Star Swarm Stress Test(グラフ60~66)

Oxide Games
http://store.steampowered.com/app/267130/

テスト手順はこちら。本来はMANTLEの性能評価というツールだがDirectX 11でも動作するわけで、今回は全てDirectX 11で行っている。

まずグラフ60~62が総合性能である。平均フレームレート(グラフ60)を見ると、意外にRADEON系列はあまり高い性能ではないが、まぁその分MANTLEを使えばいいという話なのであろう。逆にNVIDIA系列は、TITAN Xが最高速なのは当然として、TITAN Blackもなかなか健闘している。

ただ最大フレームレート(グラフ61)を見ると、R9 295X2の性能もそう悪くない。またここではGTX 980がやや控えめな数字になり、逆にTITAN Blackが意外に高い性能を出している。

最小フレームレート(グラフ62)はいろいろ不思議で、TITANがなぜかAttractやRTSで最高速だったりするのは、もう測定の誤差の範囲なのかもしれない。実際フレームレート変動を見ると分かるとおり、かなり暴れている。

さてそのフレームレート変動だが、Follow(グラフ63)やAttract(グラフ64)、Shmup(グラフ66)を見ると壮絶に暴れていて、これで分析を行うのは難しく感じる。ちなみにこのグラフは360秒分を1秒単位に平均して集計・描画しているが、一番フレームレート点数が多いTITAN XのFollowの場合、その360秒の間に30000フレーム分のデータが出てきており、実際にはさらに変動が激しいことに留意してほしい。

どうにか安定しているのがRTS(グラフ65)だが、これを見るとグラフ60~62の集計結果があまりあてにならないことが分かる。

それはそれとして、ここから強いて傾向を見いだせば、全般的にNVIDIA系列がやや有利というあたりだろうか。R9 295X2は例えばShmupからも分かるようにフレームレートが高いときと低いときの差が極端に大きいため、トータルではまだNVIDIAの4製品の方が高速としてよいと思う。