Surface Book 2・実機レビュー - 第8世代Intel Coreに、従来比最大5倍のグラフィック性能

ベンチマークのスコアを見てみよう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 8 v2.7.613」、3Dベンチマーク「3DMark 8 v2.4.3819」、CPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 6.0.0」を実施した。

PCMark 8 v2.7.613

• Home Accelerated 3.0 : 3212
• Creative Accelerated 3.0 : 4850
• Work Accelerated 2.0 : 4408

3DMark 8 v2.4.3819

• Time Spy : 1623
• Fire Strike : 5286

CINEBENCH R15

• OpenGL : 76.39 fps
• CPU : 673 cb
• CPU(Single Core) : 125 cb

CrystalDiskMark 6.0.0(SSD)

• Q32T1 シーケンシャルリード : 2964.461 MB/s
• Q32T1 シーケンシャルライト : 1252.345 MB/s
• 4K Q8T8 ランダムリード : 818.418 MB/s
• 4K Q8T8 ランダムライト : 364.145 MB/s
• 4K Q32T1 ランダムリード : 476.742 MB/s
• 4K Q32T1 ランダムライト : 396.142 MB/s
• 4K Q1T1 ランダムリード : 43.059 MB/s
• 4K Q1T1 ランダムライト : 144.554 MB/s

CPUに第8世代の「Intel Core i7-8650U」、外部グラフィックスに「NVIDIA GeForce GTX 1050(2GB)」を搭載しているだけに、そのパフォーマンスは十分満足できるレベルだ。たとえば第7世代の「Core i7-7660U」を搭載するSurface Pro(2017年モデル)と比べると、3DMarkの「Time Spy」では約3倍、CINEBENCH R15の「CPU」では約1.6倍のパフォーマンスを記録している。クリエイティブ系アプリケーションやハイスペックゲームなど、グラフィック性能が要求されるアプリケーションで大きな恩恵を受けられる。

OSやアプリケーションの体感速度を大きく左右するストレージの速度も、NVMe PCIe接続のSSDを搭載しているだけに、シーケンシャルリードで3000MB/sに限りなく近いスコアを叩き出している。なお、今回の試用機にはサムスン製SSD「MZFLW1T0HMLH-000MU」が搭載されていたが、すべての製品に同じパーツが使われているとは限らないことに注意してほしい。

4スタイルに変形できる2in1 PCがさらなるパフォーマンスを獲得!

外部グラフィックスをキーボードドックに搭載するSurface Book 2は、本体(タブレット部分)のみではパフォーマンスが大幅に低下する(すべての作業でフル性能が必要なユーザーは少ないという見方もあるが……)。クラムシェル型の「ラップトップモード」、本体だけの「タブレットモード」、折りたたんで使用する「スタジオモード」、反転して取り付ける「ビューモード」の4つスタイルに変形できるSurface Book 2は、さらなるパフォーマンスを獲得したことにより、これまで以上に多くの仕事や創作に役立ってくれるはずだ。

• Surface Book 2には付属していないが、もちろんSurfaceペンを利用可能だ