Dell

Dellは10月12日(米国時間)、「Michael S. Dell, MSD Partners and Silver Lake Lead Transaction to Combine Dell and EMC, Creating Premier End-to-End Technology Company|Press Releases|Dell」において、DellによるEMCの買収が合意に達したと発表した。これによって、これまでEMC傘下だったVMwareがDellの傘下に置かれることになる。

VMwareの仮想化製品はデータセンターからパーソナルユースまで幅広いシーンで使われている。もともと独立した企業だったが、2003年から2004年にかけてEMCによって買収され、EMC傘下としてビジネスを推進してきた。今回、EMCがDellに買収されたことで、今後VMwareはDell傘下で活動を継続することになる。Dellの発表によれば、買収後もVMwareに関しては独立した株式会社としての形式を維持するとしている。

Dellは2014年に株式上場を廃止、現在では株式非公開の会社として活動に取り組んでいる。今回の買収はこうしたDellがEMCを買収した点に加え、IT業界として史上最大規模の買収とも言われるきわめて大きな買収である点でも興味深い。買収した企業間の連携や連帯がどこまで進められるのか、今後の活動が注目される。