「ウォーターサーバーって衛生的に大丈夫なのか知りたい」
「赤ちゃんでも安心して使える衛生的なウォーターサーバーってないのかしら?」
ウォーターサーバーをせっかく使うのであれば、衛生的にも信頼できるものがいいですよね。
そこで、今回は衛生面において信頼できると口コミなどでも人気のウォーターサーバーを3タイプ厳選して比較&紹介していきます。
衛生という点においてウォーターサーバーを選ぶ場合、どのポイントを重視すればいいのかということについても解説をしていくのでウォーターサーバー選びの参考にしてください。
ウォーターサーバーの衛生面に不安を覚える3つの理由
『ウォーターサーバーの利用に関するアンケート調査(第10回)※』によるとウォーターサーバーを利用していない人の理由のひとつとして「ボトル交換や手入れ等が面倒そう」という理由があげられています。
このようにウォーターサーバーの利用に手入れや衛生面がネックとなっている可能性があります。
※ウォーターサーバーの利用に関するアンケート調査(第10回)
【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2019年7月1日~7月5日
【回答者数】10,246名
【調査機関】マイボイスコム株式会社
衛生面に関してどのような点に不安を覚えてしまうものなのか、今回は大きく3つの理由を取り上げましたのでそれぞれ詳しく解説をしていきましょう。
1.天然水・RO水には塩素が含まれていない
衛生面に不安を覚える理由のひとつ目としては、ウォーターサーバーに使用される天然水あるいはRO水には塩素が含まれていないという点があります。
水道水には殺菌・消毒のために塩素が含まれていますが、天然水やRO水は独自のフィルターやRO膜(逆浸透膜)などでろ過をしているだけで塩素は使用していないのです。
つまり、ウォーターサーバーの水は空気に触れれば触れるほど菌が繁殖するリスクが高くなると捉えていいでしょう。
しかし、ウォーターサーバーで使用される水が入っているボトルには空気が入らないように設計されている、あるいは使用時以外は空気が入らないようにされているものがほとんどです。
そのため、何カ月もかけてボトル内の水を消費するということでもない限りは心配する必要もありません。
2. 給水口はカビ・雑菌が繁殖しやすい
ボトルの中の水というのは密封されているため、そのままでは無菌状態を保っています。
しかし、ウォーターサーバーの給水口は外気に触れているため、何も掃除をせずに放置しているとカビ・雑菌が繁殖して不衛生になる危険性があるので注意が必要です。
そのほかにもお子さんが興味本位で吸水口を手でさわってしまう、鍋やコップに水を入れる際に触れてしまうことで菌が付着して繁殖する可能性があります。
給水口については菌が繁殖しないようにこまめに掃除をしてあげると衛生面においては安心でしょう。
3. ボトルに空気が入る=菌が繁殖する
ウォーターサーバーで使用されるボトルは主にワンウェイ(使い捨て)方式とリターナブル(返却)方式の2種類です。
ワンウェイ方式は使用する分だけボトルがへこんでいくことで内部を真空に保ってくれる機能があります。
ワンウェイという名の通り、使い終わったらそのまま小さくつぶして捨てられるボトルとなっており、中にはパックになっているタイプもあります。
一方、リターナブル方式のボトルは、つぶすことはできず使い終わったらウォーターサーバー会社に返却する流れとなっています。
リターナブル方式の水を使用する際には中に空気を送り込んで排出するため、ボトル内に菌が入り込んで繁殖してしまうのが不安になる人もいるでしょう。
しかし、ウォーターサーバー内のクリーン機能やフィルター機能で菌の侵入を防いでいるものが多く、さほど心配する必要もないのが現状です。
ウォーターサーバーは衛生? 不衛生? どっちなの?
結論からいってしまうとウォーターサーバーの機器、あるいは使用される天然水・RO水は衛生管理を徹底している会社がほとんどなので、不衛生ということはありません。
2013年3月に東京都生活文化局消費生活部がまとめた『ウォーターサーバーの安全性に関する調査』によると、ウォーターサーバーの水は一部雑菌が検出されたが健康を害するような数値ではなく、雑菌の数は水質基準内であるとされています。
これは容器や水の種類、コックの形状などが異なる5つのウォーターサーバーに対し、「定期的な使用」や「ボトルの交換」と「利用者が行える清掃」をしながらウォーターサーバーの注水口から採取された水の水質調査をしたものです。
それぞれ開始時・1カ月半後・3カ月後の水質試験と、各サーバー20回の一般細菌試験の結果です。
ただし、ウォーターサーバーは使い続けていくうちに、あるいは使い方によっては給水口などに菌やカビが繁殖してしまう場合があるので、その点については利用者側が管理する必要があるでしょう。
具体的には以下のような点を管理してください。
・ウォーターサーバーの掃除
・本体の電源は常にオンにする
・水の使い切る期間を守る
詳細については後ほど解説をしていくので、今は衛生面をキープするためには、以上の3点が重要だということを覚えておいてください。
ウォーターサーバーの衛生面を重視した3つの選び方
では、衛生面で信頼できるウォーターサーバーを選ぶ際には、どのようなポイントを意識すればいいのかについてお話をしていきましょう。
今回は主に3つのポイントを抑えたウォーターサーバーを選びました。
1. 衛生面を考慮された機能が搭載されているか
ウォーターサーバーによって、内部に自動クリーン機能がついているものがあります。
定期的にサーバー内部に熱水を循環させることによって衛生状態を保つといった機能です。
また、エアフィルターを搭載することによって、サーバー内に菌を取り込まないように工夫をしているウォーターサーバーもあります。
それ以外にも紫外線ランプを発光させることにより除菌を行う、UV除菌という機能を採用しているウォーターサーバーも評価が高いです。
2. メンテナンス不要のウォーターサーバーを選ぶのもアリ
基本的には衛生面に考慮した機能を搭載したウォーターサーバーを選ぶとメンテナンスはほとんど不要になります。
とはいっても、給水口やサーバーの汚れを取るなどの日常的なメンテナンスは必要ですが、機器内部のメンテナンスは不要ということは利用者からみても快適でしょう。
もし、メンテナンスが必要なウォーターサーバーだったとしても、無料でメーカーが点検してくれる、作業内容に信頼がおける会社であれば利用を検討する価値は十分にアリですね。
また、中にはウォーターサーバーごと無償で交換してくれるところもあるので、クリーン機能がついていても機器内部の衛生状況が気になるということであれば検討してみましょう。
3.ワンウェイ方式のほうが安心
先ほどリターナブル方式とワンウェイ方式の話をしましたが、衛生面にこだわるということであれば内部を真空の状態に保つことができるワンウェイ方式のほうが安心です。
正直なところボトルやパックよりもウォーターサーバー本体のクリーン機能の有無のほうが衛生面においては重要ではありますが、ワンウェイ方式であればさらに安心できるでしょう。
水は天然水よりもRO水のほうが菌は繁殖しづらい
ちなみに、天然水とRO水はどちらが衛生的におすすめなのか、という疑問をもたれる方もいるかもしれません。
正直なところどちらも衛生的には問題ないので、あまり慎重になる必要はないでしょう。
ただし、厳密にいうのであればRO水のほうが菌は繁殖しづらいといえます。
というのも、RO水はRO膜という0.0001ミクロンの超微細孔のフィルターでろ過して作られる水のため、不純物が極めて少ない水です。天然水よりクリーンで菌が繁殖しにくい水なので気になる方はRO水を選ぶと良いでしょう。
衛生面で信頼できるウォーターサーバー4選
では、本題である衛生面で信頼できるウォーターサーバーについて4タイプほどピックアップして紹介していきます。
どのウォーターサーバーがいいか迷う、選ぶポイントをもとに絞るのが手間という方は、ぜひこの4タイプの中から選んでみてください。
アクアクララ「アクアファブ」
アクアファブには、抗菌加工を施したエアフィルターを使用されています。外気に含まれるちりやほこりなどの侵入を防ぎ、ウォーターサーバー内部の衛生状態を保ちます。
小さい子どもが使うウォーターサーバーの場合、特に衛生面が気になりますよね。アクアファブはエアフィルターのような日々の衛生状態の保持に加え、2年に1回の専門スタッフによるメンテンナスがあるのでアインシンして利用出来ます。
またアクアクララはRO水のウォーターサーバーですので、RO水を使いたいという方におすすめです!
月額料金(税込) | 2年割プラン 1,430円(税込)/月 通常プラン 1,650円(税込)/月 |
水料金(税込) | 2年割プラン:1,404円(税込)/本(12L) 通常プラン :1,512円(税込)/本(12L) |
ボトルタイプ | リターナル方式ボトルタイプ |
重量 | 16kg |
水容量 | 12L/7L |
電気代 | 1,030円/月 |
温度 | 温水 80~90℃ 冷水 5~12℃ |
衛生面 | 抗菌エアフィルター SIAA/SEK抗菌マーク認証 専門スタッフによる定期メンテナンス |
コスモウォーター smartプラス
Wクリーン機能で冷水タンク・温水タンクともに衛生的、なおかつ48時間以内の出荷を徹底しているのがコスモウォーターsmartプラスの特徴です。
お届けする天然水は120項目以上の独自基準で品質管理をする徹底ぶりと、かかる利用料も飲む水の分だけというコスパの良さも兼ね備えているので、安全安心のウォーターサーバーといえますね。
月額料金(税抜) | 0円 |
水料金(税抜) | 1,900円/12L(※月2本の購入ノルマ) |
ボトルタイプ | ワンウェイ方式ボトルタイプ |
重量 | 20kg |
水容量 | 12L |
電気代 | 約474円/月(※エコモード1日2回使用時) |
温度 | 温水 80~90℃ 冷水 6~10℃ |
衛生面 | Wクリーン機能 天然水は120項目以上の基準で品質管理 |
プレミアムウォーター cado×PREMIUM WATER
加熱クリーンシステムでタンク内の衛生状態を保ち、なおかつ使用する水は製造工程において1時間に1回の水質検査を行っているほど衛生面に信頼ができるのがプレミアムウォーター cado×PREMIUM WATERです。
おいしさ・ミネラルを損ねないよう4段階以上のフィルターを通した非加熱処理の天然水が届きます。
赤ちゃんのいる家庭でも安心して使用することができ、インテリアとしても楽しむことができるデザイン性も重視したいという方にぴったりなウォーターサーバーです。
月額料金(税抜) | ウォーターサーバーレンタル料 1,000円/月 |
水料金(税抜) | 基本プラン 1,960円/12L(※配送本数は1セット(2本)~) PREMIUM3年パック 1,840円/12L(※配送本数は1セット(2本)~) |
ボトルタイプ | ワンウェイ方式ボトルタイプ |
重量 | 24kg |
水容量 | 12L |
電気代 | 通常使用時 約840円/月 エコモード使用時 約670円/月 |
温度 | 温水 約83℃ 冷水 約8℃ |
衛生面 | 加熱クリーンシステム 天然水の製造工程において1時間に1回の水質検査 |
フレシャスSIPHON+
温水をサーバー内に循環させる機能とは違い、UV-LEDを利用する殺菌機能を採用しているのがフレシャスSIPHON+です。UV-LEDは殺菌効果のある紫外線を出す発光ダイオードで、クリーニングボタンを押すことなく常に新鮮な状態を保つとされている機能です。
またサイフォン方式という水パックの設置方法を採用している点も特徴的です。サイフォン方式とは電気を使わず気圧を利用して液体を移動させる方法のことで、水パック交換も簡単でパックを乗せてセットするだけなので交換がしやすいです。1パック7.2Lと高齢者でも交換しやすい設計になっているのも魅力といえるでしょう。
月額料金(税抜) | 0円 |
水料金(税抜) | フレシャス富士 1,155円/7.2L(※1回の配送は4パック単位) フレシャス木曽 1,170円/7.2L(※1回の配送は4パック単位) |
ボトルタイプ | ワンウェイ方式パックタイプ |
重量 | 約18.1kg(ロングタイプ) 約15.1kg(ショートタイプ) |
水容量 | 7.2L |
電気代 | 約750円/月 |
温度 | 温水 80~90℃ 冷水 3.5~8.0℃ |
衛生面 | UV-LED殺菌 |
ウォーターサーバーを衛生的に利用する方法
ウォーターサーバーを清潔な状態で利用したいという方に、衛生的に利用するための方法についていくつか紹介していきましょう。
自分でメンテナンスをする方法だけではなく、ちょっとしたことで衛生的に使うことができるので知っておいてください。
ウォーターサーバーは定期的に掃除をしよう
ウォーターサーバーにホコリや汚れがつかないように、定期的に掃除をしてあげるとより衛生面が保たれた状態で使用することができます。
掃除をする場所・方法は以下の通りです。
場所 | 掃除方法 |
ウォーターサーバー本体 | ホコリが付着しやすいので、乾いたタオルで拭いてあげましょう。 汚れがひどい時は中性洗剤を使用し、洗剤残しがないように十分に拭き取ってください。 |
給水口 | 除菌用アルコールスプレーを吹きかけて、ペーパータオルや清潔なふきんで拭いてあげましょう。 細かな部分はブラシを使用すると効果的です。 |
ボトル差し込み部分 | 給水口同様に除菌用アルコールスプレーを用いて、ペーパータオルや清潔なふきんで拭いてあげてください。 |
水受けポケット | 取り外し可能であれば取り外して、中性洗剤を用いて洗うようにしましょう。 |
基本的には拭き掃除のみで本格的な掃除は必要ないので簡単に済みます。できれば2~3日に1回のペースで掃除するように心がけてください。
※給水口は1日1回の掃除が望ましいです。
ウォーターサーバーの電源は常にオンにする
節約の観点から、使用しない時はウォーターサーバーの電源をオフにしてしまう方も中にはいるようです。
しかし、電源をオフにしてしまうとサーバー内の水は常温に戻り、菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
そのため、ウォーターサーバーの電源は常にオンにして、クリーン機能やUV除菌機能が作動するようにしておきましょう。
長期で使用しない場合はメーカーにより対応が異なり、中には水抜きをして電源を切っておく、あるいはサーバーメンテナンス依頼を推奨というところもあるようです。
いずれにしてもウォーターサーバーを長期使用しない予定がある場合は、どうすればいいのかをユーザーサポートに確認するのが無難でしょう。
水は賞味期限内に使い切るようにする
ボトル内の水は一度開封してしまえば、徐々に鮮度や品質も落ちていくことになるので衛生面を考慮すると賞味期限内に使い切るようにするのが一番です。
ウォーターサーバーの水の賞味期限はだいたい未開封で6カ月~12カ月、開封後は2週間~1カ月ほどとなっています。
もし、開封後1カ月以上たっても飲みきれない場合は、新しいボトルの水に交換するほうが安心ですね。
ウォーターサーバーの衛生面に関するQ&A
ウォーターサーバーの衛生面に関する疑問・質問についてまとめました。ぜひ、気になる項目があればチェックして参考にしてみてください。
ウォーターサーバーの水が変な味がする場合はどうすればいい?
いつも飲んでいる時とウォーターサーバーの味が違って変な味がする場合は、即刻飲むのを中断しましょう。サポートセンターに連絡して伝えるようにしてください。
その際に水の保管状況や、セルフメンテナンスの状態も伝えるようにすると原因が見つかりやすいでしょう。
常温水のウォーターサーバーって菌は繁殖しないの?
常温水の機能を持ったウォーターサーバーでも自動クリーン機能やUV除菌機能がついているのであれば衛生上は問題ありません。
ただし、先ほども解説した通り常温水が必要だからといってサーバーの電源を切るのは避けてください。雑菌が繁殖する可能性があります。
衛生的な水を採用しているかどうか知ることはできる?
今回紹介したウォーターサーバー会社は全て、厳格な自社基準の衛生面をクリアしている水を使用し、ウォーターサーバー本体にも衛生面に配慮した機能がついています。
公式HPでも衛生面や安全性について紹介されていますので、参考にしてください。
開封後のお水はいつまで使える?
ウォーターサーバーに設置後のお水は1カ月未満で使い切ることが推奨されているケースが多いです。長期間お水ボトルを設置したままの場合、お水の風味が落ちていつもと違う味に感じてしまうことがあります。
長期間設置し続けているお水は花壇などの水やり、洗濯に利用するなど別の方法で使い切ってしまうことが推奨されています。
まとめ
今回は衛生面で信頼できるおすすめのウォーターサーバーを紹介しました。サーバー内のクリーン機能が搭載されているかどうかという点をチェックしておきましょう。
ただ、クリーン機能が搭載されているウォーターサーバーは高機能機種であるため、月々のレンタル料が発生するケースが多いというデメリットがあります。衛生面で安心して利用できるというメリットと月々の料金が高くなるというデメリットを比較しながら選んで行きましょう。
小さい子どもや赤ちゃんのミルク作りに利用したい方はクリーン機能が付いている機種がおすすめです。
クリーン機能が未搭載の機種を選ぶ場合は、専門スタッフによる定期的なメンテナンスがあるか、または定期的にサーバーを交換してくれるかを重点的にチェックしておきましょう。
今回紹介したウォーターサーバーは全て自動クリーン機能が搭載されており、水の品質管理も徹底されているメーカーです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。