日本システム技術は11月4日、全国の大学生・大学院生1,305人を対象に実施した「大学生・大学院生のAI・デジタル活用実態調査」の結果を発表した。
同調査は、大学生・大学院生の学修や学生生活におけるAI・デジタル活用状況や、大学からの情報提供、各種手続きに関する実態を調べたもの。2026年8月21日~9月7日にWebアンケート形式で実施された。
生成AIの利用経験は89.0%、約7割が就職後も学び直しが必要と回答
生成AIを利用した経験がある学生は89.0%となった。また、生成AIの利用経験者のうち、学修に「役立つ」と感じている学生は86.3%に上った。
卒業後の学びに関する質問では「就職後も継続的な学び直しが必要だと思う」と回答した学生が69.7%となり、「卒業後も出身大学や大学機関から学びの機会が提供されることに関心がある」と回答した学生は58.2%となった。
大学生の40.4%が重要な連絡・締切を見落とした経験あり
大学からの重要な連絡や締切について「1回」「2~3回」「4回以上」見落とした経験があると回答した学生は、合計40.4%となった。一方で「見落とした経験はない」と回答した学生は44.3%、「覚えていない」は15.3%だった。
また、大学ポータルを情報確認先として利用する学生は61.2%に上った。
同社では、大学ポータルなどデジタル上で情報を確認できる環境が広がる一方、重要な情報の見落としや、通知が多いことで必要な情報が埋もれてしまうといった課題が見られたとしており、情報を一元的に確認できるだけでなく、学生ごとに必要な情報に気づける仕組みづくりが重要になると指摘している。
大学の情報提供に対する不満、最多は「通知が多く重要な情報が埋もれる」
大学からの情報提供や各種手続きについて、不便に感じる点を尋ねたところ、最も多かったのは「通知が多く、重要な情報が埋もれてしまう」で27.2%だった。
次いで「重要な連絡や締切に気づきにくい」が25.5%、「自分に関係のある情報や手続きが分かりにくい」が23.4%と続いた。
このほか「大学ポータルで必要な情報を探しにくい」が19.3%、「手続き方法や申請場所が分かりにくい」が16.2%となった。
同社は、大学のデジタル化によって情報提供が増える一方、学生にとって必要な情報を見つけにくくなるという課題も生じていると分析している。
大学に期待するデジタル支援、1位は「学生ごとに必要な情報が届く仕組み」
大学に期待するデジタル支援について尋ねた質問では「学生ごとに必要な情報が届く仕組み」が32.0%で最も多かった。
次いで「スマートフォンで使いやすいシステム」が29.3%、「重要連絡のプッシュ通知・リマインド」が24.6%と続いた。
また「情報を一元的に確認できる機能」と「各種申請のオンライン化」は、いずれも22.5%となった。

