Neowinは、「How to install apps on your Windows 11 PC with Windows Package Manager (winget) - Neowin」において、Windows 11にアプリを簡単にインストールする手法を解説した。
Windowsにアプリをインストールするには、一般的にWebブラウザからインストーラーをダウンロードするか、Microsoft Storeの「入手」ボタンをクリックする方法が利用される。
しかしながら、インストールしたいアプリが決まっている場合、これら手法はWebサイトを探したり、ダウンロードページを開いたりする手間がかかる。そこで今回Neowinは、コマンド1つでアプリを簡単にインストールする手法を解説した。
Windows標準のコマンド「winget」とは
今回紹介するコマンドは、Windowsの標準コマンド「winget」だ。これはWindowsパッケージマネージャーとも呼ばれ、アプリの検索およびインストールを管理することができる。
早速wingetの使い方を解説したいところだが、管理されたデバイスなどではコマンドがインストールされていない可能性がある。そのため、以下の手順を実行する前に、コマンドプロンプトから「winget --version」を実行し、コマンドの存在を確認することが推奨される。
エラーが表示された場合は、公式のインストールガイド「Use WinGet to install and manage applications | Microsoft Learn」に従って、インストールする必要がある。
wingetでアプリを検索する
アプリをインストールするには、インストールしたいアプリを検索し、そのIDを確認する。wingetには検索コマンドとして「search」が用意されており、通常はアプリ名またはその一部を指定するだけで見つけることができる。
Google Chromeを検索するコマンドは次のとおり。
wingetでGoogle Chromeを検索する
winget search 'google chrome'
「chrome」だけでも検索できるが、関連するパッケージがすべてヒットしてしまう。不要な表示を避けたい場合は、できるだけ正確なアプリ名を入力する。
Google Chromeの検索結果
名前 ID バージョン 一致 ソース
---------------------------------------------------------------------------------------------------
Google Chrome (EXE) Google.Chrome.EXE 150.0.7871.182 ProductCode: google chro… winget
Google Chrome Google.Chrome 150.0.7871.182 winget
Google Chrome Beta Google.Chrome.Beta 151.0.7922.34 winget
Google Chrome Beta (EXE) Google.Chrome.Beta.EXE 151.0.7922.34 winget
Google Chrome Canary Google.Chrome.Canary 152.0.7964.0 winget
Google Chrome Dev Google.Chrome.Dev 152.0.7953.3 winget
Google Chrome Dev (EXE) Google.Chrome.Dev.EXE 152.0.7953.3 winget
Google Chrome OS Readine… Google.ChromeOSReadiness… 1.0.4.0 winget
Google Chromeを検索すると、複数の検索結果が表示される。安定版の他にベータ版やCanary版などが表示されるが、それ以外に「(EXE)」の表示が確認できる。
これはインストーラーの形式の違いで、wingetではMSI、MSIX、EXE、ZIPなど複数のパッケージ形式がサポートされている。アプリによっては複数のパッケージが表示されることがあるが、通常は安定版のパッケージを選択すればよい。
wingetでアプリをインストールする
前述の手順でアプリを検索すると、アプリ名に続いてドット「.」を含むアプリIDを確認できる。インストールはアプリ名でも可能だが、アプリを正確に指定するためにアプリIDの使用が推奨される。
インストールコマンドは次のとおり。
Google Chromeをインストールする
winget install --id Google.Chrome
利用規約への同意を求められた場合は「y」を入力し、同意することで続行できる。インストーラーのダウンロードを完了すると、通常のインストール作業が開始されるので、画面の指示に従ってインストールを完了する。
Chromeだけでなく、Visual Studio Code、Git、7-Zip、PowerToys、Docker Desktopなど、多くの定番アプリがwingetからインストールできる。
その他の操作
wingetでは検索、インストールの他に、インストール済みアプリの一覧表示、アップデート可能なアプリの一覧表示、アップデートの実行、アンインストールも可能だ。それぞれ「list」、「upgrade」、「upgrade --id アプリID」、「uninstall --id アプリID」で実行できる。
これらコマンドの詳細は公式ドキュメント「WinGet を使用して install し、アプリケーションを管理する | Microsoft Learn」が詳しい。
前述のとおりwingetの利用は簡単だ。Windowsユーザーはwingetを利用することで、Webブラウザを使用した検索の手間や、Microsoft Storeを開くことなく、アプリを素早くインストールが可能になる。利用にはコマンド操作が必要だが、CLI環境に抵抗感のないユーザーにとって便利なパッケージ管理ツールと言える。
