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ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)が、新たな進化のステージに立とうとしている。HPCとAI/ディープラーニングの融合である。
流体力学や気象予測に代表されるHPCの典型的なアプローチでは、「モデルと方程式」によって予測を行う。これに対してディープラーニングでは、法則やルールに依存せず「過去のデータの学習」を繰り返すことで予測精度を高めていく。そしていま、HPCとAIという2つのアプローチが融合することで、ユニークな新しいアプリケーションが生まれつつある。
新しいアプリケーションのユースケースは極めて広範に及ぶが、身近なテーマのひとつに「対戦(ゲーム)」がある。「囲碁の世界チャンピオンがAIコンピューターに敗れた」という話がまさにそれだ。次なるゲームは「ポーカー」である。対戦相手の駒が見えるチェスや囲碁よりも、相手の手札が隠されている「ポーカー」の難易度がはるかに高いことは想像いただけるだろうか。「対戦」から得られる知見は、医学、金融、外交、サイバーディフェンスなど、難問を抱える現実世界に応用できる。
いま、HPCとAIの世界で何が起こっているのか。ビジネスと市場競争にどのような影響をもたらすのか。9月に開催されたHPE主催の「HPC & AIフォーラム2018」のレポートを通じてお伝えしよう。
