Microsoftは、Windows 11のPC間データ移行機能「PC-to-PC Migration」の提供を終了した。PC-to-PC Migrationは、旧PCと新PCをローカルネットワークで接続し、ファイルや設定を直接転送する仕組みだ。
Microsoftは代替手段として、OneDriveを利用するWindowsバックアップを案内している。ただし、OneDriveの無料ストレージ容量は5GBに限られる。Microsoftは公式サポートページで同機能の提供終了を明記している。
PC間の直接転送とOneDrive経由のバックアップ、何が違う?
ル済みアプリ、保存済みパスワードやサインイン情報、OneDrive上のファイル、BitLockerで暗号化されたドライブ、Program Filesなどのシステムフォルダーは転送対象外だった。一方、ダウンロードフォルダーや、ユーザープロファイル以外の場所に保存されたカスタムフォルダーなどは転送できた。複数のフォルダーやドライブに保存されたファイルも移行対象に指定できた。
代替として案内されているWindowsバックアップは、個人用Microsoftアカウントを使用する機能で、職場や学校のアカウントには対応しない。OneDriveによるフォルダーバックアップの対象は、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージックの5種類となる。OneDriveの無料ストレージ容量は5GBで、それを超えるデータをクラウドに保存するには、追加容量の購入などが必要となる。
一方、Windowsバックアップには、旧機能になかった利点もある。インストール済みアプリの情報やWi-Fiネットワークなどの設定をバックアップし、新しいPCで復元できる。ただし、アプリ本体は必要に応じて再インストールする必要がある。
OneDriveを使わずにデータを移行する方法は?
Microsoftは、PC-to-PC Migrationの提供を終了した理由について、公式サポートページでは説明していない。
Windowsバックアップは、OneDriveを利用するユーザーには便利な仕組みだが、クラウドへのデータ保存を望まないユーザーにとっては、従来のPC間直接転送に代わるものではない。また、移行するデータがOneDriveの無料ストレージ容量である5GBを超える場合、追加容量の購入などが必要になる。
OneDriveを使わずにファイルを移行する場合は、USBメモリーや外付けストレージなどに旧PCのデータをコピーし、新PCへ移す方法がある。ただし、こうした方法では、Windowsの設定やアプリの情報まで一括して移行できるわけではない。
