Aliens vs Predator DirectX 11 Benchmark(グラフ19~25)

SEGA
http://www.sega.com/games/aliens-vs-predator/
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ベンチマーク手順はこちら。まず平均フレームレート(グラフ19)を見ると非常に面白い。NVIDIAの4製品は完全にCPUがボトルネックとなっており、解像度に関わらずフレームレートが一定だ。逆にAMDはGPU側がボトルネックになって解像度に合わせてフレームレートが変化している。この辺りはDirectX 12が出てくるまで解消しないだろう(というかこのベンチマークがDirectX 12対応になることはまぁ無いだろうが)。

ただし、GPUの絶対性能という観点では、特に3840×2160pixelではR9 295XですらTITANを下回っている。とはいえR9 290Xの2倍の値となっているので、単純にボトルネックが原因で遅くなったというわけでもなさそうだ。ということで、AMD/NVIDIAともに何か問題を抱えている感じだ。

この傾向は最大フレームレート(グラフ20)でも同じである。R9 295X2が突出して高いのは、Benchmarkが時折イレギュラーな値を出すためだ。もっとも今回の場合、R9 295X2以外は105秒のテスト時間中に1回か、多くても2回しかイレギュラーが発生しないのだが、R9 295X2ではDual Graphicsの影響か、異様なほどにイレギュラーが多い。

イレギュラーな値を完全に除去できなかったので、今回はそのままとしている。そのため、R9 295X2を除くとおおむねグラフ19に同じである。最小フレームレート(グラフ21)も同傾向である。

では実際のフレームレート変動は? ということで、4つの解像度それぞれで比較してみたのがグラフ22~25だ。NVIDIA系の4製品は細かく見ると微妙にフレームレートの凹凸ぶりが解像度で異なるものの、同程度の水準にとどまっている。強いていればやはりTITAN Xが頭一つ抜け出す感じだ。対してAMD系は解像度によってグラフの凹凸ぶりも異なり、また平均フレームレートも着実に落ち込んでおり、NVIDIA系に比べるとやや分が悪いといったところか。