Photosynth(フォトシンス)とクマヒラは7月27日、両社のクラウドやIoT、セキュリティにおける強みを活かし、デジタル身分証のさらなる普及・拡大のための取り組みで協業を開始すると発表した。

今回の協業で両社は、フォトシンスの「Akerunデジタル身分証」とクマヒラの「セキュリティシステムGG-2」との連携機能の共同開発に取り組み、2026年中の提供開始を目指す。

協業の背景

近年、日本政府では、マイナンバーカードの普及加速をはじめ、健康保険証や運転免許証などのマイナンバーカードへの統合をはじめ、日常生活におけるデジタルIDの活用を積極的に推進している。

また、利便性の向上を目的に、スマートフォンへのマイナンバーカードを含む電子証明書の統合なども進んでおり、安心・安全かつ確実な本人確認のための社会インフラの構築が進捗しているとのこと。

さらに、日常生活でも、個人・法人を問わずデジタルIDの積極的な活用を通じて、オンラインでの会員登録や決済、サービス利用が一般的に広く受け入れられている。特に教育機関向けには、デジタル学生証の標準化に向けた取り組みも始まるとともに、従来のカード型学生証をスマートフォン上のデジタル学生証に置き換える動きが広がるなど、学生や教職員、卒業生などを対象にデジタルIDを活用したサービスの提供が進展している。

フォトシンスは、これまで累計7,000社以上に「Akerun入退室管理システム」を提供してきた認証プラットフォームとしての運用実績とノウハウをもとに、スマートフォンのウォレット機能を活用した「Akerunデジタル身分証」を提供している。一方、クマヒラは金融機関向け金庫設備をはじめ、入退室管理システムなどトータルセキュリティソリューションを30年以上にわたり提供してきた実績を有している。

両社では、行政や教育機関などにおけるデジタルIDの急速な利用拡大を受け、それぞれの強みを組み合わせることで、さまざまな認証シーンにおけるデジタル身分証と入退室管理の一体的かつ統合的な運用を実現し、物理セキュリティのさらなる高度化と利便性の向上を両立させることを目指すため、協業に至った。

協業の概要

今回の協業では、フォトシンスが提供するAkerunデジタル身分証と、クマヒラが提供するセキュリティシステムGG-2の連携機能を、2026年中の提供開始を目指して共同開発を行う。これにより、行政や教育機関、医療機関、またオフィスなどを中心としたさまざまな空間で、スマートフォンのウォレット機能に統合されたAkerunデジタル身分証を使い、クマヒラのセキュリティシステムGG-2を導入する施設にシームレスにアクセスできるようになる。

両社では、今回の共同ソリューションを、デジタルIDへのニーズが高まっている行政、大学や専門学校などの高等教育機関、医療機関などにも展開し、デジタル身分証の利用拡大を推進していく計画だ。