Googleは7月16日(米国時間)、「NotebookLM is now Gemini Notebook」において、AI搭載のリサーチアシスタント「NotebookLM」を「Gemini Notebook」に改称すると発表した。
改称後も独立したサービスとして継続するが、GeminiアプリやGoogle検索など、Googleエコシステム全体との連携を深めるという。
「NotebookLM」とは
NotebookLMは2023年、AIを搭載したノート型リサーチアシスタントとして米国で提供を開始した。
主な機能は、ユーザーがアップロードした複数の資料を横断して要約を生成することだ。共通する情報を整理し、複雑な概念の理解やブレインストーミングを支援する。
ブレインストーミングや資料作成にも活用され、利用者を着実に増やしてきた。Googleによると、現在は80以上の言語をサポートし、60万以上の組織、3000万人以上のユーザーに利用されているという。
Gemini 3.5を採用し推論機能を強化
NotebookLMの発表から約3年が経過し、利用者も大幅に増加した。そして今回、名称を「Gemini Notebook」に変更し、機能の強化を目指す方針が示された。
同社はこの改称に合わせ、バックエンドをGemini 3.5とAntigravityに変更し、従来を上回る高度な推論機能を提供すると発表した。
各ノートブックに安全なクラウドコンピューターを割り当て、より深い研究、分析に役立つコードの記述および実行を可能にする。さらに、100種類以上のソフトウェアスキルを提供し、ノートブック内のソースコードの理解を容易にするという。
Web版のProユーザーにも展開予定
アップグレードはプランごとに段階的な展開を実施する。スケジュールは次のとおり。
- Google AI Ultraユーザー - 7月16日提供開始
- AI Ultra Access、AI Expanded AccessのWorkspaceビジネスユーザー - 7月16日提供開始
- Web版のすべてのProユーザー - 今後数週間以内
Geminiエコシステムとの統合を推進
Googleはサービス全体の連携を順次強化していく方針だ。すでにGeminiアプリとGemini Notebookの完全な同期を実現し、アプリからノートへのアクセスおよび作成が可能とされる。
さらにGoogle検索のAIモードにも直接組み込む計画を発表。将来的にはGemini Notebookを調査、分析の中核的なワークスペースに進化させたい考えとみられる。
Gemini Notebookの詳細、現在の提供状況、知的財産の取り扱いなどについては公式ヘルプ「Gemini Notebook の詳細 - パソコン - NotebookLM ヘルプ」から確認できる。
