PowerShell Coreの開発者らは3月28日(米国時間)、「General Availability of PowerShell Core 6.2|PowerShell」において、PowerShell Coreの最新版となる「PowerShell Core 6.2」の公開を伝えた。今回のバージョンはパフォーマンスの改善やバグの修正、細かい機能の追加など、既存のユーザーの満足度を引き上げることに注力されたバージョンとされている。

PowerShell Core 6.2には実験的な位置づけとして追加された機能が用意されている。その代表的な機能は次のとおり。

  • コマンド名やコマンドレット名を誤って入力した場合に正しい名前の候補を表示してくれる機能
  • 暗黙的リモートバッチング機能。従来のやり方よりもリモートで処理を行う場合の時間が短縮化される
  • どのプラットフォームでも同様に利用できる一時ディレクトリを得るための方法の提供
  • 短縮名から正規のコマンドレット名などに展開するための機能
  • PowerShell Coreに導入された実験的な誤ったコマンド/コマンドレット名の補完機能の実行例 - 資料: Microsoft提供

    PowerShell Coreに導入された実験的な誤ったコマンド/コマンドレット名の補完機能の実行例 - 資料: Microsoft

PowerShell Core 6.2で導入された実験的機能はデフォルトでは無効にされている。Enable-ExperimentalFeatureというコマンドレットに有効にしたい機能の名前を-Nameパラメータとともに指定することで、その機能を有効化することができる。