高性能な浄水フィルターで有名な「ウォータースタンド」を耳にしたことがあるでしょうか。
ウォータースタンドは一般的なウォーターサーバーと違い、水道水を自宅で浄化してクリーンな飲み水にする仕組みになっています。これによって、水ボトル式のサーバーでは得られなかったメリットが多く見受けられます。
そこで、今回は水道直結型サーバーのメリットを紹介しながら、ウォータースタンドの製品の特徴を考察していきます。
水道直結型ウォーターサーバーの仕組みで得られる6つのメリット
ウォータースタンドをはじめとする水道直結型のサーバーは、水タンク式では不自由になっていた6つの項目が解消されます。
(1)毎月かかる費用はサーバーレンタル代のみ
毎月の支払いは、サーバー本体のレンタル代のみです。ウォーターサーバーは全部で13種が提供されていますが、月額料金は2,200円~8,250円、水道代は60~240円前後に収まります。
メリットとしては、毎月の支出が定額であることです。水の使用量に左右されることがないので、家計を管理しやすく見通しをたてることができます。
(2)面倒な水の注文不要
水タンクを定期注文していても、予定より消費が早かったり、逆に余りが出てしまったりと安定しないことがあります。過不足があるたびに注文を変更していては手間がかかってしまいます。
いっぽうで、水道水浄化式のサーバーでは「最低でも1ヶ月に〇本注文」といったようなノルマがありません。足りない、余ったというストレスがなく、使いたい分の水を利用できるので快適です。
(3)水の受け取り不要
水タンク式のサーバーで手間になるのが宅配の受け取りです。決まった時間に受け取ることができれば問題はありませんが、一人暮らしの人にとっては難しいこともあります。再配達になるとさらに手間が増え、わずらわしさを感じてしまうユーザーもいるでしょう。
浄化式であれば、一度配線を済ませるだけで自由に利用できます。重い水タンクを持ち運ぶ必要もないので、身体への負担もありません。
(4)水のストックを置かずに済む
ウォーターサーバーを導入すると日常生活が楽しくなりますが、設置するスペース不足で悩みを抱えてしまう人も多いです。
特に水タンク式のサーバーは大型の床置きタイプがほとんどで、併せて水ボトルのストックも保管しなければなりません。限られたスペースで利用しなければいけないユーザーにとっては負担になることもあります。
ウォータースタンドの場合は、水栓から直接水を供給するためストックが必要ありません。サーバー本体も卓上に設置可能な小型のものが多く、場所に左右されることがない点が魅力のひとつです。
(5)空きボトルの保管、ゴミが出る煩わしさがない
上記のとおりウォータースタンドは水ボトルが不要なので、空いたボトルや容器の処理に困ることはありません。
一般的に水ボトルは、硬い素材のハードボトルの場合は回収を、ペットボトルのようにつぶせるタイプの場合はプラゴミとして処理します。どちらも容器自体が大きいので、ボトル交換のたびに煩わしさを感じるかもしれません。
このような捨てる手間などを解消できると、使用時の快適さを実感できます。水の残量を気にせず、ストレスフリーで味わえることで高い満足度につながります。
(6)最低契約年数は1年でOK
ウォータースタンドの最低契約年数は1年間と定められています。業界全体を見ると2年間が大半を占めるので、かなり良心的な設定です。
また、1年未満で解約しても違約金は6,600円と低額です。他社では10,000円以上の違約金が発生することもあるので、低リスクで始められる安心感があります。
水道水を安全&おいしくするウォータースタンドフィルターの仕組み
ウォータースタンドのフィルターは2種類提供されています。どちらも高性能なフィルターで、トップクラスの浄水能力を誇ります。
ナノトラップフィルター|ナノシリーズ
ナノトラップフィルターはNASAが技術特許を保有しており、浄水式のサーバーに導入した事例は日本初となった最先端のフィルターです。静電吸着で不純物を除去するフィルターで、水に含まれる雑菌を取り除きながら、身体に必要なミネラル分を残すことができます。
浄水には一切薬品を使わず、水質の指標となるJIS17項目とJWPAS3項目の除去が可能です。水道水をまずくしているカルキや鉄分などの物質を徹底的に取り除くことが証明されています。
このフィルターが搭載されたナノシリーズは7機種提供されており、抽出速度や設定温度などの差異で区別されています。いずれも廃棄水を出さないので、排水チューブを用意することなく使用できます。
ROフィルター|プレミアムシリーズ
ROフィルターは逆浸透膜フィルターとも呼ばれ、水分子だけが通り抜けられる「逆浸透膜」を利用し純水を生成できます。有害物質が99.9%カットされたRO水は、衛生面に気を遣う赤ちゃんの飲み水などに重宝されています。
浄水の仕組みとしては、フィルター内に流れてきた水道水に圧力をかけ、水分子だけを強制的にタンクに送り込む方法をとっています。この工程の中で不純物が残った廃棄水が発生するので、排水チューブを配線して流し出します。
このように不純物を排水することでフィルター内に溜まることがありません。随時流れ出ていき、サーバー内の衛生が保たれます。
ROフィルターが搭載されたプレミアムシリーズは5機種提供されています。ナノシリーズ同様に、使用目的に合わせた選択が可能です。
ウォータースタンドの仕組みに関連する気になる疑問
浄水性能が高く人気のウォータースタンドですが、導入する前に知りたいこともあると思います。この項目では、よくある疑問点について詳しく解説していきます。
ウォータースタンドの電気代はどれぐらい?
電気代は機種の性能によって差が出ますが、月々150円~1,100円に収まります。人気機種の電気代は下記のとおりです。
シリーズ | ナノシリーズ | プレミアムシリーズ | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
機種 | ガーディアン | トリニティ | ステラ | ネオ | S3 | ROスタンド | L2 |
月額電気代 | 150円 | 227円 | 635円 | 859円 | 656円 | 1,004円 | 1,072円 |
また、電力を一切使用しない機種も提供されています。水の温度は常温水のみとなりますが、電源を使用しないため設置場所を選ばないのも嬉しいポイントです。電気代0円の機種は、ナノシリーズの「メイト」「ナノスタンド」、プレミアムシリーズの「ネオス2」の3機種です。
ウォータースタンドの仕組みに合う最適な人とは?
浄水式サーバーのメリットは、水の使用量の上限がないことです。子育て家庭など水の消費量が多い方には、水の残量を気にするようなストレスがないのでおすすめです。
また、温水が設定できるサーバーだと電子ケトルの代わりになるため、一人暮らしの方にもカップラーメンがすぐ食べられると人気です。お湯がすぐ出るので料理の時短にも繋がります。
普段ミネラルウォーターを買っている方にとっても、重い水を買いに行く手間が省けるのでおすすめです。冷蔵庫に水の保管をする必要がなくなり、部屋も省スペースになるでしょう。
浄水器にはないウォータースタンドの仕組みとは?
大きな違いは、浄水しながら冷水、温水にも設定できることです。一般の浄水器は装置内のフィルターに水を流すだけですが、ウォータースタンドには温度・抽出量設定、節電・チャイルドロック機能などが搭載されている分、機能性が高くなります。
また、2種類のフィルターが高性能なため、有害物質の除去能力が優れていることも特徴です。ミネラルウォーターの質、RO水の安全性ともに、トップクラスの品質を誇ります。
まとめ
今回はウォータースタンドの特徴である、水道直結型サーバーの仕組みやメリットをご紹介してきました。
水道水を利用することで、大きな水ボトルを注文・受け取り・保管する必要がなくなるため、大幅に手間が省けます。月に利用する水の上限やノルマもないため、ストレスなくおいしい水を楽しめることも評価が高い理由です。
搭載されているナノトラップフィルターとROフィルターは、共に浄化能力がトップクラスに高いです。衛生面にこだわったミネラルウォーターや純水を飲みたい方は、導入するメリットが大いにあるサーバーでしょう。
月々の電気代も良心的で、金銭面でのリスクも抑えられます。水を多く利用する大家族から一人暮らしの方までラインナップが豊富で使いやすいので、今の水道水の味や衛生面に不満がある方は、ぜひ検討してみてください。