ソフトブレーンは10月26日、30~59歳の正社員500人を対象に実施したキャリア意識に関する調査結果を発表した。
直近5年で転職・独立を考えた人は48.4%に上った。一方、転職・独立を考えた経験がある人の58.9%は、具体的な行動をとっていなかった。転職・独立に踏み切らなかった背景には、自身のキャリアや年齢、転職に伴うリスクへの不安があることも明らかになった。
中堅社員の48.4%が直近5年に転職・独立を検討
調査は、全国の30~59歳の正社員500人を対象に2026年9月にインターネットで実施した。対象職種は営業・販売職と事務・管理・企画職で、現在の勤務先に3年以上勤める人を対象としている。
転職・独立を考えた経験について聞いたところ、「常に考えている」は12.2%だった。「時々考える」は29.6%で、両者を合わせると41.8%となった。これに「年に1回程度考えることがある」の6.6%を加えると、48.4%が直近5年で転職・独立を考えていた。
一方、「考えたことはない」は33.4%だった。「常に考えている」と「時々考える」の合計は、この割合を8.4ポイント上回っている。
検討経験者の58.9%は具体的な行動に移さず
転職・独立を考えた経験がある333人に、検討時に起こした行動を尋ねた。その結果、「具体的な行動はとっていない」が58.9%で最も多かった。
「転職サイトや転職エージェントに登録、相談した」は27.0%だった。「興味のある企業に直接コンタクトを取った」は9.3%にとどまった。転職・独立を意識していても、具体的な行動には至っていない人が多い結果となった。
動かない背景に「キャリアや年齢への不安」
転職・独立をしなかった理由では、「特に理由はない」が33.9%で最も多かった。これを除くと、「自分のキャリアや年齢で転職先が決まるか不安だった」が27.9%で最多となった。「転職・独立に伴うリスクへの不安が強かった」が23.1%で続いた。
一方、周囲からの引き留めを理由とした回答は少なかった。「会社や上司から引き留めを受けた」は5.1%だった。「上司や同僚に『代わりがいない』と言われた」は1.5%だった。
同社は調査結果のサマリーで、転職・独立を考えても動けない理由として、会社や上司による引き留めよりも本人の不安が多いとの見方を示している。



