建設機械・コマツの経営 【 私の雑記帳 】

『慌てず、騒がず』の精神で

 

 時代が混沌とした状況であれば、じっくりとそれに対応する姿勢が求められる。 

 建設機械のコマツ社長・今吉琢也さん(1963年=昭和38年11月生まれ)は、「もともと需要の変動がかなり大きい業界ですので、需要が上がった、下がったというのは当然起こり得ることなので、それに一喜一憂しないようにしたい」と経営のカジ取りについて語る。中長期視点では成長する産業であり、「足元も固めながら、中長期的な取り組みをしっかりやる」と今吉さんは語り、次のように続ける。 

「慌てず、騒がず、中長期的な成長に向けて、やるべき事をやっていこうと思っています」 

 同社は、トランプ関税以前からベストな生産調達体制づくりを進めてきている。 

 クロスソース─―。内外の生産拠点が情報を共有し、アクシデントの発生に備えてきた。予期せぬ政治的、経済的変化が起きた時に、どの生産拠点から需要地に製品を送り出すかといった準備をしてきたということ。 

「代表的な20トンの中型油圧ショベルでいうと、世界で9工場あります。この9工場で全く同じ品質のものを作って、需要の変動に応じて、生産量、あるいは商流を変えていますので、フレキシブルな生産調達体制が何より重要だと思っています」。 

 何より、『慌てず、騒がず』の姿勢が大事ということである。

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