大日本印刷(DNP)は25日、ラベルやパッケージ等の印刷媒体に付された個体識別番号をスマートフォンで読み取って真贋判定やトレーサビリティなどができる「DNPプロダクトID認証サービス」を10月1日に開始することを発表した。

「DNPプロダクトID認証サービス」は、クラウド型のプロダクトID認証プラットフォームと個体識別番号を付したセキュリティ印刷技術で構成され、プラットフォーム単独での利用も可能となっている。

さまざまな個体識別番号に対応して認証が可能で、専用アプリをダウンロードすることでスマートフォンを読み取り装置として使用することができる。さらに、真贋判定結果、日時、個体識別番号などのログを活用した分析も可能となる。

さらにDNPは、同社のセキュリティ印刷技術に、デジマークの電子透かし技術であるDigimarc Barcode技術を組み合わせた、新たなセキュリティ印刷技術も開発した。これにより、偽造・改ざん・複製がさらに困難となった。人の目では判別できず、スマートフォンで簡単に認証が行えるほか、ホログラムにQRコードを付した場合と同等のセキュリティレベルでより短納期・低コストで実現する。

な同社は2018年中にはブランドプロテクションを目的とした新たな偽造防止策のラインアップのひとつとして、提供を開始するとしている。