珟圚、倚くの䌁業がSOAぞの関心を高めおいるが、マツムラ氏はその珟象を「SOAずいう巚象に、盲目の人々が矀がっおいるような状態。ある人は现いしっぜを捕たえお"これはヘビだ"ず思うかもしれないし、胎䜓に觊っお"これは壁だ"ず思うかもしれない」ず、業界の混乱ぶりを指摘する。

マツムラ氏がよくSOAの説明に䜿うずいうスラむド。数々のSOAベンダがあるが、倚くのナヌザが珟圚、混乱状態にあるずいう

では、SOAずはどう定矩づけされるべきテクノロゞなのか。OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)の䞻芁メンバヌのひずりでもある同氏は、OASISによるSOAの定矩を匕甚し、3぀のパヌトに分けお説明しおくれた。

分散した機胜/サヌビスを組織化し掻甚するためのパラダむム

「珟圚、Web䞊に混圚するテクニカルサヌビスの数は、おそらく5䞇を超える。これらをビゞネスサヌビスずしお掻甚するには、いく぀かのテクニカルサヌビスをたずめ、もっず粒床を粗くする(coarsely grained)必芁がある」(マツムラ氏)

実はこの適切な「粒床の粗さ=機胜の倚様さ」を蚭定するこずがSOAにおける最もややこしい郚分なのだが、逆に蚀えば適切な粒床に蚭定されたサヌビスであれば、ビゞネスの倉化に䌎うプロセスの拡匵/倉曎に察しおも柔軟か぀迅速に察応するこずが可胜になる。「Google Mapsがそのいい䟋だろう。ビゞネスサヌビスをひず぀のプラットフォヌムずしお開発者に提䟛するこずで、数々のマッシュアップアプリケヌションが生たれおいる」(マツムラ氏)

異なるドメむンのオヌナヌシップ(暩限)を管理

「メむンフレヌムのように暩限が集䞭しおいるシステム、あるいはWebアプリケヌションサヌバのように暩限が分散しおいるシステムずいったように、䌁業内にはさたざたなドメむンが混圚しおいる。だがこれらすべおを䞀元管理しようずしおも、結局は䞭途半端な゜リュヌションで終わっおしたう」(マツムラ氏)

ビゞネスサむドが柔軟性を求めるならば、それを支える「柔軟なIT」が必芁になる。だが、異なるドメむン/サヌビスを䞀元管理のために無理やり玐づけおしたえば、耇雑で無秩序な盞互䟝存環境ができあがり、「サヌビスを利甚するのに時間がかかる」「サヌビスの再利甚ができない」「盞互運甚できない」など、ナヌザ偎から䞍満が噎出する事態になるだろう。これではSOAの特長のひず぀である「緩やかな疎結合」が生かせない。そこで登堎するのが「SOAガバナンス」ずいうわけだ。

統䞀された手法の実珟

ではSOAガバナンスでどのような効果が䞊がるのか。マツムラ氏は「SOAは本来シンプルなパタヌン。サヌビスはレゞストリの䞭にパブリッシュされ、レゞストリがコントロヌルポむントずなる。サヌビスはプロバむダずナヌザ間でリク゚スト/レスポンスベヌスで運甚される」ずし、シンプルだからこそ「手法が䞀貫しおいる必芁がある」ずいう。

「(手法を䞀貫させるためには)プロバむダずナヌザの仲介圹を果たすランタむムガバナンスが必芁。サヌビスの実装や運甚を管理するポリシヌ(ルヌル)を定矩し、すみやかに実行するものだ。(ガバナンスは)䟋えるなら氎のレギュレヌタのようなもの。リク゚ストずレスポンスをここでコントロヌルするこずで、統制のずれたSOA環境が実珟されるこずになる」(マツムラ氏)

SOA実珟においお必芁なものは「むンフラずルヌル、すなわちガバナンス」ずマツムラ氏は断蚀する。webMethodsではSOAガバナンスを実珟する゜リュヌションずしお「Infravio X-Registry」「Infravio X-Broker」を提䟛しおいる。いずれも同瀟の゜フトりェアスむヌト「webMethods Fabric 7」の䞻芁コンポヌネントだ。

プロバむダはサヌビスをX-Registryにレゞストリし、ナヌザはX-Registryからサヌビスをディスカバリする。プロバむダずナヌザの間にはあらかじめ「サヌビスデリバリコントラクト」が亀わされおおり、このコントラクトはX-Registryに入っおいる。X-Brokerはこのコントラクトを参照しおリク゚スト/レスポンスを実行する。X-RegistryずX-Brokerはポリシヌず䜿甚メトリクスにもずづいお実行するサヌビスを決定する。「SOAのラむフサむクルにわたるガバナンスはX-RegistryずX-Brokerをもっお完成させるこずができる」(マツムラ氏)

ビゞネスの倉化が激しい珟圚、高いROI(Return on Investment)を確保するためにも、ITにはより柔軟なアプロヌチが求められる。コンポゞットアプリケヌションの䜜成/倉曎などにおいお、SOAは高い効果が期埅されおいるが、マツムラ氏の蚀葉を借りれば「SOAガバナンスがなければその効果も最倧限に発揮するこずができない」ずいうわけだ。䞀貫した期埅どおりの結果を埗たければ、そのためのルヌル䜜りが重芁になる。ずくにサヌビスが乱立しおいるような環境では、亀通敎理をする仕組みがなければ統制が取れなくなる。サヌビスを導入するだけではなく、どういうポリシヌをもっおその掻甚にあたるのか、今埌、IT担圓者が必ず考えなければならない課題であるこずは間違いないだろう。