager」またはGitHubから入手可能だ。具体的な操作方法はGitHubのデモ動画が参考になる。
Edge DropはWindows標準のクリップボード履歴を置き換えるものではないが、マウス中心の作業や複数ファイルの一時管理を効率化する補助ツールとして活用できそうだ。
